東電・保安院・政府・官僚・学者・マスメディア

2011-03-25 18:54:33 | 塾あれこれ
2週間たちました。
この間、上記の東電以下には毎日不満や不信がつのります。

とはいえ遠いところから勝手な注文ばかり言うのも
良いこととは思えません。
また不安をあおる片棒をかつぐわけにもいきません。

現場では皆さんが頑張っておられます、
遠目から見た素人の注文も多いのではありますが、
ここでは、黙っているしかないのでしょう。

重たい気分のまま時間が流れてゆきます。
多少の気晴らしでは効き目も薄いようですね。

そんな中、昨夜のTVニュースにはさすがに驚いた。
(結局、勝手なことを言うようになっているようです)

昨夜、11時台、民放を中心にニュースを見てました。
たしかどの局もトップニュースは水道の汚染。

影響は大きいし、関心事であるし、更には東京にまで
具体的な危機が迫っているということでもあり
トップにされたのでしょう。
乳児にミルクを与えるのに困っておられる様子が
丁寧に報道されていました。

ただ、私はそれよりも作業員のβ線熱傷のほうが
とても恐ろしいことのように思われたのです。
ミルクより先ではないか。
とんでもないことの露頭ではないか。

まあ、情報が少なかったとも言えるのでしょうが
それでもマスメディアの危機感が甘いと思いました。

実際に困っておられる水道汚染は皆さん承知のこと
ニュースとしては二番目に、そのかわり詳しく報道
されるべきでしょう。
(お母さんが哺乳瓶でミルクを作る場面ばかり)

ミルクの次に重要な作業員被ばくですか?

2週間たっても状況が一向に良くならず、次第に
悪化してゆくように見えるのは、現場が大変だという
こともあるのでしょうが、一種の情報制御があり
「不安をあおらないよう」大本営発表がなされている
のではないかと多くの人が疑っています。

それを裏付けるようなニュースの取り扱いでは?

この問題は今日、そしてあす以降次第に深刻な内容が
小出しされるのでは?
もしそれが当っているとしたら、国民はずいぶんと
バカにされたものですが、オカミの意図とは反対に
情報の小出しは逆に不安をあおるのです。

ほら30km圏はさっさと退避しておればよかった
大丈夫っていうから残っていた人は必要以上に
大変な目に遭わされたのではないか?
パニックにならないための貧乏くじ、または捨石。
政府の言うことが信用できますか?
これからどんな事態になるか・・

・・こんな風に人々が思っても仕方ありませんよね。

「買いだめは止めましょう」の呼びかけが
「自助努力をしておかないと買えなくなりますよ」の
メッセージを放つのです。
(買いだめのススメではありません。
 政府の言い方が逆効果になりやすい、という話)

だから、少なくとも学者やマスメディアには頑張って
ほしいのです。
ほとんど官僚と似通った言動では、情けない。


ところで私の見通しは(みんな言ってますが)
物価が高騰するであろうということです。
これに貧乏人は手の打ちようがない。
困りましたね。

なんとか4月からの小麦値上げだけでも先送りできない
でしょうかねえ。
政治主導の出番ですが、ヨサノ爺なんか庶民が困る形での
値上げばかりを口走り、見込み薄ですか。