８千歩は歩くつもりで家を出た。
歩き始めるや否や、かなりの暑さに襲われた。「襲われた」のではなく、真夏日の坩堝に突撃をしてしまった。
まさに無謀！しかも水を持たずに！
１千歩ほど歩いて、すぐに気付いた。しかし、せっかく「郷関を後に」したのだから、今さら戻るのもシャクだった。
ペットボトルの水を買い求めて、再び歩き始めた。
歩きながら、中学校時代の野球練習を思い出した。
あの時代は、「水分補給」という考えがなかった。
「水を飲めば汗が出る。発汗作用は疲労の元！」
監督はそんな意味のことを言って、ひたすらゲキを飛ばしていたっけ。
「千本ノック」という「しごき」めいた練習があった。一人の選手に対し、矢継ぎ早やにボールが襲いかかった。
なぜか倒れた選手はいなかった。みんながなんとか堪えに堪えて、頑張っていた。
辛いとは思ったが、イヤだとは思わなかった。
「４番 一塁川上 背番号１６」
そんな夢があったのかも知れない。
野球少年時代を思い出しながら、暑い中を、ホロホロホロホロと歩いた。
しかし今やあの頃の私ではなかった。２千歩も歩かないのに、コースを家の方に変更した。
従って、今日は４千歩ほどしか歩かなかった。
写真はきのう撮影した芍薬。１～２日ほど前だったら、別な顔を見せてくれたかも知れない。これでは年増の姐さんだ。
主人の運転で旅行に行ってきました。 数日前に腰痛になって痛いというなかで。二人して今回は見学にがんばって歩きました。 ただ台風に遭遇してしまいましたけど
正解だと思います。
昔は体育時間中でも水分を摂るな、と言われた
ものですね。
今ではこまめに水分補給を、と言います。
時代変われば？ですが、熱中症になれば
元も子もありません。
クーラーと言う時代の産物のせいでしょうか。
年増のねえさん、耳が痛いですね・・・（笑）
元気の源が判るような気がしました。
年増のお姉さんだって、崩れた色気ってあるものですよね。
絵にするなら、私だったらこちらの方を選びます。
えっ？ それより年増になると何というのかって？
婦唱があれば夫随になるものです。
腰痛なんぞ何のその！
きっと腰痛も快方に向かったのではありませんか。
しかし、台風は女性ですから、辛く当たったのでしょうね。
昔なら正解だったものが、ン十年過ぎると間違いにされます。
水分補給のことはいい例のように思います。
もっともジャイアンツの長島さんは、
「わが巨人は永遠に不滅です！」と言っていました。
「３番青田、４番川上」が、「３番王、４番長島」に変わりましたが、
華がありましたねえ。
この頃は野球熱が醒めて、むしろサッカーです。
移ろい易いのはジジの心です。
桜の花は若さがイノチ。
精いっぱい若さを誇って、一気に散ります。
季語に。「花は葉に」がありますが、
経過を讃えず、嘆いている気配があります。
桜は年増の無惨を自覚しているのでしょうね。
芍薬は年増の魅力に自信があるのでしょうか。
桜を好むか芍薬を好むか？
桜は若さの裏に、なんとなく妖しさを感じます。
私の願望かな？