さ~あイラハイ、イラハイ

2012-05-28 21:32:15 | 塾あれこれ
子供のころ、縁日に見世物小屋がたちました。
恐ろしそうで、しかし入ってみたい。

大人は中が分かっていますから連れて行ってはくれません。
子ども同士の小づかいでは入れない。

結局、呼び込みのところだけを遠くから覗き見し
ろくろ首とか何か、半信半疑の興味津津・・

「さあ、ちょっとだけご覧にいれよう。○○ちゃんや~い」
少しだけ簾を引き上げるのですね。
なんだか中のおどろおどろした光景がチラと見えたような。。

あの引きつける力はすごかったですね。


今でも見世物小屋はあるようですが輝きは残ってます?


ちら見せ、といえば映画の予告。
これも面白そうに見せますが本編はつまらないのも
多いようです。
小屋の呼び込みと同じかな・・

私は20代の終わり頃から予告編は信じておりません。
場合により目をつむって画面を見ないこともあります。


近頃、大新聞のウェブが「ちら見せ」なんですね。

ニュース一覧に興味を引かれることが書いてあり
続きを読もうとすると「ここから先は会員が読めます」

アメリカで新聞のウェブサイトが有料と言うニュースが
ずい分まえに流れていましたが、日本もそういう形に
なりつつあるのでしょうね。

サッカーを見ようとすると有料、将棋を見ようとしても有料

「新聞を購読せず、WEBで済ませようと言うやつは
 ただ乗りでケシカラン。
 宣伝も十分にしたからそろそろ金払って貰いましょうか・・」
ということなのでしょう。

新聞の購読者数が減っているからやむを得ないのでしょうね。


しかしだね、興味をあおっておいて続きは金を払えというのは
何だかヒンがないじゃありませんか。
安物の占い師。

ええ!何だろう?と続きを読むとジツに下らないことが
しばしばあります。

見世物小屋と変わりませんね。

大新聞に似つかわしくない!と思いましたが
「待てよ、大新聞の正体見たり」かなあ。


新聞がTVニュースに主役を奪われて久しいですね。

その原因は速報性にだけ在るのではありません。
お金の問題もあったはずです。(良し悪しは別として)

有料になったら結構多くの人がアクセスしなくなるか
チラ見せだけで済ますか、になるのではないか。

ますます、マスメディアとしての発信力が弱まりそうで
お金を払っても良い情報だけを受け取る人が増えるように
思うのですが、どうでしょう。

新聞ならばニッケイのようなもの(情報中心)でよく
幕の内弁当のような新聞は飽きられ始めているようです。

惰性で新聞を取ってた人も止めるのではないかなあ。

新聞の消滅は物を考える国民を減らすことになるので
困るのですが、すでに怪しげだから・・・


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