蜘蛛の秋

『屋根よりも高く張りたる蜘蛛に秋』

蜘蛛は晩夏の季語だそうです。
従って、上記はムリな句。

しかし、「蜘蛛の巣」って秋だと思うけれど。
信じられない処に張った蜘蛛の巣
いかばかりの苦労があったか

それへ吹き始める秋の風

『見上げたる蜘蛛の巣に吹く風の音』

秋じゃありません？
風は「野分」のものでも。

○
『べっちゃーや　小さき子らは家で待つ』

べっちゃー、という祭、それも地方町の
これでは季語になりません。

明治天皇の誕生日を祝った（天長節）
晴れの特異日になっているそうです。

雨のべっちゃー、記憶にないですね。

今年も週間天気予報では雨になっていましたが
徐々に変わってきました。

べっちゃーの祭囃子が近づいて
気がはやるような、しかしやはり小さい子には怖い
抜けるような青空が似合う光景です。