「教えられる」から「教えない」も可能

2010-02-23 22:04:19 | 教えない
ご家庭で「教えない」を段階的に導くことは難しいでしょう。
塾や学校の先生をなさっているとか、教える技術が
格別の方なら別なのですが。

もしも「教えない」という世界を塾などと協力して
子供に身につけてもらおうとするならば、思い切って
「塾に云われたから、家では一切教えないことにする。
すべて塾で聞いてきなさい。」と子供に諭すのが
間違いが少ないと思われます。

なぜならば、「教えない」を導くためには
「教える」ことが十二分に出来なければならないからです。

(こう書くと「ふ~ん、あなたはずいぶん自信がおありで」
 と云われそうで恥ずかしいのではありますが、少なくとも
 業界で数年しかキャリアがない、なんて人には大変に難しい
 教育法であるのは間違いありません。
 急いで付け加えますが、キャリアが少なくても上手い人も
 おられます。絶対数が少ないだけで。)


ときおり診断が的確でかつ早いお医者さんがおられます。

一目見るなり「あ、これは」と言い当て我ら患者は驚くのですが
よほど勉強され、また経験を積まれていることが分かります。

それと一緒にしてはお医者様に叱られますが
塾も長い間やっていると「あ、この生徒はここで躓いている」
とすぐに分かるようになります。

色んな教え方に通じ、生徒とのやりとりを重ねしているうちに
ストックが増えるのですね。
教え方も上手になろうというものです。

勿論、瞬時に「処方」ができなくてはならず、加減も必要です。

(白状しますが、私は教え方がそれほど上手ではありません。
 前の塾にいる時は「オレほどの奴はいまい」と勝手に
 うぬぼれていたのも事実ですが、根拠のない自信で・・)

ま、私個人はさておき、仕事を一生懸命にやっていれば
技能もあがりますから、その段階になって初めて「教えない」に
挑戦できるのです。

会社にお勤めなどのお父さん、お母さん方は教えるにしても
一つか二つの方法論しか持ち合わせがおありでない・・
ということが多いのではないでしょうか。


またね、「教えない」ってシンドイんですよ。
(教える)ほうも、(教わる)ほうも。

一直線にそればかりやってたら疲れ果てますから。

(壁を越えるべきときには、それもアリに変わるので
 人により大変につらい時期がくる場合もあります・・)


それから比べると「教える」って何と楽なんでしょう。

子供も喜びますしね。
「塾で分かった!出来るようになった!」
教えてあげる方もうれしいものです。

「なんでウチの子に教えないんだ」と保護者から
お叱りを受けることもありませんし

上手に教えてみんなハッピー、は今の日本向きです。

が・・

長いスパンでみてスポイルしていないことを願うばかりです。

(↑これも、以下のことを申し添えますが
 つねにスポイルしている、などというわけではありません)


話題が変わりますが
西広島タイムスに乗せたEメイルが今使えません。

申し訳ありませんが、もし資料請求などがおありの時は
電話を下さるよう、お願いいたします。
お手数で恐縮です。


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