5年前、裏磐梯のれんげ沼で、岸辺が紅葉している光景に出会った。その紅葉が水面に紅い色を落としていたので、気に入って撮った1枚である。
70余年も生きてくると、さまざまな事柄にぶち当たるものだ。
そのたび毎に、なけなしの知恵や勇気で乗り切ったり、周りの人たちに助けられたりして、なんとかここまで生きてきた。威張れるような事跡を残してはいないが、生きてきたことだけは確かだ。
30年ほども前であろうか、「あーあ、もうダメかなあ」、と思ったことがあった。
妻と幼い子供2人、路頭に迷わせることも覚悟せざるをえない事態だった。結果として、そうではなかったのだが、私は悪いほうに思い込んでいたのだ。
その時、偶然にもこの言葉に出会った。他人から見れば、他愛ない言葉かもしれないが、私にとっては、腰からしたあたりにヅシンと衝撃があった。
それは、「得意澹然、失意泰然」、という言葉であった。
この言葉は、中国・明の時代、崔後渠がつくった格言「六然」の中にある。
ちなみに「六然」は、「処自超然、処人藹然、有事斬然、無事澄然、得意澹然、失意泰然」と続いている。
「得意の時、喜び過ぎずに淡々と受け止め、失意の時は、泰然自若としていよう」、という意味のようだ。
しかし私は、「失意の時に泰然自若として過ごすためには、得意の時、有頂天になって喜んではいけないのだ。得意の時こそ、失意の人がいることに思いをいたし、自重すべきではないか」と、勝手に読んでいる。
いずれにしても、私はこの言葉によって救われた。今でも大切にしている。
ブログ村経由でいらしていただいてたのですね。わたしも結構ほろ酔い気分で書いてることが多いのであとで読み返してみると、なんかほんとにろくなこと考えてないなぁってって自分でも思ったりします。どうぞこれからもよろしくお付き合いください。
コメントありがとうございます。
この世の中、いろいろありますよねえ。
ブログにぼやいたりしながら、やっています。
また訪問させて頂きます。
一週間ぶりに帰ってきました。
ランキングがゼロになっているかと思いきや元の位置に踏みとどまっている。感謝です!
印象深い写真ですね。
蔵出し写真も感慨深くていいもんですよね、大事にしてください。
私はパソコンのトラブルで大事な写真を殆ど失いました
今でも残念で仕方ありません。
神秘的でおもしろい写真ですね。人間だれでも、
辛いとき、苦しいとき...有りますよね。私は、苦しくてもプラスに考える事にしてます。「万事好調の時ほど
脇が甘くなる」事が多い、故にプラス思考で、苦難の時は切り抜けるように心がけています。ひよどりさんは元気ですね!私も頑張ろう。
本当におひさしぶりです。毎日訪問しておりました。
蔵出しはスキャナー作業が済んでいないので、少し億劫になっています。
人生って、いいことばかりではありもせんね。調子が落ちた時、とう凌ぐかが勝負ですね。
私など、その連続でした。
たまにはボヤキもでます。