はじめは、胃ガンだけだと言われて治療を受けた。
極めつきの早期ガンなので、100パーセントの確実性で転移はしていない話だった。
しかもその治療は成功で、確かに転移はしていなかった。1週間で退院できた。
「退院後1週間過ぎれば、多少のお酒はいいでしょう」とは、担当医の心温まるお許しだったのだ。
「良かった、良かった」と安堵した直後、まさにその当日、他の診療科から、新たなガンの宣告を受けた。
退院前、念のためにやった他臓器の検査で、「御用、御用!」となってしまった。
これもまた医師の言を借りれば、「非常な早期ガンです」とのこと。
運が良かったのか悪かったのか。
転移してきたガンでもなく、転移の形跡もないらしいが、愉快な話であるわけがない。
悲観的な言い方をすれば、患者を落胆させないための「嘘も方便」だってこともあるかもしれない。
10日ほどの入院で済むとは言われているが、「二度あることは三度ある」の喩えもあるではないか。
「もうありません」との保証はない。不安や恐怖よりは、むしろウンザリの気分が強い。
男性の平均寿命を考えれば、ソコソコの年齢ではある。
しかし元気でいられるのであれば、まだ少しばかりは生きていたい。
そんな微妙な年齢の今、かかる事態となった次第。
同時多発テロの攻撃に遭っている感じだ。
テロ対策となれば、正規軍の秘密兵器と兵員の気力が頼りとなる。
あっ、それから、憑きが大切だね。
椿の花は、首からストンと堕ちる。だから昔の侍は、ひどく嫌ったものらしい。
私は椿の花に、そんな感じ方を抱いていない。
あの花の赤を、地球創生紀の炎の色と見立てたいほどだ。激しい色合いの花だ。
今の私は、落花寸前の僅かな時間を使って、「私の吉凶をはっきり伝えてくれ」、と訊ねたい気分だ。
自棄を起こしているわけではありませんので、決して誤解をなさいませぬように。
寒椿首堕つ前に訊ねたき 鵯 一平
寒椿にとってみれば、迷惑な話かも知れませんねえ。
椿は茶花に利用します
これはわびすけ系でしょうか?
山椿でしょうか?
本当に綺麗!
椿屋敷とその隣屋敷が舞台です。
織田裕二が元気いっぱいに悪者をやっつけます。
山本周五郎原作の痛快時代劇。
ひよどり様も椿を背景に悪物をやっつけて下さいね。
私は椿の種類にとんと疎い。愛でるだけのグータラ鑑賞者です。
木の根方は山茶花のほうが、ずっと絵になりますね。
織田裕二の椿三十郎はどんなでしたでしょうか。
私は三船敏郎の三十郎でした。
私は山本周五郎の愛読者です。
癌でしたか・・・でも早期発見で良かったですね
ものは考えようです
早期発見で拾った命を生きてると思えば気楽に楽しめることもあるでしょう!
マイペースでいきましょう!
本年もよろしくお願いします
こうして告白出来るなんてすごいことです。
応援してます。
ブログ仲間と一緒に戦いましょう。
幸い早期とのこと今の医療を信じて生きましょう。
写真のような素朴な感じの山椿が好きです。
ひとつだけ・・・
親戚に病気のデパートみたいな人がいます。
救急車なんか何回乗ったことか。
でも生きています。
もう長くないから、などといいながら
元気に暮らしています。
簡単には死なないのですね。
私はその人が生きてくれていることが嬉しいです。
お母上が入院とは大変ですね。
病気と闘う本人も、周囲のひとも、総合力で立ち向かわないといけないようですね。
風邪など引かぬように看病を!
現実は現実として、受け止めております。
そして、それなりの生き方を考えることなのでしょう。
今年もよろしくお願いします。