私の最初の記憶

2010-10-03 10:39:27 | SONGS
先日の映画に影響され、自分の記憶で最も古い物を
探しています。

こんなことをするというのは
加齢が進んでいる証拠ですねえ。


初めて自分の脚で立ち上がったことは覚えています。
タンスの下から2番目の引き出しが少し開いていた
ところに手をかけてそれを助けにしたのです。

親が喜んだことを覚えていますから普通より遅かった
のではないでしょうか。

その前のハイハイも、し始めはなかなかうまくいかず
手が弱いので、すぐに頭から突っ込んでいましたね。
その記憶もあります。

もっぱら体をゴロゴロさせて移動していました。

後ろへハイハイが出来るようになった時の記憶もある
のですが、立ち上がった時ほど鮮明ではありません。

赤ちゃんのベッドの上に吊りさげてグルグルまわる
オモチャ?がありますね。メリーゴーランド。

コロンコロンと音を立てながら色とりどりのテープが
末広がりになってぐるぐる回ります。
それが最初に吊りさげられた日の記憶もあります。

これが一番古い記憶かなあ。
(生まれる前とかは・・もちろんありません)


とはいえ、記憶が混乱しているかもしれません。

ずいぶん後の記憶を勝手に最初のものと思い込んで
しまっているかもしれないですね。

親などから言われて後から出来あがった「記憶」
があるかもしれません。

まるっきりのねつ造ではないとは思うのですが
正しいと云う証拠もありません。

ただ、自分があのクルクルまわる色を覚えているのも
間違いのないことなのです。
母でも生きていれば少しは正しさを確認できるのに。

もう少し大きくなり幼稚園に行く前のとても病弱な
ころの記憶はたくさんあります。

夜中に病院に連れて行かれたとか、医者が往診にきた
とか。


二年半の違いで弟が産まれています。
そのときに私も例の「赤ちゃん返り」をしました。
おっぱいをよくねだっていましたね。
ハハハ。

大きくて柔らかくて息がつまりそうで、幸せでした。


さてどれが正しく最古の記憶なのでしょうか?

オッパイはずいぶんあとまで続いていたかもしれません。
これも生前に聞いておくべきでしたか。

『わがたから ひとに話さば無に等し 幼き日々の母の思ひ出』

『まぼろしのあはき記憶の美しくわが宝こそ此処にあれども』