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kan-haruの日記

イベント 東京都美術館 第63回日本書道美術院「教育部展」

2009年01月15日 | イベント
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日本書道美術院「教育部展」
第63回日本書道美術院「教育部展」は、1月4日~9日まで東京都美術館で日本書道美術院主催の日書展の併催で開催されました。日本書道美術院は1945年(昭和20年)12月日本の再建とともに故飯島春敬先生が設立した総合書道団体です。
日書展には、一般公募の入選作・入賞作と、今回から初めて併催で、学生部の「教育部展」・第53回「全国競書大会」の作品も展示される事となりました。また、役員1300名の展示作品は、漢字・かなはもとより、新書芸・てん刻など多岐にわたり非常にレベルの高い作品が出品されます。

 日書展開催の東京都美術館

なお、第62回までの教育部展の開催は、2007年8月の夏季に開かれて(「イベント 東京都美術館 第62回日本書道美術院「教育部展」」参照)いましたが、今回から初めて初春の開催となりました。
日本書道美術院「教育部展」を見るのは、小学4年生の孫が出展したのが契機で今年が3回目となります。現在小学校の毛筆習字は、1951年(昭和26年)4月より小学校4年生以上に正科として復活されましたが、3年生以下は学校での習字は鉛筆書きでの学習です。
「教育部展」や「全国競書大会」には、小学生以下の児童が立派な出展作品を見て感心しているのですが、小学校での毛筆習字をもう少し低学年でも学習ができれば、毛筆人口が増えて望ましいことと思っています。

 日書展展示会場

日書展は、東京都美術館の1階会場で展示が行われ、会場に入ると役員の展示作品や一般公募の入選作・入賞作が所狭しと並んでおり、書に縁がないものが書道の鑑賞仕方もわからず、とても多い展示の全作品の観賞はできませんので、受賞したてん刻などを合間にみながら、日書展部会場の間を飛ばして進みました。

 日書展展示入賞作品(写真拡大)

第53回全国競書大会
2階が会場の併催の全国競書大会展示の半紙に書いた毛筆習字の作品を眺めると、何れ劣らぬ力作揃いで書に縁がないものが見ると、受賞作品と比較して優劣が分かりません。全国競書大会には、小・中・高校の部と一般の部があり、一般部には漢字、かなと新書芸があります。
全国競書大会の入賞種目には各賞があり、各部毎に特別賞、日本書道美術院賞、理事長賞、毎日新聞社賞(中学以上)、毎日小学生新聞賞(小学生)、全日本書道連盟賞、高野山金剛峯寺賞やその他の各賞があります。第53回の上位賞の受賞者は、特別賞7点、日本書道美術院賞10点、理事長賞13点、毎日新聞社賞(中学以上)15点、毎日小学生新聞賞(小学生)3点、全日本書道連盟賞25点、高野山金剛峯寺賞42点でした。

 全国競書大会展示会場(写真拡大)

第63回日本書道美術院「教育部展」
全国競書大会展示場の先は教育部展の展示会場です。出品作品の規定は、幼年を含む小学生、中学生と高校生が対象であり、体裁は軸表装にしたものと定められております。
今年の教育部展出展の孫の3作目の作品の題字は「新しい芽」で秀作に入賞して、確実に1年毎に学習成果が出ているようです。

 日本書道美術院「教育部展」会場(写真拡大)

日本書道美術院「教育部展」には、高校の部、中学の部と小学の部があり、各部には各種の上位の入賞種目があり、特待賞、日本書道美術院賞、理事長賞、毎日新聞社賞、全日本書道連盟賞、高野山金剛峯寺賞、教育部展特別賞、みんなの書賞があります。また、一般の入賞種目には、特選、秀作、優作、佳作があります。
第63回の上位入賞の受賞者は、特待賞(高1、中2点)、日本書道美術院賞(高1、中1、小1点)、理事長賞(高2、中2、小3点)、毎日新聞社賞(高3、中3点)、毎日小学生新聞社賞(小4点)、全日本書道連盟賞(高4、中5、小6点)、高野山金剛峯寺賞(高8、中11、小11点)、教育部展特別賞(高14、中24、小26点)、みんなの書賞(高28、中41、小50点)でした。

 教育部展上位入賞作品(写真拡大)

今年で3回の書道展の観賞をしましたが、昔の日本では寺子屋で「読み書きそろばん」として習字が指導されてきました。戦後の日本の義務教育では、小学校では国語の書写として小学4年以上に毛筆で習字を指導するように復活しました。
書道は毛筆で文字を書くことで、文字の美しさを表す古くからの日本固有の芸術であり、美しく書き表した文字を展示する書道展で、作品を見て観賞すると感動をおぼえ、何となく心が落ち着き癒されてきます。書道は独特な東洋固有の素晴らしい芸術ですので、美しい字を書きたいと思ってもセンスが無ければ叶わないのです。

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イベント 神保町・駿河台界隈 第18回神保町ブックフェスティバルと明治大学電機系校友会

