白く寄せ丸く引くなり秋の波 ひよどり 一平
(しろくよせまるくひくなりあきのなみ)
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写真は少し荒れ気味の秋の浜辺。
弟と二人、打つ波返す波を眺めなから過ごした。大震災の前だったかもしれない。
あのころの弟はまだまだ元気で、私のほうが力づけられていた。
今年の夏、その弟の三回忌法要が営まれた。
折悪しくコロナ禍のため、私は法要に参会することが出来なかった。
コロナ禍が納まりを見せたら、あの海を眺めたいと思っている。
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健康だった弟が先に逝き、病気がちだった私が残っていることを考えると、人には「天寿」があるように思えてならない。ただ当人が知らないだけなのだ。
私たちはそれを受け入れた上て、精一杯生きるしかないのではなかろうか。
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ここのところ幾週間か、腰痛で苦しめられていた。
2,3日前から考えを改め、以前のように歩くことに努めてみた。時には重い荷物を背負って歩いた。
痛みが軽くなってきた。
私にとって「歩くこと」は、今のところ、特効薬なのかもしれない。
もちろん、これとて、いつまで続くか判らないのだが・・・。