緑陰や自転車一台つくねんと ひよどり 一平
(りょくいんやじてんしゃいちだいつくねんと)
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木陰を選んで、行儀よく立てられている自転車。
主らしい人の姿は見えなかった。
どこかで写真を撮っているのだろうか。
放置自転車ではなさそうだが、あたりにはそれらしき人はいない。
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一般論だけれど、年を重ねる毎に、人情の機微が苦手になってくるようだ。
鈍感になるのではなく、むしろ神経質に感じ過ぎて、失敗することが多くなる。
自分に自信をが無くなってくるので、その分、人を疑ってしまうのかも知れない。
人を見て法を説くという言葉もあるしなあ。