2008年11月21日 | イベント
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神保町ブックフェスティバルと東京名物神田古本まつり
明大電友会開催日11月1日には、地元神保町で恒例の第18回神保町ブックフェスティバル(1~3日)が行われていましたので、帰りがけらに立ち寄ってみました。また、同時に第49回東京名物神田古本まつり(10月27日~11月3日)も開催していましたので、電友会へ向かう通りすがりに靖国通り神保町古書店街通りの古本まつりを見ながら行きました。

・第49回東京名物神田古本まつり
第49回東京名物神田古本まつり(千代田区・神田古書店連盟主催) の会場は、靖国通りの駿河台下から専修大学前の交差点までの舗道に、古書店と向き合うように書棚に囲まれた参加店が約100店舗で、延べ100万冊余の出品点数の「本の回廊」が出現し、年に一度の世界最大古本市です。
電友会へ出席のため、都営地下鉄の神保町駅で下車して、靖国通りの神保町交差点から駿河台下までの神保町古書店街を見ながら行きました。朝で時間が早かったせいか、まだ人出はそれほど多くありませんでした。

 第49回東京名物神田古本まつり風景

・第18回神保町ブックフェスティバル
第18回神保町ブックフェスティバル(神保町ブックフェスティバル実行委員会主催)の会場は、すずらん通り、さくら通り、小学館・集英社広場で開催し、218ブース(出版社160、書店5、商店街20、その他33)が出展して、「本の得々市ワゴンセール」の売上げは3日間の合計が5400万円で、出版社ブースの売上げベスト3は、1位早川書房(138万円)、2位大日本絵画(135万円)、3位福音館書店(114万円)とのことです。(新文化通信社ニュースフラッシュ11月4日記事から)

会場のすずらん通り駿河台下の入口に14時半に行くと、丁度「ニューオリンズジャズ」~キャナルストリートジャズバンド~の第3回目の演奏が始まっていました。
駿河台下からのすずらん通りの人出は大変多く混雑しており、出展の2列のどのブースにも人集りでゆっくりと本の物色ができないほどの盛況でした。ブックフェスティバルの見物は、すずらん通りの終わりの白山通りまで歩き、神保町駅から都営地下鉄で帰宅しました。

 第18回神保町ブックフェスティバル風景(左上:イベントのジャズ演奏、中上右上左下中下:ブックフェスティバル開催のすずらん通り、右下:ブックフェスティバル開催のさくら通り)

明大電友会
明大電友会(明治大学電機系校友会)が明治大学リバティタワーで、11月1日に開催されましたので出席しました。
明治大学関係の再近開催の参加したイベントには、2006年の第9回ホームカミングデー(「イベント 明治大学 ホームカミングデー(その1、2)」参照)と、2007年の理工学部の第4回ホームカミングデー(「イベント 明治大学理工学部 ホームカミングデー(その1、2)」参照)と、参加の年数は忘れましたが明治大学校友会などに出席し、最近になって毎年出ています。

明大電友会は、午前11時からリバティタワー2階1021教室で総会が開催され、三浦登先生の司会で、式次第は例によって開会の辞から始まり、川口順也先生の校友会の現状の説明や、前会長が亡くなられたため後任会長の選任が全員一致により任命された新明大電友会会長合田忠氏の挨拶、三木一郎理工学部長の挨拶と続き、森岡一幸先生の講演「空間知能化とロボティクス」を聞き、久保田寿夫先生の閉会の辞で総会の終了です。
電友会の参加者予定は、教員OB・教員が22名、昭和20年代卒業が3名、昭和30年代卒業が39名、昭和40年代卒業が21名、昭和50年代卒業が5名、昭和60年代卒業が3名、平成年代卒業が2名でした。

 明大電友会開催会場風景

・電友会
以前、工学部には「明工会」という同窓会組織がありましたが、1974年(昭和49年)に解散し、その後1997年にOBとの懇親を図る目的で「明治大学電気系校友会」を立ち上げ、1998年に第1回幹事総会を開催し、創立120周年の2001年10月に第1回明治大学電気系校友会総会を開催しました。その後2004年に第2回、2006年に第3回電気系校友大会を開催して、隔年で大会を開催することとなりました。
・電気系工学部の変遷
総会の最後の閉会の辞で、久保田寿夫先生の電気系工学部の変遷の説明がありました。明治大学の工学系の設置は、1944年に東京明治工業専門学校を設置し、1949年の学生改革により新制大学工学部となり、電気工学科、機械工学科と建築学科の3学科となりました。電気工学科は後に電気電子工学科に代わり、1989年に理工学部を設置して電子通信工学科と情報科学科が誕生しました。2007年に電気電子工学科と電子通信工学科を再編して電気電子生命学科を設置しました。

 電気系工学部の変遷(左・中:久保田寿夫先生の電気系工学部変遷の説明、:本郷通りにあった新制大学発足時代の工学部校舎再掲)

・講演要旨
森岡一幸先生の講演の要旨は、人間と共生するロボットは単体ロボットに機能を集中しても限界であり、ロボットのための空間知能化はネットワークがロボット構成を柔軟にでき、ロボットを情報的にサポートをして、分散カメラなどによる対象追跡システム化が必要である。空間知能化の展開は、人間の行動がセンサーとなり、人間の観測結果からロボットのための情報が抽出できる。

