高校生の英語力

2015-03-18 15:49:21 | 塾あれこれ
本日の新聞に、文科省の調査した高校生の英語力の
記事が載っています。

中3程度の英語力しかない!

高校で教える英語の悲惨さが十分に伺えますが、ではなく
中学の段階ですでに問題があるのかもしれません。

いずれにせよその高校生がほぼ全員に近く
大学生になってゆくのですから、大~変。

日常英語は中3までの英語力で適う、という話が
妙なところからも裏付けられた感があります。

学校英語がいかに官僚的に取り扱われているかも
推測できますね。
学校の先生は現状の悲惨さを問題視してきたか、
見て見ぬふり?...


言語と言うものは(聞く、話す)と始まり
(読み・書き)に進みます。
誰でも母国語の習得はそうでしょう。

で、現在は従来なおざりにされてきた(聞く話す)
にも力をいれるべきという認識を共有しているのに
英語力がつきません。

学習全般への意欲や貧困でない国家ゆえのおごり
なども原因でしょう。

ただここまで上手くいかないと、もしかして何か
間違っている処があるかもしれないですね。

愚考するに母国語の習得と外国語のそれとの違い。
外国語も(聞く)から入るべきか?
かなりな数の人がそうではないかもしれません。

すでに自由に使いこなせる母国語があるのに
訳が分からぬ音を、ともあれ聞かされて、ノルか?

大人になって(聞く)を集中訓練してもかなり
間に合うのではないかと思います。
よって大半は後回しでもよいのでは。

(話す)は意思疎通に重要ですし、言語への面白さ
たとえ表面的でも、興味を持つには必要です。


進学塾で中学を教えているときは数学と英語を
圧倒的に学んでもらいました。

塾という場所の持ち時間が少ないせいもありますが
英語と数学だけで中学の勉強は大丈夫、とも
睨んでいました。

8割の時間は欲しい。
1割が国語、1割が理科
学校教育もこうなればよいのにね。

英語に関して言えば、まず読み書きの基本!
どんな言葉であるかを理解するのです。

国語と協力しながら「ことばとはどんなものか」も
理解してもらいます。

勉強の中心は圧倒的な読解!
(基本には文法も要るけれど)
聞きとりも合わせておきたいですね。