新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

高齢者講習の日

2018年06月26日 19時04分39秒 | 写真と俳句

 自動車運転免許証を更新するため、「高齢者講習」を受講してきました。

 前段階で受けた「認知機能検査」が、幸いにも高得点だったため、講習の所要時間は2時間ほど。

 受講者数は男性5人、女性1人の計6人でした。お爺さんとお婆さんばかりです。

 「私は86歳なので、今回が最後の更新です」 ある男性の発言がありました。

 不思議なことに、誰からも追従する発言はありませんでした。皆が皆、複雑な心境だったのだろうと思います。

 待ち時間を含め、ほぼ午前中イッパイで終了。

 「よし、これであと3年間はやれるぞ!」

 以前なら、そんな前向きな気分になれましたが、今回はそんな気分からは遠いです。

 「やれやれひとまずは終わったか」 それが正直な気分でした。

 勇を鼓して、「3年後にまたお会いしましょう!」と言ってみましたが、誰からも元気な返答はありませんでした。

 皆が皆、寂しそうな笑顔を返してくれただけでした。

 あるテレビ番組で、「どうしたら親から免許証を取り上げられるか」といった内容の特番が流れていました。

 子供たちにとっても、深刻な課題のようです。

   寂しげな顔ばかりなり立葵    ひよどり 一平

   (さびしげなかおばかりなりたちあおい)

     因みに、立葵の花言葉は、「豊かな稔り」とか、「希望」なのだそうです。

  

コメント (2)
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