 森岡一幸先生の講演「空間知能化とロボティクス」(写真拡大)

・懇親会
懇親会は、13時からリバティタワー23階岸本記念ホールで、加藤徳鋼先生の司会で行われ、開会の辞、先生・校友のお話などの他、立食会歓談で電友会会員間の有意義な交換会が行われました。

 リバティタワー23階岸本記念ホールでの懇親会風景

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イベント 廃棄物リサイクル施設 東京スーパーエコタウン事業施設見学会その2

2008年11月16日 | イベント
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城南島地区の2施設見学その2
・株式会社リサイクル・ピア社見学
午前の城南島地区見学2社目の株式会社リサイクル・ピア社へは、アルフォ社と道路を挟んだ対面にありますがバスで移動しました。
最初に会議室でリサイクル・ピア社の大都市建設廃棄物の高度リサイクルの「システム・技術」についての概要説明を聞いてから、3、4階のリサイクルシステム説明資料展示室、リサイクル施設の見学コースを廻りました。

 株式会社リサイクル・ピア社見学(左・中:リサイクル・ピア社前景、右:高度リサイクルシステムの概要説明を聞く)

まずは、最上階のシステム説明展示室からの城南島周辺のエコタウン事業施設の展望を望みました。最初に見学のアルフォ社はリサイクル・ピア社の陰で見えませんが、右隣は城南島エコプラントで、1つ先の高俊興業東京臨界エコプラント社ではリサイクルの方式は異なりますがピア社と同様に建設系混合廃棄物の処理を行っています。リサイクル・ピア社の南東正面の株式会社ヒューチャー・エコロジー社では中古パソコンなどの電気・電子・情報機器全般の再使用とリサイクルを行っています。

 城南島エコタウンの眺望(左:城南島エコプラント 、中:高俊興業東京臨界エコプラント 、右:株式会社ヒューチャー・エコロジー)

次に城南島から目を南に転じると、その先は羽田国際空港です。生憎と天気は薄曇りであまり見晴らしが良くありませんでしたが、空港をかすかに眺められました。

 かすかに見える羽田空港を眺望する

株式会社リサイクル・ピア社(リサイクル・ピア社パンフレットから 大田区城南島3-4-3)は、平成15年3月に資本金3億円で設立しました。ここの施設では、受け入れた建設系混合廃棄物を仕分けされ、単品(石膏ボード、段ボール、木くず、廃ぷら等)、可燃物、金属くず等、大物(がれき類)に分別して再生素材等は般出します。

 建設系混合廃棄物の仕分け選別処理

再生素材を除く廃棄物は、仕上・精選別ラインで軽・中・重量品と細粒品の4つに分けた選別処理を施します。特に、細粒品については、「磨砕洗浄施設」で土石資源(土砂、コンクリートくず)を水だけを使用して、「米をとぐように」磨りもむ工程を経ると、資源の表面に付着した油分が剥離し、また粒度も均一に調整された土石資源となります。
建設廃棄物処理は、日に200~250台分の600~700トンが運ばれ、大型車が30台と循環回収車の10台を含めて、平日には1000トンの廃棄物処理を行います。

 建設系混合廃棄物リサイクル処理システム(:リサイクル処理中央監視システム、:リサイクル処理システム装置)

中央防波堤内側埋立地区午後の1施設見学
・東京臨海リサイクル・パワー株式会社見学
若干の時間をオーバーして午前の見学を終え12時にリサイクル・ピア社を後にし、バスで青海まで往路の行程を戻る時間を利用して、東京スーパーエコタウン事業施設の説明ビデオを見ながらテレコムセンターへ戻り、レストランなどで各自昼食をとりました。

 中央防波堤内側地区スーパーエコタウン事業施設地図

午後の見学の東京臨海リサイクル・パワー株式会社には、再び中央防波堤内側地区に渡り13時過ぎに着きました。先ずは、エレベーターで上階のリサイクル説明展示室で、東京臨海リサイクル・パワー株式会社のリサイクル事業概要説明を聞きました。

 東京臨海リサイクル・パワー株式会社事業概要説明(左:東京臨海リサイクル・パワー株式会社前景)

東京臨海リサイクル・パワー株式会社(リサイクル・パワー株パンフレットから 江東区青海2丁目地先)は、平成14年12月に資本金46億円で設立し東電が73%出資の東電系列会社です。ここでのリサイクルは、廃プラスチック類、建設廃棄物の破砕・分別処理残さなどの産業廃棄物を日に550トンと、医療機関から出る感染性医療廃棄物を日に50トン受け入れて、それぞれ専用の焼却炉で完全に焼却します。焼却の排熱を利用して、23,000kWを発電してその一部をリサイクルで使用する他は売電します。

産業廃棄物はガス化溶融処理を行い、灰はスラグ化(12%)し建設資材としてリサイクルし、鉄、銅、アルミなどの金属は有価物として売却します。
リサイクル後に残る廃棄物は、北関東・東北などの廃棄場に廃棄しているが、本年度からその一部が中防外側埋立処分場の新設処分場で受け入れられ、運用コストが低減されるとのことです。

