「君たちが大きくなるころには世界を相手にするんだ」と
私たちが高校生のころ学校の先生に云われました。
40年以上も前の話です。
私など全くピンとこず、そのままうかうかと過ごし
後になって反省しましたが、・・・遅い・・
現在の子供たちには何と云えばよいのでしょう。
社会のグローバル化、国際協調、などと共に
国際的な競争の激化も避けられないところです。
良い車を作れば世界中に売れ、諸外国との関係ができますが
相手の社会状況・政治状況に否おうなく直面せざるを得ず
ぼーっとしていたらバッシングを受けますね。
必然的に会社内での国際化が急速に、かつ、大きく進みます。
子供たちは世界とつきあう強さを育てねばなりません。
また、厳しい競争を生き抜かねばなりません。
○
そんなときに外国人と同じ土俵では不利。
日本も外国と同じシステムを取り入れ、彼らに負けないだけの
エネルギーを注ぎこむことは可能です。
しかしそれでは勝てません。
ベースとなる部分が違うのです。
中国なら中国の文化があり、一人ひとりには「長い歴史」
という財産が蓄積されているからです。
アメリカにはアメリカのスピリッツがあり、浸透力と
普遍性は図抜けています。
日本でThe black eyed peasは何十年も早いでしょう。
徹底した競争社会を成り立たせる文化も敵いません。
韓国の集中力、インドの思考力、欧州の論理世界ETC
日本は何が可能でしょう?
他の国が真似できないこととは?
それを見つけ出す、あるいは再確認する、ここから始める
仕事が日本人全体に求められています。
教育も事情は同じです。
否、もしかすると教育界から社会に問いかけをできるかも
しれません。
○
日本人の優れていたと思われることを挙げてみましょう。
(すでに滅びかけているものもありそうですが)
個々人のまじめさ、倫理観の高さ、人を信頼できる心
嘘がつけない、規範順守精神、責任感の強さ、
ばらつきの少なさ、一を聞いて十を知る、工夫ができる
マニュアルが不要、などなど。
司馬遼太郎の『アメリカ紀行』から浮かび上がる
日本の良さを再確認したいですね。
日本の長所は「教えない」という教育法に結びつくものです。
完璧とは云えない教育法かもしれませんが、長い歴史が有効性を
証明しているものです。
明治の初めに世界を驚かせた日本人の優秀性は
塾や寺子屋が作り上げたものでした。
そこでは基本的には「教えない」教育です。
明治以降、学校教育が定着しても日本社会には古来の「教えない」
精神が生き続け、学校教育の欠点を補っていたのではないか
と思われます。
教育の伝統が薄まるにつれ学校教育の弱点が見え始め
現代につながると私は考えています。
○
丸ごと「昔に帰れ」は非現実的です。
どのようにすれば再び「教えない」教育を根づかせる
ことができるか、塾も及ばずながら頑張らねばならない
と考えますが、・・笑われちゃうかなあ?
私たちが高校生のころ学校の先生に云われました。
40年以上も前の話です。
私など全くピンとこず、そのままうかうかと過ごし
後になって反省しましたが、・・・遅い・・
現在の子供たちには何と云えばよいのでしょう。
社会のグローバル化、国際協調、などと共に
国際的な競争の激化も避けられないところです。
良い車を作れば世界中に売れ、諸外国との関係ができますが
相手の社会状況・政治状況に否おうなく直面せざるを得ず
ぼーっとしていたらバッシングを受けますね。
必然的に会社内での国際化が急速に、かつ、大きく進みます。
子供たちは世界とつきあう強さを育てねばなりません。
また、厳しい競争を生き抜かねばなりません。
○
そんなときに外国人と同じ土俵では不利。
日本も外国と同じシステムを取り入れ、彼らに負けないだけの
エネルギーを注ぎこむことは可能です。
しかしそれでは勝てません。
ベースとなる部分が違うのです。
中国なら中国の文化があり、一人ひとりには「長い歴史」
という財産が蓄積されているからです。
アメリカにはアメリカのスピリッツがあり、浸透力と
普遍性は図抜けています。
日本でThe black eyed peasは何十年も早いでしょう。
徹底した競争社会を成り立たせる文化も敵いません。
韓国の集中力、インドの思考力、欧州の論理世界ETC
日本は何が可能でしょう?
他の国が真似できないこととは?
それを見つけ出す、あるいは再確認する、ここから始める
仕事が日本人全体に求められています。
教育も事情は同じです。
否、もしかすると教育界から社会に問いかけをできるかも
しれません。
○
日本人の優れていたと思われることを挙げてみましょう。
(すでに滅びかけているものもありそうですが)
個々人のまじめさ、倫理観の高さ、人を信頼できる心
嘘がつけない、規範順守精神、責任感の強さ、
ばらつきの少なさ、一を聞いて十を知る、工夫ができる
マニュアルが不要、などなど。
司馬遼太郎の『アメリカ紀行』から浮かび上がる
日本の良さを再確認したいですね。
日本の長所は「教えない」という教育法に結びつくものです。
完璧とは云えない教育法かもしれませんが、長い歴史が有効性を
証明しているものです。
明治の初めに世界を驚かせた日本人の優秀性は
塾や寺子屋が作り上げたものでした。
そこでは基本的には「教えない」教育です。
明治以降、学校教育が定着しても日本社会には古来の「教えない」
精神が生き続け、学校教育の欠点を補っていたのではないか
と思われます。
教育の伝統が薄まるにつれ学校教育の弱点が見え始め
現代につながると私は考えています。
○
丸ごと「昔に帰れ」は非現実的です。
どのようにすれば再び「教えない」教育を根づかせる
ことができるか、塾も及ばずながら頑張らねばならない
と考えますが、・・笑われちゃうかなあ?