新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

二重橋

2018年12月26日 00時04分01秒 | 写真と俳句

 来年の平成31年4月30日、平成天皇から新天皇にご譲位なさることになった。 

 気安く言ってしまっては不敬極まりない仕儀だが、矢張り同じような年配tということもあり、近しい気分で拝見させて頂いていた。

 ご病気を抱えながらのご公務は、さぞや大変だったのだろうなという思いがあった。

 新天皇のご即位は5月1日なのだそうだ。輝かしい御代になることを願って止まない。

   着ぶくれてそぞろ歩きの二重橋   ひよどり 一平

   (きぶくれてそぞろあるきのにじゅうばし)

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所詮男は

2018年12月25日 08時55分20秒 | 写真と俳句

     冬の灯や所詮漢はひとりぼち   ひよどり 一平

  (ふゆのひやしょせんおとこはひとりぼち)

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犬に吠えられた

2018年12月24日 07時42分16秒 | 写真と俳句

 昨日は自然公園へ行った。

 初顔の老人と会った。私よりはかなり若そうだが、もはや十分な老人だ。

 三脚を引きずりながら望遠レンズを肩にして、視線はもっぱら梢の方向だ。小犬の縫いぐるみが、肩から提げた鞄に入っていた。変わった老人だ。

 「ナントカが来ているンですよ」 と、小声で言った。「ナントカ」は鳥の名前らしい。

 やがてお目当てのナントカが飛び去ったらしく、かの老人は私が撮っていた臘梅にレンズを向け始めた。当然のことながら、二人は近接した位置でカメラを構えたりもした。

 キャンキャンと小犬の縫いぐるみが声を上げた。

 私は大ビックリ。

 「ごめんなさい。私がカメラを準備すると、この子が鞄の中に入って、連れて行けって騒ぐンです。だから、連れて出ないと可哀想で・・・」

 「・・・・・・・・・・・」 私は呆れて無言。

 「結構暖かいンで、重宝してるンです」 ふーん、懐炉犬か?

  寒空や懐炉の犬に吠えらるる   ひよどり 一平

   (さむぞらやかいろのいぬにほえらるる)

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十二時十五分

2018年12月23日 07時40分51秒 | 写真と俳句

 定期検診日。

 おずおずと医師の前。

 「どうかなさいましたか?」 主治医は女医なだけに、一見もの柔らかなのだ。

 「いや、特段のことはなく・・・・」 ガツンとやられそうな予感がした。

 「数値が悪くなりましたねエ」 

 「はあ・・・」 私は検査結果を見ていないので、不得要領。

 あとのシーンは推して知るべし。ひどく油を絞られた。

 私にもそれなりに自覚があった。一ヶ月ほどでかなり体重が増えたのだ。

 いろいろあったから、気持ちが緩んでしまったのかもしれない。

 さっそく、歩け歩けを真面目に実行することとした。

   寒空や針は十二時十五分   ひよどり 一平

  (さむぞらやはりはじゅうにじじゅうごふん)

 

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三日で退院

2018年12月21日 22時28分41秒 | 写真と俳句

 先頃、友人が手術を受けた。

 経過はすこぶる良好で、三日後には退院。

 病状が軽かったのか、もともと体力があったからなのか。

   山茶花や術後三日で退院す   ひよどり 一平

  (さざんかやじゅつごみっかでたいいんす)

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