 東京臨海リサイクル・パワー株式会社処理プラント全景(左:処理プラント全景説明板、中:産業廃棄物処理プラント、右:右三角屋根の左奥が感染性医療廃棄物プラント)

見学は、エレベータで最上階の見学コースからリサイクル処理中央監視センターや焼却炉建屋や配管構造と感染性医療廃棄物のコーナーを見物しました。
スーパーエコプラントで処理される感染性医療廃棄物は、プラスチック製および段ボール製の医療廃棄物回収容器で、廃棄物の量は40リットル規模の容器で1日約7,000個に相当し、完全密封の容器のまま2系列(1系列は予備炉)の大規模専用炉で焼却します。

 リサイクル処理中央監視センター

見学コースからの眺望は、天気があまり良くなかったのですが、一般にはあまり見られない場所です。14時40分頃見学を終え、解散場所の東京テレポート駅に向かいました。

 東京臨海リサイクル・パワー株屋上からの展望(左:産廃と医療廃棄物受入車の異なる入口道 、:中防外側埋立処分場、:中防内側埋立地から青海方面の眺望)
 
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イベント 廃棄物リサイクル施設 東京スーパーエコタウン事業施設見学会その1

2008年11月15日 | イベント
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東京スーパーエコタウン事業施設
11月6日参加の、所属している東京都異業種交流会H11メトロの見学会は、東京スーパーエコタウン事業施設を見学しました。

東京スーパーエコタウン事業施設(東京都環境局廃棄物対策部計画課スーパーエコタウン担当 新宿区西新宿2-8-1)は、東京都が臨海部の都有地(東京スーパーエコタウン見学施設地図参照)を活用して、循環型社会の変換を推進することを目的に、廃棄物処理・リサイクル施設の整備を進め、その事業者を決定してきました。

これまでに、稼働の廃棄物処理・リサイクル施設は2か所の都有地にあり、1つはテレコムセンター南東方向の江東区青海2丁目地先にある埋立地の中央防波堤内側地区では、PCB廃棄物処理とガス化溶融等発電の2施設が稼働し、2か所目は大田区城南島地区で建設混合廃棄物リサイクル施設、廃情報機器類等リサイクル施設、および食品廃棄物リサイクル施設などの6施設が稼働しています。

 スーパーエコタウン施設(施設図拡大)

スーパーエコタウン事業施設見学会
今年の施設見学会は年間20回開催し、参加は無料で先着順に50名が定員で1名でも申込み可で、開催日毎に異なる組み合わせの3施設を見学します。見学コースは、りんかい線の東京テレポート駅に午前9時に集合で、大型バスで出発です。今回は事前に参加のキャンセルがあり、21名の少ない参加人員の見学でした。
見学は、午前に大田区城南島地区の2施設を見学し、昼食は青海のテレコムセンターに戻りレストランで自由に済ませて、午後に中央防波堤内側埋立地区の1施設を見学後、東京テレポート駅で解散です。

 見学会集合場所(左)と中防外側埋立処分場(右)

午前中の見学は、大田区城南島地区の2施設の見学で、バスは東京テレポートの集合場所から南東のテレコムセンターを通過し、青海2丁目地先から第二航路海底トンネルを抜けて、埋立地の中央防波堤内側地区に渡ります。以前は、このトンネルはごみ廃棄車専用トンネルで、一般車は通行不可でした。
中防内側埋立地から中防外側埋立処分場に渡り、そこから進路を南西に向けて臨界トンネルを潜り城南島に到着です。城南島は、住居の大森町からは東方向にあり、環7通りを行けば距離は近く、戦後はここまでが大田区の埋立地となり、区の面積が拡張しました。

 見学のスーパーエコタウン事業施設のある江東区中央防波堤内側地区と大田区城南島地区の地形図(地形図拡大) 

城南島地区の2施設見学
・株式会社アルフォ社施設見学
城南島地区の施設見学の最初の施設は、城南島地区南岸近くの都有地にある食品廃棄物飼料化施設の株式会社アルフォ社です。

 城南島地区の2施設の所在場所地図

見学の最初は、エコタウン全施設紹介ビデオを見て、アルフォ社の廃棄物飼料化施設システムの概要説明を聞いてから、2班に分かれて施設見学です。

 株式会社アルフォ社施設見学の前(左:株式会社アルフォ社前景、中:廃棄物飼料化施設の概要説明、右:2班に分かれての施設見学)

株式会社アルフォ社(アルフォ社パンフレットから 大田区城南島3-3-2)は、2004年4月に資本金45,000万円で設立した食品廃棄物のリサイクル施設です。ここの施設では、都内近郊から排出される調理残さ、食べ残し、売れ残りなどの食品廃棄物(事業系一般廃棄物)や、食品製造・加工過程での食品残さ、食品廃棄物(産業廃棄物)を受け入れて、乾燥処理をして家畜用の配合飼料原料を製造してリサイクルを行います。

 「油温減圧式脱水乾燥法」システム1(左:原料ホッパー 、中:予備処理タンク 、右:特殊油分離装置)

