チェックできないのなら教えてはいけない

2008-05-24 19:01:15 | 塾あれこれ
相手によりチェックの仕方が変わるのは当然です。

繰り返しますが人は様々ですからそれぞれに対応
するチェックができて初めて教えたといえます。
状況にも合わせなければなりません。

いくらご家庭でも機械的に同じ問題をやらせただけで
チェックを済ませたとはいかないでしょう。
パタンだけを覚えているかもしれないのです。

とある学年では、出てきた数字をとにかく掛ける、
掛け算とはどういうものかも分からずひたすら。

そんな対応をしているかもしれないけれども
似た問題をしていれば、立派にできてしまうのです。

だから学年が上がると急に足が止まってしまいます。


問題集の編集が参考になります。
どのような問題の並べ方をしているでしょうか。

A→Bという基本の問題をまず掲げます。

A’→B’と変化させます。

A”→B”と続けた後

B→Aと反対方向の出題もあります。

難A→難Bと発展させ 他と組み合わせて

AC→BCなどもあります。

チェックもこういう手順を踏むのです。
本当に分かっているか、注意深く。


チェックは間隔を置いて行います。
1週間後、1ヶ月、3ヶ月、半年、1年など。

回数も人により状況により異なります。
本当に分かっていればそれ以降はチェック不要です。

こちらがチェックを忘れ、生徒は実は分かっていない
とすると剥落が必ず起きます。
家では難しいこととは思いますが多くの場合教え放し
になって剥落を招いています。


万一、成績の伸びに(おかしいな)と思われる時があれば
日ごろの勉強で(あやしいな)と疑われることがあれば
それは遺伝子や教師に起因するだけのことではないかも
しれません。

今までの家庭のありようを見直すことも
大切ではないでしょうか?


チェックを入れるということは記憶の持続に
役立つことでもあります。

ただ、下手をすると鵜呑みのほころびを繕うだけで
終わる恐れもありますね。


なお、教えるときにはヒントを小出しにして
なるべく考えることをリードしたいものです。

当ブログ、06.8.1の記事ほかに書いております。


チェックなど一切しなくてパっと教えてやって
何の不都合も無い子も多いので申し添えますね。


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