手詰まり

2014-12-03 15:04:22 | 塾あれこれ
どの政党の公約も経済に関しては手詰まりのようです。

もともとアベノミクスなんて理論・経済手法はありません。
首相自身が「いわゆるアベノミクスと呼ばれる」と
何度も言われていますね。

国民に分かりやすいように「演説用」に使った
粗い話に、海外からアベノミクスとのネーミングが
ついただけです。

風が吹けば桶屋がもうかる、程度の説明です。

こういう風な好循環に持って行きます、という
レトリックですね。

いかに粗いかというと、もし学習塾が保護者を集めて
「この教材で面白さが増します。
 するとどんどん勉強が進み、成績もあがり
 気分良くしてまた勉強にも励む、という
 好循環が必ず生まれます。」
こんな話をして皆さまが付いてきますか?

そう上手い具合にいくか、と思われる方も
大勢いらっしゃるのではないでしょうか。


政府日銀が実際にやっていることは従来の刺激策で
目新しいことはありません。

劇薬だからと避けてきた部分にまで突っ込んでいますが
新政策と言えるものではないでしょう。
副作用に対する手立てが何も示されないのです。

しかしそれらが市場の予測を超えるものであったので
株価上昇のネタとなったのです。

下がれば上げ、上がれば下げる必要があるのが市場。
嘘でも真でも「~もありうる」と煽って上下させます。

円安は日本経済の長期下落傾向にやっと為替が反応した
ものですが、輸出によい、とのこれまた古臭い概念で
株などが変動したものです。
(海外の投資家にはプラスで買いがふくらんだ面も)

国の資産が大幅かつ急激に目減りして喜ぶ国民は
ヘンであると、私は思いますけれどね。


もちろん、それでもアベノミクスしかないだろうとの
考えも成り立ちます。

野党の逆提案がひ弱ですからなおさらですね


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