ここのリサイクル処理の特徴は、他の肥料化や飼料化技術に比べると、短時間で大量処理を行い、1回の工程で10トンの食品廃棄物を約90分で栄養化の高い配合飼料原料の製品化ができます。ここの飼料化技術は、エネルギー源が都市ガスで、廃食用油を熱媒体として利用し、食品廃棄物の80%の水分を蒸発乾燥させて不純物を除去し飼料化する技術で、天ぷら方式とも云われる「油温減圧式脱水乾燥法」システムの技術です。

 「油温減圧式脱水乾燥法」システム2(左:高層建造の天ぷらシステム、中:スクリュープレス、右:中間ホッパー)

見学会の説明で聞いたフード系バイオマス廃棄物の全体像の抜粋を記すと、平成18年の資料では、農業・畜産業が14万戸で稲わら等1200万トン、家畜ふん尿9000万トンである。食品製造業が69000事業所で、動植物性残さが490万トンである。食品卸業者は53万事業者で生ごみが75万トンである。食品小売・外食産業が80万事業者で生ごみが570万トンである。家庭等最終消費者が4700万所帯で生ごみが1050万トンも出るとのことでした。

 「油温減圧式脱水乾燥法」システム3(左:ハンマーミル 、中:最高所にあるシステムの機械、右:ミールクーラー) 

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イベント 大田産業プラザ 第29回日本鉄道模型ショウ

2008年11月07日 | イベント
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日本鉄道模型ショウ
京急蒲田付近には、京急高架化の記事を連載しておりますので頻繁に通っており、第1京浜国道前の大田産業プラザは馴染みの会場です。その大田産業プラザで毎年11月に開催の日本鉄道模型ショウも、回を重ねて今年で第29回を迎えました。
熱心な鉄道ファンでは無いので、今まで日本鉄道模型連合会(JMRA)開催の日本鉄道模型ショウは見る機会がありませんでしたが、11月2日に後学のため始めて見に行きました。

 第29回日本鉄道模型ショウ会場

第29回日本鉄道模型ショウは11月1、2日の開催で、1階大展示ホールで展示・販売の他HOゲージの集合式レイアウトがあり、2階小展示ホールでユーザ作品展とNゲージレイアウトの運転会が開かれ、入場料は1000円(保護者同伴の小学生以下無料)で「日本鉄道模型連合会カタログ2008」が貰えます。

 第29回日本鉄道模型ショウチケット

1階大展示ホールでの展示・販売会場は、入口を入ると中央に集合レイアウトがあり、左手にJMRA本部があります。日本鉄道模型ショウの展示は、HOゲージが中心の主体のイベントであり、Nゲージは脇役です。
会場の入りは、思ったより空いている感じで、販売の模型も超精密で高価な高級製品のキットなどが多く、入場者は比較的年令層が高い鉄道マニアが参加する感じのショウのようです。
また、展示販売の業者も、大手メーカーの他に、中小規模メーカーが多く出展しているのが特徴のように感じられました。

 第29回日本鉄道模型ショウ展示レイアウト

模型の展示品は素人にはとても組立が困難な高精密模型の製品であり、その精巧さに感服しながら展示コーナーを粗く一回りしてみました。

 展示・販売鉄道模型(左上中上右上左下中下右下写真拡大)

始めて見る模型ショウでは、レイアウトに使用するジオラマの精巧さにはいつも感心させられます。また、ペーパーキツトで組める成功なお城、駅舎や種々の家屋などが豊富に品揃いがされており、暇と余裕があればジオラマを作ってみたいなとの誘惑にかられます。

 ジオラマ(写真合成)

驚きついでに、初めて見る模型ショウでHOナロー(9mm)ゲージ鉄道模型にお目にかかりました。ワールド工芸製の関西電力専用線で使用されていた真鍮製の加藤 3tディーゼル機関車完成品を見て、鉄道模型も小型の登場に感心するとともに、動力モーターの小型化は時代の趨勢であると思いますが、価格の2.8万には納得もしながら驚きました。精密模型ですから、1品で10万を超える製品がざらな世界なのです。

 小型ゲージ模型(左写真拡大、右:加藤 3tディーゼル機関車[ワールド工芸])

鉄道模型ショウの人集りは、どこでも集合式レイアウト運転が子供には人気の的で、保護者に連れられてきた児童が運転席を占めていました。

 子供に人気のレイアウト運転(写真合成)

・ユーザ作品展
2階小展示ホールでは、鉄道模型マニアなどが参加してユーザ作品展を開いておりました。ここを、訪れる人は鉄道模型に深く携わっている方の集まりのようで、会場は空いていました。

 2階小展示ホールのユーザ作品展(写真合成)

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イベント ROBO_JAPAN 2008 パートナーロボットを一堂に集めた博覧会

2008年10月25日 | イベント
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ROBO_JAPAN 2008
次代の基幹産業としてのロボット分野において、今後期待されるのが人々の パートナーとして生活支援や介護、医療、教育、エンタテイメント、癒しなどさまざまなサポートをしてくれるロボットです。ROBO_JAPAN 2008は、世界の最先端を行く日本のパートナーロボットを一堂に集めた第1回目の博覧会で、パシフィコ横浜 展示ホール 及アネックスホール(横浜市西区みなとみらい1-1-1)で10月11~13日の3連休に開催しました。12日日曜日14時頃に行って見てきました。

