来年の平成31年4月30日、平成天皇から新天皇にご譲位なさることになった。
気安く言ってしまっては不敬極まりない仕儀だが、矢張り同じような年配tということもあり、近しい気分で拝見させて頂いていた。
ご病気を抱えながらのご公務は、さぞや大変だったのだろうなという思いがあった。
新天皇のご即位は5月1日なのだそうだ。輝かしい御代になることを願って止まない。
着ぶくれてそぞろ歩きの二重橋 ひよどり 一平
(きぶくれてそぞろあるきのにじゅうばし)
来年の平成31年4月30日、平成天皇から新天皇にご譲位なさることになった。
気安く言ってしまっては不敬極まりない仕儀だが、矢張り同じような年配tということもあり、近しい気分で拝見させて頂いていた。
ご病気を抱えながらのご公務は、さぞや大変だったのだろうなという思いがあった。
新天皇のご即位は5月1日なのだそうだ。輝かしい御代になることを願って止まない。
着ぶくれてそぞろ歩きの二重橋 ひよどり 一平
(きぶくれてそぞろあるきのにじゅうばし)
昨日は自然公園へ行った。
初顔の老人と会った。私よりはかなり若そうだが、もはや十分な老人だ。
三脚を引きずりながら望遠レンズを肩にして、視線はもっぱら梢の方向だ。小犬の縫いぐるみが、肩から提げた鞄に入っていた。変わった老人だ。
「ナントカが来ているンですよ」 と、小声で言った。「ナントカ」は鳥の名前らしい。
やがてお目当てのナントカが飛び去ったらしく、かの老人は私が撮っていた臘梅にレンズを向け始めた。当然のことながら、二人は近接した位置でカメラを構えたりもした。
キャンキャンと小犬の縫いぐるみが声を上げた。
私は大ビックリ。
「ごめんなさい。私がカメラを準備すると、この子が鞄の中に入って、連れて行けって騒ぐンです。だから、連れて出ないと可哀想で・・・」
「・・・・・・・・・・・」 私は呆れて無言。
「結構暖かいンで、重宝してるンです」 ふーん、懐炉犬か?
寒空や懐炉の犬に吠えらるる ひよどり 一平
(さむぞらやかいろのいぬにほえらるる)
定期検診日。
おずおずと医師の前。
「どうかなさいましたか?」 主治医は女医なだけに、一見もの柔らかなのだ。
「いや、特段のことはなく・・・・」 ガツンとやられそうな予感がした。
「数値が悪くなりましたねエ」
「はあ・・・」 私は検査結果を見ていないので、不得要領。
あとのシーンは推して知るべし。ひどく油を絞られた。
私にもそれなりに自覚があった。一ヶ月ほどでかなり体重が増えたのだ。
いろいろあったから、気持ちが緩んでしまったのかもしれない。
さっそく、歩け歩けを真面目に実行することとした。
寒空や針は十二時十五分 ひよどり 一平
(さむぞらやはりはじゅうにじじゅうごふん)
先頃、友人が手術を受けた。
経過はすこぶる良好で、三日後には退院。
病状が軽かったのか、もともと体力があったからなのか。
山茶花や術後三日で退院す ひよどり 一平
(さざんかやじゅつごみっかでたいいんす)