タテのものをヨコに

2007-07-28 10:18:45 | 塾あれこれ
休憩時にある中学生が本を読んでいました。
短い時間でも読むのですから面白いのでしょう。
ハードカバーです。

どんな本か尋ねてみました。
ラブロマンスものかな。
女の子ですねえ。


そのとき驚いたのが小説なのに横書きであること。
私が世の中にウトイということも判明しました。

そういえば教科書だってお知らせだってみんな横書き
パソコンが通常そうだし、縦書きは少ない。
当ブログだって。


驚いたのは
「日本語が変わるだろう」「変わってきつつある」
ということですね。

たかがタテヨコではありません。大きな問題です。

本来は縦書きのものをヨコに直せるのですから内容は
変わらないハズで、日本語が変わる、とはオオゲサ?

高島俊男さん(また登場しました)が書いておられる
ので意を新たにしたのですが、雰囲気の違い程度の
話ではないのです。

パソコンを使えば簡単ですからタテのものをヨコに
ヨコのものをタテに直してみて下さい。

違うでしょ?驚きますね。
文章を変えないといけないところがたくさん出てく
るのです。
長い文章を書こうとすれば構成も変わるハズですね。

そんなこと今ごろ分かったか、とお笑いの方も
いらっしゃるでしょうね。

でも、変えてみても分からない人もおられるか?
残念ながらセンスがないかも・・失礼。

どうも夏季のせいか、バテがもう出てきました。
表現がキツクなります。


文のありようだけでなく、見かけ、気分も
変わります。

漱石を横書きで読みますか?
正字、旧仮名できちんとよまなきゃ分かりません!

芭蕉の句ををヨコに書きますか?


なんて書いてると、井上は文が分かると威張ってる
ようだ、ひとつ懲らしめてやれ、なんて言われそう
ですから急いで白状しますが、私も「気がする」
程度の感覚です。
ついエラソウに書いてしまいますね。反省!


科学の文、国際的な流れ、など縦書きには逆風が
吹いているようです。

ただ、古来の日本文化を知るためには、横書きでは
伝わらないことがあるのです。
パソコンで便利だから、と横書きばかりは良くない
ですね。

日本男児、タテのものはヨコにしない!

除。当ブログ。

締まんね~


最新の画像もっと見る

コメントを投稿