 ROBO_JAPAN 2008博覧会展示会場(左:ポスター、:パシフィコ横浜 展示ホール 、右:展示会場入口)

博覧会はROBO_JAPAN 2008実行委員が主催で、後援は内閣府・経済産業省・文部科学省・総務省/人工知能学会/日本ロボット工業会、ロボットサービスイニシアチブ/ロボットビジネス推進協議会、宇宙航空研究開発機構(JAXA)/横浜市などが名を連ねています。
入場料は、当日券が大人1500円、中高生が1000円、小学生が600円です。

 入場券

・イベント
出展・参加企業数は42社が参加しており、会場を入ると手前中央にROBO-ONE STADIAMUがあり、熱気に溢れる多数の人がスタヂアムを囲み、併演中の二足走行ロボット格闘競技のROBO-ONE 14 in ROBO_JAPAN 2008の競技大会2日目の決勝トーナメントを観戦して熱中していました。

 ROBO-ONE決勝トーナメント戦(写真拡大)

また、ROBO-ONE STADIAMUの反対側正面では、ROBO_JAPAN STAGEがあり、満員の観覧席の周囲にも大勢の人が取り囲んで、ASIMOデモストレーションを熱心に見ておりました。その他のイベントとして、セミナーも連日開かれます。

 ROBO_JAPAN STAGE ASIMOデモストレーション

・展示会場
展示会場は入口を入ってすぐが「ロボット大賞ゾーン」で、その先には大学や研究所が展示の「研究所・自治体・大学ゾーン」のコーナーで、その隣の中央部が「企業ゾーン」です。会場の中央から左側のコーナーは「エンターテイメントゾーン」で、その奥が「未来科学者ゾーン」の展示に分かれています。
とりあえず見学は、ゾーンを意識せずに行きあたりばったりに、興味の引く展示作品を見学して歩きました。

・初登場の世界最小級の2足歩行ロボット
先ずは、タカラトミーの昨年から販売が始まった小型ロボットを見ました。タカラトミーのi-SOBOTは身長(高さ)が16.5cmの二足走行ロボットで、単4形のニッケル水素2次電池3本で30分稼働するそうで、昨年7月から発売されました。それと、今回の博覧会で初登場の、世界最小級の2足歩行ロボット「Robo-Q」にお目にかかってきました。Robo-Qは、高さが3.4cm、重量12グラムでソレノイドを使った歩行機能を持ち、左右の旋回もスムーズに行います。遠隔操作は、付属の赤外線コントローラで行い、3段階のスピード調節が可能な前進ボタンと左右の方向ボタンに、歩行時に音を出すスピーカーを備えております。
リモコン「AIボタン」を押すと「人工知能モード」へ移行して、赤外線による“障害物認識ユニット”により、障害物を除けたり、逆に障害物に向かったりの自律行動を始めます。
本体には、リチウムイオンポリマー充電池を内蔵しており、30分間の充電で約5分間の連続歩行が可能で、博覧会の展示では、迷路を走行させていました。発売は、2009年2月の予定だそうです。

 タカラトミーの二足走行の小型ロボット(:タカラトミーの二足走行小型ロボットi-SOBOT 、:世界最小の2足歩行ロボット「Robo-Q」、:迷路走行中のRobo-Q[右]と赤外線コントローラ[左])

・ロボカップヒューマノイドリーグ
千葉工業大学未来ロボティスク学科では、2050年にサッカーのワールドカップチャンピオンに、人間型ロボットで勝とうという目標のロボカップがあり、その中のヒューマノイドリーグに参加するロボット開発の研究を進めており、ROBO_JAPAN 2008にこれまでの成果のヒューマノイドロボットを出展していましたので見てきました。

 2050年のロボカップを目指してサッカーヒューマノイドロボット(:ゴールキーパーロボットがシュートを守る、:キッカーロボットのキックをキーパーロボットが守る)

・ROBO_JAPAN 2008出展のロボット
日本のロボット技術は、我が国の産業の強みである情報技術、エレクトロニクス、機械工学、素材技術などの要素技術を統合して生み出されています。経済産業省、日本機械連合会、中小企業基盤整備機構などでは、毎年ロボット大賞を選び、受賞ロボットを公開しており、「今年のロボット」大賞2008が12月18~21日までTEPIAで開催(「ITと技術 ロボット大国日本 「今年のロボット」2007 その1、2」参照)されます。

 会場風景(写真拡大)

ROBO_JAPAN 2008出展のロボットも多種多様にわたり、少ないページではとても紹介しきれません。ROBO_JAPAN 2008出展の中からランダムに選んだ出品作品の写真と会場風景を掲示します。詳細は、参加企業社展示ロボット紹介のROBO_JAPAN 2008ホームページを参照してください。

 展示ロボットの抜粋写真(左上中上右上左下中下右下写真拡大)

