小倉散歩

2014-08-31 16:34:18 | 塾あれこれ
ま、びんぼ人ってせわしないもので北斎展を見たら
そそくさと目の前の小倉城へ。

改修工事中だった。

そばを流れる川の橋を渡るとデパート井筒屋です。
小倉唯一の百貨店?


たしか昔は、福岡のデパートに、井筒屋と岩田屋があり
井筒屋はつぶれたかして、博多にはありませんよね。
小倉にはあるんだ。
面白い話がありそうですね。

博多は百貨店が多い町ですが岩田屋の地下に行きます。
(以前は大丸に良い食器があったけれど近年ごぶさた)

旅先は時間が無いとついデパートで済ませちゃいます。


少ない経験からもうしあげる話ではありますが
仙台に対する 石巻
山形     米沢
青森     弘前
盛岡     花巻
名古屋    岐阜
・・・きりがないほど上げられますが
こういう町は文学的にもレベルが高く日本らしい良さが
あります。
何より食べ物が美味い。

もちろん西日本にも数多くあります。

博多には唐津と思っていましたが、小倉も。


デパートを眺め、(失礼ながら経営は大変そう)
ついで、町中へ足を向けますと、
いまだ健在!とばかり小さな店も、古くからの店も、
大きな店舗も、オシャレな店も・・いっぱい

いやあ、なかなかのものです。


草臥れたので、商店街(魚町)の裏にある喫茶店。

表通りには案内の看板だけで、細い路地があり奥は見えません。
ん、これも近年流行りですね。

路地を抜けると、ビルの谷間に広い中庭のような空間
奥に懐かしき日本家屋があって、そこが喫茶店。

悪くはないですね。

縁側と思しき場所にも客がおられます。
庭との間は硝子張り、店内はお客が多そうでした。

庭に案内が置いてあり
「用のある方はこの鈴を鳴らして」とあります。

5センチほどの小さな鈴を鳴らします。
かすかな音、家に届くのか?
マイクでも仕込んであるのか

反応なし。
何度かチリンチリンとやってると、店内の客が
奥へ立っていかれたので、客が来てるよ、という
ご連絡をわざわざして下さったのか・・・

でも反応なし。

来るなということなんでしょうね。

だったら「満席」の紙くらい貼るべきだろ。

広い庭を後ろ髪惹かれる思い。・・でもないか
ゆっくり歩いて先ほどの路地へ戻ります。

「あの、お客様。。失礼いたしました」

こんな声がオアイソでも後ろから掛かるものですが
何もなし。
お店から完全に無視された我々でした。

一見客に対しチベタイのは田舎の観光町にしばしば。

これもたぶん小倉の一面なんでしょう。


カッコつけてたけれどね、『三木屋カフェ』さん、
お前ら、普通じゃ

我が五日市には民家でカレー屋ってのが十年前から
ありますぞ。
それと似た造りで、別に驚きません。

日本家屋で客商売となると空間処理が難しいよね。

悪口をいうのに珍しく固有名詞を出すのは不愉快な
気分が強いということです。
エセ日本文化ブームじゃ。


夕方近くなって、旦過市場
多くの店は仕舞い始めていましたが、まだ営業してる
ところをぶらぶ-らワッチン

生きいきとした昭和があります。

こんな市場を抱えてるだけで小倉は良い町だと
分かりますね。

カミサンに声がかかります。
「奥さん、二皿で500円。どう?」
一皿300円の選りエビ
活きは良さそうでした。

旅じゃなきゃ、買うね。

ところで、料金ですが税込価格のようです。

500円の表示に540円払うんじゃない。

これも嬉しい消費者目線。

うちの近所のスーパーの税抜き表示は何だね。
売る側の都合しか考えてやしない。

店の人も買い手も広島より小倉が上、みたいでした。
ン十年前なら引っ越して小倉に住んでたかも。


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