ネコはグルメか

ＦＭでゴンチチのお二人が猫のグルメについて
喋っておられました。

今飼っている二匹は目が開いたばかりのころから育てており
そのセイでしょう、カリカリしか食べません。

たまに嗅ぐものがあっても、食う物だとは思わないようです。

従って、食卓に何か置きっぱなしでもまったく心配不要。
ふつうはちょっと目を放せばやられちゃうのに。

○
一昨日の写真（古いのをスキャンしてます）の「お母ちゃん」は
半分ノラでしたから、それは素早かった。
ただし人間との距離感は上手でした。悪いことはしない。

引っ越した先の借家で、直前の住人が可愛がっていたようで
すぐに勝手口でエサをねだるようになりました。
（後で分かったのですがご近所の何ケ所でそうだったよう）

その年のクリスマス、寒い夜、台所の外で鳴きますから
硝子戸を開けますと、ひらりと中に入ってきた。
それまでは入ってこなかったのに。

その上まだ数カ月と思しき仔猫が後から付いてきた。

驚きましたが一泊させてやり、そののちも偶に
お泊まりに来ていました。

ところがご近所のどこかが仔猫を「処分」したらしく
「お母ちゃん」の悲しそうな泣き声が何日も続きました。

○
異性にモテる「お母ちゃん」だったようで
しばらくすると、またお腹が大きくなっています。

今度は可哀そうで我が家で産ませてやることにしました。

健康な仔が６匹！
多くは里親を探してやりましたが「お母ちゃん」と「師匠」は
我が家で居つくことになりました。
（写真は貰われていった一匹です）

「お母ちゃん」はノラで生きてきたので何でも食べました。
コンビニのおつまみのような体に悪い濃い味が好きで
私の酒に付き合ってくれましたね。
ちょこっと分けると喜ぶ。

ランチ・・
魚屋でひと山いくらの怪しい鰯をウハウハ
カニカマは大好物
ウナギの頭は丸かじりでゴックン

そのうち好き嫌いが出てきます。

安いネコ缶は喜ばない。
値段通り。正比例で喜びます。
魚屋さんで値段付けのバイトが出来そうです。

寿司ネタのワサビをとってやると必死に喰いました。
「おじさんは取らないよ、ゆっくり食べれば」

しばらくすると刺身パックならば喜ぶようになり、
（酒に付き合うんだから良いもの頂戴）でしょう。

終わりごろは１パック1,000円以下の刺身なら
「な～んだ」って顔をし
当時は高かったサワラの刺身（千、ン百円）ならば
喜びました。

スーパーで高いのを「お母ちゃんに買って帰ろうよ」
さすがにカミサンが「もー！」

ネコのグルメはキリがないようです。