脳は成長する

2007-07-26 09:59:14 | 塾あれこれ
これまでは個人の能力が伸びると言うことにほとんど
触れないで話をしてきました。
その都度注釈を加えるのは読むのにも煩瑣ですから。

ある時点でどうしても理解できなかったのに暫く時間
をおくと、すっと分かることがあります。
気がつくと分かるようになっていた!

これはその間に脳の機能が発達したからです。

勉強を進め、新しい知識や考え方を自分の中に取り入
れると、今まで分かりにくかったことがウソのように
分かってしまうのですね。

視野が広がったせい、ともいえるでしょう。

たとえば文字式が分からなかった人が方程式を習って
いるうちに分かってしまうことがあります。

本来は文字式をクリアーして方程式へ進むのですが
文字式が100%できなければ方程式へ進めないという
ものではありません。


正確に理解してもらうために単元の最初に定義から
きちんと始められる先生がおられます。
生徒にとっては負担ですよね。

分かると言うことはステップを上がるように進むもの
ですから厳密な定義は途中までおいてて構わないハズ
と思うのですがねえ。

大局感を正しくしていれば、小さな局面では手順を
前後させる方が有効な場合もあるのです。

先に「分かる気」にさせておいて悪いことはないと
考えます。

個人の力は時とともに伸びるものでもあるのです。
発達段階に応じて思考を深めていきたいですね。
そのほうが自発性も生まれ易いハズです。


厳密なカリキュラムやシラバスを作り上げ、それに
沿って一律に学んでもらう、という考え方は賛成を
できません。

一律に進めるにしても手厚く補習などをしてやれば
よい、というやりかたが流行りです。

きっと、だから伸びないのです!

補習云々は、結局教える側の都合を生徒に押し付けて
いるのですから。

(補習。しないよりは、していただくほうが良い
 のですが)


「分かる」は他の使い方もされます。

☆共感の「分かる」
 「その気持、わかるなー」
☆了解の「分かりました」
☆違いが「分かる」

これらは本来の「分かる」から発展した使い方
でしょう。
この場では省略します。


いや~。やっと終わりました。
読んでいただいた皆様、有難うございました。

明日からは、もうちょっと気楽な話。。かな?


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