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イベント 東京国立博物館 大琳派展~継承と変奏~

2008年10月21日 | イベント
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大琳派展
今年は、江戸時代の芸術家の尾形光琳(1658~1716年)の生誕350年にあたり、東京国立博物館の平成館で10月7日から11月16日までの36日間にわたり「大琳派展~継承と変奏~」が開催されましたので、初日の7日の15時半頃都合がつき見に行きました。
大琳派展の主催は、東京国立博物館、読売新聞社、NHKなどで、後援が文化庁の他、協賛がキャノン、花王、光村印刷、日本航空、JR日本などにより開催です。

 大琳派展のポスターと入場券

大琳派展の内容については展覧会公式ホームページ(表示にはFlash Playerが必要です)で概要、みどころ、作品紹介などが詳しく見られる他、「大琳派展~継承と変奏~」のプレスリリース(PDF 1.7MB)をダウンロードすると、主だった展示作品の解説・説明とともに作品写真が手元に取り込めます。当展覧会では、写真やビデオ撮影ならびに鉛筆以外の筆記用具の使用ができませんので、上記の東京国立博物館のホームページとプレスリリースのリンクを開いて見てください。

東京国立博物館 平成館 特別展
尾形光琳生誕350周年記念特別展「大琳派展~継承と変奏~」は、東京国立博物館(台東区上野公園13-9) 平成館で開催しており、観覧料金は大人1500円、大学生1200円、高校生900円で、当日券で平成館の他、本館、東洋館、法隆寺宝仏館も見られます。

特別展では、琳派は狩野派のような世襲による画派とは異なり、光琳はやまと絵の伝統を踏まえ斬新な装飾芸術を完成させ、絵画、工芸で「琳派」という一派を大成させました。光琳が本阿弥光悦(1558~1637年)、俵屋宗達に私淑して、酒井抱一(1761~1828年)らがその光琳を慕うという形で継承されてきました。

 重要文化財 鶴下絵三十六歌仙和歌巻 本阿弥光悦筆 江戸時代・17世紀(東京国立博物館特別展リンク表示)

本展では、琳派を代表する本阿弥光悦、俵屋宗達、尾形光琳、尾形乾山(1663~1743年)、酒井抱一、鈴木其一(1796~1858年)の6人が我が国の美術に大きな足跡を残した芸術を展望しようと、海外美術館やコレクターなどが所蔵する絵画、書跡、工芸などを展示して紹介しております。

 重要文化財 夏秋草図屏風 酒井抱一筆 江戸時代・19世紀(東京国立博物館特別展リンク表示)

・展示会場
特別展の構成は、エスカレータを上がり2階右側の第1会場を入ると、「第1章 本阿弥光悦、俵屋宗達」の展示コーナーです。次の2区切りに区切った展示場の先が「第2章 尾形光琳、尾形乾山」作品の展示場であり、第2章展示場はその先の会場左側の第2会場へと続きます。続いて、次の中間に区切られた半室のコーナーが「第3章 光琳意匠・光琳顕彰」で、さらにその先が最後の「第4章 酒井抱一、鈴木其一」作品の展示場となっています。

 特別展展示会場

出品目録はホームページのリンク表示(ブラウザ表示目録PDF 6期記載表示目録)から見られる様に、非常に沢山の展示品の出品数が多く、特に印象に残った作品以外は、整理しきれないほどの出展量でした。しかも、作品の展示期間をさらに6期に分けて出展するほどの圧巻ぶりです。

・風神雷神図
琳派の絵と云えば「風神雷神図」は誰でもが知っている絵画です。江戸時代の初期に宗達によって描かれた2曲1双の「風神雷神図屏風」は琳派を象徴するもので、琳派の画家によって描き継がれています。光琳は、宗達の「風神雷神図」を一回り大きな屏風に二神の大きさを忠実に写しています。抱一は、光琳の「風神雷神図」を写しています。

 重要文化財 風神雷神図屏風 尾形光琳筆 江戸時代・18世紀(東京国立博物館特別展リンク表示)

大琳派展の目玉は、3作品とともに、其一が襖に描いた「風神雷神図」を含めて4つの「風神雷神図」を、10月28日から一堂に展示されることです。
残念ですが7日の初日には、光琳の「風神雷神図」と抱一の「風神雷神図扇」だけの展示でした。4つの「風神雷神図」は、東京国立博物館特別展ホームページとプレスリリース(PDF)で見られますので、ご覧下さい。

・印象に残った作品
展示場を一回りして、多くの作品を観賞して整理がつきませんでしたが、宗達の「鶴下絵三十六歌仙和歌巻」と「白象図・唐獅子図杉戸」、光琳の大画面一杯の6曲1隻の「燕子花(かきつばた)図屏風」、抱一の2曲1双の「夏秋草図屏風」などの特に印象の深い絵が頭に残りました。

 重要文化財 白象図杉戸 俵屋宗達筆 江戸時代・17世紀(東京国立博物館特別展リンク表示)

