新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

ゆく河の流れ

2011年11月08日 20時38分22秒 | 身辺雑記

Img_5875ts

 昨夜は後輩の通夜。千葉県の九十九里浜へ行ってきた。

 逝ったのは、大汐会メンバーで後輩のK.S君。享年68歳だった。

 以前から、体調の優れないことは知っていた。

 病院でも幾度か会った。病状が快方に向かっていなかったことは、それとなく知らされていた。もちろん、6月に行われた大汐会総会には出られなかった。

 奥さんの話によれば、一切苦痛がなかったとのこと。眠るように旅立ったようだ。やはり、彼の人柄によるものだろう。

 通夜の会場は、東京から3時間弱の距離にあったので、大汐会メンバーのK君、M君と同道した。同道と言えば格好がいいが、私が二人に付き添われたような形だ。

 帰路はさらに気落ちした3人だった。それでも時折、M君から気を取り直すような話題提供があった。M君らしい気の使いようであった。

  「行く河の流れ絶えずして、しかも、もとの水にはあらず。

  よどみに浮かぶうたかたは、かつ消え、かつ結びて、

  久しくとどまりたる例(ためし)なし。」

 鴨長明「方丈記」の書き出しだ。今の私にとって、ひとしお心に響く言葉だ。

 3月11日の「大震災と大津波」以来、私は海の写真が撮れない。映画館からも足が遠のいてしまった。

 また友が一人、逝ってしまった。

 が、しかし、落ち込んでばかりもいられない。先日来、奥日光へ二度ほど行ったように、気合いを入れて行動しよう。

 私の葬儀に際し、「弔辞を読みます」と言い放つ後輩どもに負けてはいられぬ。

 ブログ更新を機に、気合いを入れ直すことにする。 合掌   

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする