新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

粛々と

2018年04月24日 00時15分56秒 | 写真と俳句

 

  3月から4月にかけて、竹は地中で筍を育てている。だからその時期になると、葉が黄ばんでくる。あたかも落葉樹の秋のころに似ているので、「竹の秋」という言葉が生まれた。

 なんとも哀れな感じがあり、私は「竹の秋」という言葉に惹かれている。

   食塩は日に六グラム竹の秋    ひよどり 一平

   (しょくえんはひにろくぐらむたけのあき)

 私が腎臓ガンの手術をしたのは今から10年ほど前。つまりその頃から、私はアルコールと食塩の摂取量を制限されて今に到っている。さほどつらいことだとは思わなかった。家族はもとより友人たちの協力もあって、現在もなんとか続けている。

 塩分の制限を詠んだからと言って、生命の不安を感じているわけではない。あと幾年の寿命かしらないが、塩分6グラムと酒1合については、粛々と守って行きたいと思っている。今すぐに、死にたいと思っているわけではないので。

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする