銭亀沢からの夕焼けです

　久し振りに快晴と天気に恵まれた週末で、「夕焼けも春色に輝いているのではないだろうか。」と、銭亀沢海岸に出掛けることにした。行った先の根崎町は、昨年の秋にも素晴らしい夕焼けを眺めることができたところ。今日は、太陽が函館山に落ちる頃と狙いを付けての出陣だ。


　風が少しあり、その影響で波も高かったが、少し春モヤが掛かっているものの雲一つない空だ。しかし、夕焼けには雲があった方が良いときもあるのだが．．．．。太陽が西に傾くほどに海も黄金色に焼け、空は赤く燃えだし期待に応えてくれた。

　　　　　
　ここ海岸には沖合にテトラポットをおき波除けにしているが、波はこのテトラポットに裂けとき、そして、海岸に打ち寄せるときも夕陽に照らされ美しい姿を見せてくれる。あまりの美しさに見とれて、「冷てい．．．。」と、思ったときは既に遅く、足元には波が押し寄せ靴の中は水浸し、ビジョビジョだ．．．．。


　期待していたとおり、夕陽は函館山山頂にゆっくりと落ちていく。その時、空は赤く染まり、まさしく春色というのだろう、素晴らしい光景に暫しみとれてしまった。

　　　　　　　　
　海岸にははぐれ鳥かな、夕焼けに染まりたたずんでいた。そういえば夕陽が落ちる少し前に鳥たちが一斉にねぐらに飛び立っていったのに．．．．．。



　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　ところで、この海岸には、天然記念物に指定されている「コクガン」の越冬地で、集団で見ることが出来る。今日も高い波の中をサーフィンでもしているかのように、波をかき分け戯れていた。驚かしたわけでもなく、遠くから眺めていただけなのに、人気を感じてか20mほど離れていた15、6羽ほどずつの２つのグループが一斉に飛び立った。それにしても、何か合図でもあるのかなあ～．．．．。今月末には北に向けて旅立つそうだ、体力を付けて行くんだぞう～．．．．．。