⑤シベリアから帰国した父に歯はなかった

2007-03-30 04:59:17 | 塾あれこれ
先日の「日中戦争」のフォローをしておきます。

私は学者でも専門家でもないので客観的なことを
調べることは出来ません。

したがって、どの程度の事実であったか等は不明
ですが、さもありなん、ということでもあったよう
に思っています。

悪行に言及すること自体は国辱的だとは思いません。
都合が悪いことに触れないほうが良くありません。

勿論ことさら露悪的になることもいけません。
いわゆる自虐的な表明も感心しません。

反対に「日本だけが悪いわけじゃない」という人も
おられるでしょう。私もそのとおりと思います。
けれども、だからといって良くないことはよくない
と言わない事も大きな間違いです。

戦争なんてそんなものと言う人もいるし、そうだろう
とも思います。
けれどもそんなものである「から」触れずにおく、と
いう考えには賛成できません。


更に、そのような事実は「一切」なかった、という人
もおられるかもしれませんが、そこまでゆくと事実を
誤認しています。

わが父も戦場で実見していたそうです。

人を斬殺した人間の顔のものすごさは、時に、父の
もらしていたことです。

父は大の共産主義嫌いでした。
シベリア抑留のひどさも重い口から少しだけ聞いた
ことがあります。
歯が一本もなくなって昭和23年帰国したそうです。


こんな話は教育に関係がないとか、偏った教育をする
人が話すことだ、というのも不適切でしょう。

教育に関係する限り、人間という存在を真剣に考える
必要があるからです。

・・などと書きながら、何で聞かれもしないこと、
あえて言う必要のないこと、面倒で誤解をうけるかも
しれないことを書いているのか、と思う自分でもあり
ます。


本題に戻る前に時間がなくなってしまいました。

私自身は万一戦場に赴けばどうなる?
非人間的になるか、まったく自信がありません。

自分が行かないだけで済ますわけにはいかないと
思いつつ、そうならないことを祈るだけです。
(トシだから徴兵はないですけれども)

この辺りは、遠く「体罰」など教育に関係してく
る問題です。

何も戦争まで引っ張り出さなくても、という意見
もあるかとは思いますが、大切な話です。

右も左もこの件に関してはヒステリックで
考えなければいけないことなのに、触りたくない
空気がありますよね。
3.25


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