今年また去年の案山子が胸張りぬ ひよどり 一平
(ことしまたこぞのかかしがむねはりぬ)
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この田んぼの秋には、この案山子が必ずお出ましになる。
そのほかの季節は、畦道や田んぼの際に意味もなく立たされているのだ。
いや、「意味もなく」と言ったのは私の独断で、この案山子としては重大な任務を負っていたのかもしれない。きっと私が知らなかっただけなのだ。
何故なら、この案山子殿、薄い胸を昂然と張っているではないか。
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この頃は稲雀も少なくなっていますね。
生態系が少しずつ変化しているようです。
ここ数年ほど、雀や鴉の姿が減りました。
どこで生活をしているのでしょうか。