日銀決定は追い詰められて?

2010-10-05 20:40:42 | 塾あれこれ
かぎりなくゼロ金利だそうです。
他の施策とも相まって、思いきった手と自画自賛
されていることでしょう。

私には、追い詰められての官僚的な対応ではないか
という気がします。
「何か思い切った手をうたねばならぬ」

従ってサプライズ感が薄い。
それほど円安には振れないでしょう・・たぶん・・・

(またまた生意気ですがシロート=横町の隠居ですから
お見逃し下さい)

政府や民主党の中長期の経済計画、国のありかた
これが見えないのでどうしても「小手先、場当たり」な
感じがしてしまうのですね。

どんな国にしようかが提示されずに、経済政策は

デフレ脱却
円高是正
財政再建

いずれも(熱が出たから熱さまし)じゃないですか。
先日の為替への日銀介入も同じです。


政府の国家づくりのイメージと言えば

安心できる国づくり、教育改革で人づくり

・・こんな掛け声も同様です。

実際どういう教育を考えればよいのでしょう?


重病人になりかけている日本に熱さましばかりを
処方して大丈夫ですかね?
まず生きるプランを指し示さなきゃ。

対処療法の果てのインフレが怖いのですが、ねえ。。

ナショジオ10月号

2010-10-05 20:13:46 | 塾あれこれ
今月号も充実していますね。

メキシコ湾原油流出がトップ記事ですが
改めて大変な事故であったと分かります。
その他の記事もだいたい充実していますね。


あえて言いますが、どんなメディアでも完全なものは
ありえません。
意思、意見を明確にするならば必ず価値判断が伴い
もし全てについて平等な扱いをできたと仮定しても
それでは何を云うのか分からないものになるでしょう。

また自己の判断を示さないことは無責任につながります。
(ニュース解説なんて、それが多いですね)

第一、全てを検討するなどできませんし、
また、表現も出来ません。

コンプライアンスだけをとってもあらゆることを
書くわけにはいかないことは明白ですね。

仮に書いてあることは全て正しいとしても、
書いていないことがかならず存在します。
ならば、書いてあることは100%正しいとは限らない
ということになります。

したがって、情報を得る時には、必ず注意して
マル飲みをしたり、判断を停止してはいけないのです。


その意味でいえば、ナショジオだって鵜呑みにはできません。

少なくともアメリカの政治経済や西洋文明の影響下にある
ことは免れないからです。

場合によれば、アメリカの「えぐい」部分をカバーしている
面もあると思います。
意図してかそうでないかは私には分かりません・・

たとえば鯨の保護は大切でしょうが、その記事がSSを
のさばらせる土壌につながるかもしれません。

そういった意味で今月号の「魚を食べる」の記事は
オソマツですね。
気のきいた小学生なら知っている食物連鎖だけをもとに
粗雑に話を進めています。
きっと「結論ありき」で書かれたのでしょう。

*乱獲はいけない
*経済大国が大量消費している
*養殖でもエサは多くが自然から得ている
*現在の漁業はサステイナブルではない

など、それぞれは正しいのですが、この記事で短絡し
クロマグロを食べる日本人はいけない
ともなりかねませんよね。

ナショナルジオグラフィックに漂う排他性には
注意すべきですし
またアメリカの権益確保に関する用意周到な手口には
対抗手段が必要です。

パブリシティーを含めた宣伝力が国に必要ですね。