民主党政権、もう総括の時期でしょうね

2012-05-18 09:34:47 | 塾あれこれ
野田政権は、嫌われ仕事の消費税をやるから
とにかく俺をトップに据えてくれ、という恥ずかしい誕生でした。

消費税増税の価値を検討した結果というよりも、自分が
権力の座につきたいがために消費税を利用したのです。
ツケは国民全体が払うので、負担能力がある勝ち組には
大した影響はない、と踏んだのでしょう。

ところが、景気は大丈夫か、となって困っちゃった。
消費税もどれほど真剣に考えていたか、怪しいという所以です。

景気がさらに落ち込むと、勝ち組でも困るかもしれない。
余裕ある高齢者組でもインフレは怖いし、と逆風が吹きます。

既定の路線を、官僚の言われるまま(審議したふり)
(取り組んでいますよというソブリ)でたかをくくり最後は
正面突破、とは行きにくくなってきたようです。

相当の譲歩をして形だけ「結果を残す」あたりで
「政治決着」がつくのでしょう。
本当に税を上げるのか玉虫色にして目先を誤魔化すのです。

上がって困るのは国民の中で経済力の小さい人々。
弱者だし付和雷同するのも多いと見くびられています。

玉虫色にしておけば、また騙せるかもしれませんね。

しかしあまり馬鹿にしているとどこかで爆発し
ギリシャみたいに収まらなくなっちゃうんですがねえ。

次は15%・・・などとずるずる消費税を上げて済むならば
ヨーロッパは上手くいってなきゃならんでしょう。

これを機に国家ビジョンが出てくるべきなのに
我々には何も見えません。
ビジョンはあるが「知らしむべからず」ならまだしも、
能力を超えているとすれば・・

『三代目と隣国馬鹿にできるのか』

民主党の三代目もひどい。
原発も何も(まず結論ありき)という無思考のようです。


ひどかったのは菅がその上を行きます。
けれどもマスメディアが「怒鳴ってばかり」などと
低レベルで叩くだけのことに関して悪いのではありません。

民主党政権で2度、日本の将来を浮上させるチャンスが
ありました。

一つは鳩山退陣。

この時が普天間を解決するチャンスだった。
鳩山はそのつもりでバトンを渡したら、受け取った菅が
何をトチ狂ったんだか、アメリカに尻尾を振った。
圧力に抵抗し切れなかったか、能力のないヤツが時折みせる
根拠なき自己主張か。

沖縄の方に叱られるけれど、辺野古に期限付き移設をし
その代わり20年なら20年で完璧に返還させる仕組みを
作るべきだったのです。
(時限発効の法律で保証すればよろしい)

一人前の国家になる貴重なチャンスだったのに。
米国の焦っていた様子でいかに好機だったかが分かります。

次が3.11

こちらはもっと大きな(国家像を打ちだすチャンス)だった。

が。
菅は勿論、野田も野党もだれもビジョンを持っていなかった。
出せなかったというより、出そうと考えもしなかった。
彼らは一族郎党の金儲けで政治屋を開いているだけだった。。。


鳩山に全責任をおしつけるかのごとく騒いでいる米国の子分が
上記の2度のチャンスに何をしていたか、これを総括する
時期になっているとも思います。


民主は駄目。
じゃ、自民に戻るか?

とんでもない。

役人の支えを失った今の自民党に何ができているか。

これまでの長期政権で培っていたはずの政治的判断力が
カケラも見えません。
では彼らは長い間一体何をしていたのでしょうか?

何もできないから自民党は今「とりあえず反対と言っておこう」

昔の「何でも反対」の野党のほうがまだスジが通ってた・・

今の民主党はオソマツにすぎ、亡国への道を歩んでいますが
貧相な古い裸体をさらす自民党よりまだマシかもしれません。
なんと恐ろしい状況でしょうか。


・・ファシズムが怖いですねえ。


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