あんたじゃワカラン、代われ とよく言われました。
サラリーマン時代です。
本社に電話してやる!というクレームですから手強い。
電話の交換手(←懐かしいでしょ)がいた時代です。
「井上ちゃん、お願い」
私より遼かに年上のヒトですから断れません。
東京札幌間の電話代が確か2.5秒で10円の時代です。
10分も話すと2400円になります。
遠距離で10分も20分も話し、それでも怒りは収まらず
上記の「代われ」となるのです。
私も一生懸命に対応申し上げ説明するのですが
なにせ若造が言うことです、説得力がありません。
「代われ」で同じ部署の年配者に頼みます。
彼が再び同様の説明を申し上げますと、収まります。
当時の私はいささか不満でしたけれども。
説得力とは、肩書→年齢→理屈の順に並んでいる様で
若造の理屈だけでは相手の心は動かないのでした。
「社長を出せ」「責任者でてこい」
これを一人で対応できなかった私も未熟でしたね。
「Kさん・・」「あいよ!」
当時は早くトシを取りたかったものです。
◎
塾に勤めていた頃。
塾長が東京出張などから帰ってこられると
会議でヒトクサリあります。
「これからは~に気をつけ○○を考え・・」
なかなか良い話ですが、実はそれは我々がすでに
塾長に話している内容と同じなのです。
皆で一斉に
「塾長それは僕らが言ってきたじゃないですか」
塾の講師は気が強いのが多いので
言いたいことをドンドンと申し上げましたね。
当時のあの塾は特に煩かったかもしれません。
上の塾長の例は、いかに身内の話を聞いていないか
ということですが、これは人間の心理です。
私も同じ事をカミサンから聞くのとTVや本で知る
のとでは信用の仕方が違うようです。
カミサンが言うと瞬間的に「ほんと?」がよぎる。
申し訳ないことです。
(むこうだって私の言うことなんか・・)
ま、何はともあれ権威や肩書きには弱いものです。
賞をとったり著名人が褒めると商品が売れるのも
同様ですね。
○
子供だってそうなのです。
校長「今日お招きした某さんは世界的に有名な・・」
と持ち上げると一生懸命話を聞いてくれます。
町内の誰それとかPTA会長くらいだと、ね。
もちろん話が上手でなければいくら有名でもダメで
そこは子供の反応はスルドイものです。
私が塾でやろうとして結局できなかったことの一つに
上記の心理と関係するのですが、講師の上下を生徒や
家庭に知らせないというものがありました。
権威付けは便利なものですが、まだそれがない若者は
やりにくいことだからです。
授業の効率にも拘ります。
一見頼りなさそうな先生でも同じ価値の授業として
生徒が受け取るほうが良いと考えるのですが、
どうでしょう?
それを克服する努力が大切といえばそうなのですが。
サラリーマン時代です。
本社に電話してやる!というクレームですから手強い。
電話の交換手(←懐かしいでしょ)がいた時代です。
「井上ちゃん、お願い」
私より遼かに年上のヒトですから断れません。
東京札幌間の電話代が確か2.5秒で10円の時代です。
10分も話すと2400円になります。
遠距離で10分も20分も話し、それでも怒りは収まらず
上記の「代われ」となるのです。
私も一生懸命に対応申し上げ説明するのですが
なにせ若造が言うことです、説得力がありません。
「代われ」で同じ部署の年配者に頼みます。
彼が再び同様の説明を申し上げますと、収まります。
当時の私はいささか不満でしたけれども。
説得力とは、肩書→年齢→理屈の順に並んでいる様で
若造の理屈だけでは相手の心は動かないのでした。
「社長を出せ」「責任者でてこい」
これを一人で対応できなかった私も未熟でしたね。
「Kさん・・」「あいよ!」
当時は早くトシを取りたかったものです。
◎
塾に勤めていた頃。
塾長が東京出張などから帰ってこられると
会議でヒトクサリあります。
「これからは~に気をつけ○○を考え・・」
なかなか良い話ですが、実はそれは我々がすでに
塾長に話している内容と同じなのです。
皆で一斉に
「塾長それは僕らが言ってきたじゃないですか」
塾の講師は気が強いのが多いので
言いたいことをドンドンと申し上げましたね。
当時のあの塾は特に煩かったかもしれません。
上の塾長の例は、いかに身内の話を聞いていないか
ということですが、これは人間の心理です。
私も同じ事をカミサンから聞くのとTVや本で知る
のとでは信用の仕方が違うようです。
カミサンが言うと瞬間的に「ほんと?」がよぎる。
申し訳ないことです。
(むこうだって私の言うことなんか・・)
ま、何はともあれ権威や肩書きには弱いものです。
賞をとったり著名人が褒めると商品が売れるのも
同様ですね。
○
子供だってそうなのです。
校長「今日お招きした某さんは世界的に有名な・・」
と持ち上げると一生懸命話を聞いてくれます。
町内の誰それとかPTA会長くらいだと、ね。
もちろん話が上手でなければいくら有名でもダメで
そこは子供の反応はスルドイものです。
私が塾でやろうとして結局できなかったことの一つに
上記の心理と関係するのですが、講師の上下を生徒や
家庭に知らせないというものがありました。
権威付けは便利なものですが、まだそれがない若者は
やりにくいことだからです。
授業の効率にも拘ります。
一見頼りなさそうな先生でも同じ価値の授業として
生徒が受け取るほうが良いと考えるのですが、
どうでしょう?
それを克服する努力が大切といえばそうなのですが。