新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

冬の鳥

2017年01月19日 06時39分40秒 | 写真と俳句

    冬の鳥沼を抑へて降りにけり     ひよどり 一平

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矜恃かまたは我慢か

2017年01月18日 11時30分10秒 | 写真と俳句

 私ごときが、「矜恃」と力んでみたところで、本当かどうかを疑われるがオチ。

 「麻雀に負けたからって、泣き言は言わねーヨ」

 とか、

 「癌の精密検査をされた程度で、すぐに死ぬワケじゃないサ」

 といった程度のこと。

 「矜恃」と言うより、「やせ我慢」かなァ。

   裸木の矜恃は無言こそよけれ    ひよどり 一平

 

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自問自答

2017年01月15日 20時05分44秒 | 写真と俳句

 自問自答にも、いろいろなものがありそう。

 悩みの深みに嵌まっての自問自答ともなると、なかなか抜け出せないもの。

   葉牡丹の底ひの自問自答かな    ひよどり 一平

 

   1月1日~1月16日に投稿した俳句

     1月8日   松過や絵馬の賑はいなほ盛ん

   1月10日  寒林にゐて脹るるは耳ふたつ

   1月11日  とある日の病む身に優し冬の薔薇

   1月13日  残り世に思ひ幾つか竜の玉

   1月15日  美丈夫は似合わずふくら雀かな

   1月16日  葉牡丹の底ひの自問自答かな

 

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イケメンと美丈夫

2017年01月15日 14時25分48秒 | 写真と俳句

 「イケメン」という言葉はキライだ。いかにも軽佻浮薄ではないか。

 いえ、決して、イケメンと言われている男性たちを嫌っているわけではない。

 ちょいと見のいい若い男性を、「あら、イケメンねえ」などと喉を鳴らしながら言う社会風潮がイヤなのだ。

 ヤッカミではないかという指摘は受けてもいい。「絶対にそんなことはない」と言い切ってみても意味はない。

 ある公共放送の中堅女性アナが、出演者(タレントだったかな?)を紹介する段で、「イケメンですね」と声を掛けた。

 それまで私は、その女性アナを評価していたのだが、その一声で即座に熱が冷めた。

 イケメンは「いけてる面」から発した言葉らしい。内面の素晴らしさをも讃えている言葉ではなさそうだ。

 映画が盛んだった昭和には、「二枚目」や「ハンサム」という言葉があった。語源がしかりしていただけに、安心して使える言葉だ。

 それ以前、「美丈夫」という言葉があった。その使用例をさほど知ってはいない。

     美丈夫は似合はずふくら雀かな    ひよどり 一平

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残り世

2017年01月13日 18時29分42秒 | 写真と俳句

 この歳になり、何年あるか何日あるか分からない残り世に、まだまだ思いは残っている。

 バイタリティと言えば格好いいが、まァ言うなれば未練のようなもの。

 宇宙旅行や世界一周なんぞ、叶うはずもないし、もとより望んでいない。

 ノーベル文学賞は遠慮するとして、芥川賞なら貰ってやってもいいと思っているのだが、作品を一行も書いていないのだから、これは所詮夢のまた夢。笑い話にもならない。

 酒をタラフク呑みたいという望みはあったが、そいつも今は捨てた。

 熱々のラーメンを啜るのも諦めた。

 じゃァ、女性問題かって?

 ふっふっ、そんなこと、ご自分の胸に訊いてごらんなさいよ。

    残り世に思ひ幾つか竜の玉   ひよどり 一平

  

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