新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

含羞と矜恃

2015年12月09日 07時28分51秒 | 写真と俳句

 幾度も言うようで恐縮ですが、私はカラスウリが好きなのです。

 蔦が茂っていたころ、色を潜めて沈んでおりました。

 周囲が枯れ始めるころになって、やや色づきながら、それでもじっとしていたのです。

 蔦が枯れ失せるころ、さらばえつつ色を持っている吾が身を羞じ、じっとぶら下がっているのです。

    含羞の底ひの矜恃からすうり   ひよどり 一平

コメント (2)
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