私にとって、夏は楽しい。なにしろ、孫たちがやってくる。
一方、夏は悲しくて口惜しい季節だ。
広島と長崎に原爆が落とされ、一瞬にして、多くの生命が奪われた。
しかも無差別殺戮だった。
アメリカ人は、反省するどころか、「戦争を早く終結させるため、仕方がないことであった」と、無差別・大量殺戮の正当性を言い立てている。
彼らは万事「正義は我にあり」で、最後まで自国の正当性を言い立てて来る。
反面、日本人ときたら、「日本の国が悪かったのだから、仕方がなかったンだよねえ」と、本気になって反省しているのだ。人がいいのか無気力なのか。
ほんとにそれでいいのだろうか。
いつまでもそんなことでいいのだろうか。
私にとって夏は楽しいのだが、一方では、悔しさを思い出す季節でもあるのだ。