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イベント 東海道品川宿 第18回しながわ宿場まつり

2008年10月07日 | イベント
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しながわ宿場まつり
9月27、28日の両日、旧東海道品川宿で第18回しながわ宿場まつり(ポスター)が開催され、28日には12時から北品川八ッ山をスタートして南品川・青物横丁までの約2㌔の間を、マーチングバンド、交通少年団、町から参加の江戸風俗町人行列、人力車・カゴ、阿波踊りなど約1000人のパレードが行われましたので、見に行きました。
・品川宿
品川宿は、東海道五十三次の1番目の最初の宿場であり、1601年(慶長6年)に武蔵国荏原郡品川(現在の東京都品川区)の目黒川河口付近にあった、品川湊(しながわみなと)の港町近くに設置されて、北宿、南宿、新宿に分かれていたと云われます。場所は、現在の京浜急行線の北品川駅から、青物横丁駅周辺にあたり、目黒川を挟んで北を北品川宿(「風景・風物詩 旧東海道品川宿 タイムスリップまち歩き北品川宿(その1~4)」参照)、南が南品川宿とされていました。

しながわ宿場まつりイベント
宿場まつりの呼び物の交通安全パレードと江戸風俗町人行列は、28日12時に八ッ山を出発しますので、京浜急行新馬場駅に12時少し前に着き、品川神社前のサクセス通りを旧東海道へと向かいました。サクセス通りは露天と見物人で一杯で、そこの露天で東海道品川宿小判を1枚450円で売っていましたので記念に買いました。小判は500円の価値があり、品川宿の指定商店で平成21年2月まで通用するものです。

 第18回しながわ宿場まつり風景(サクセス通リ)(:サクセス通りは露天と見物客で満員 、:実際に買い物ができる小判、:富くじ付きうちわ)

旧東海道に出て左に曲がり北品川方面に進むと、すぐ右側が東海道品川宿跡・聖跡公園の入口です。入口では、ペア航空券・宿泊券などの豪華賞品抽選番号が付いた富くじ団扇が100円で売っており購入しました。
その他スタンプラリーや、品川寺で火渡り荒行、品川橋付近と品川神社での鉄砲隊の発射の予定が組まれていましたが、時間の都合で見物はパスしました。
聖跡公園をのぞくと屋台の露天が沢山出店しており、公園広場には特設ステージが設けられていて品川区民吹奏楽団などのイベント出し物があり、着いた時には「ういろう売り」を演じており観客席は満員でしたが、パレードの見学に向かいました。

 第18回しながわ宿場まつり風景(聖跡公園)(:聖跡公園イベント会場、:しながわ宿場まつり1番茶店、:満員の特設ステージ)

旧東海道に戻り沢山の見物客と露天が並ぶ混雑した道をパレードが進んで来る八ッ山方向へと進むと、品川区伝統工芸の保存会で釣り竿の制作実演を見せ、江戸切子も出展していました。

 品川区伝統工芸保存会展示(:伝統工芸保存会展示館、:釣り竿制作、:江戸切子)

旧東海道の養願寺と向かいあった一心寺前では、地元品川寺の多数の山伏のほら貝が並んで高らかに吹き鳴らしていました。江戸時代にタイムスリップしたしながわ宿場まつりには、外国人観光客も訪れ、沿道はカメラを手に集まった多くの見物客で大変な賑わいでした。

 地元品川寺ほら貝を吹き鳴らす多数の山伏達(写真拡大)

・パレード
パレードの進行に逆らって北品川方向に進むと、婦警の白バイを先頭にタレント渡辺直美さんと鈴木凛さんの1日警察署長の交通パレードが続き、交通少年団、江戸風俗姿や吹奏楽団などの行列からスタートです。

 パレード1(左上:先頭の白バイ婦警、中上:タレントの一日署長、右上:交通安全パレード横断幕、左下:交通少年団、中下:江戸風俗浪人、右下:品川女子学院吹奏楽部)

パレードには、品川区の各種団体の行列も参加するほか、濱野品川区長が参加して水戸黄門の扮装で、助さん・格さんをお供にして歩き地元の人から声がかかり、かなりの人気がありました。

 濱野品川区長扮する水戸黄門

秋の旧東海道は、人力車やカゴに、武士・町人・女将・町娘・岡引・薬売・飛脚・大道芸人などに扮した公募の参加者の「江戸町人行列」の参加の他に、着物学院のきれいどころの和服の勢ぞろいや、地元の阿波踊り連などが続き、沿道には沢山の出店と共に集まった多くの見物客で終日賑わいを見せました。

 パレード2(左上:駕篭屋 、中上:人力車、右上:町娘、左下:薬売り、中下:女将 、右下:武士)

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イベント 運動会 第16回お茶の水小学校運動会

2008年10月03日 | イベント
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お茶の水小学校運動会
小学4年の孫が通うお茶の水小学校で9月27日土曜日に運動会があり、昨年と同様(「イベント 運動会 第15回お茶の水小学校運動会」2007年参照)に今年もリレー代表に選ばれたから見に来てとの連絡があり、午前中は所用のため午後から見にいきました。
お茶の水小学校は都心区のため通学児童の減少により、平成5年4月に近隣の小川小学校、西神田小学校と、夏目漱石が通った錦華小学校が統合された小学校で、今年の運動会のテーマは「もえろ紅白15周年」で赤組と白組に別れて伝統の優勝旗を賭けて競い合う運動会です。

 第16回お茶の水小運動会(:紅白応援合戦、:全校生徒が書いた絵画の旗)

紅白合戦伝統の運動会
お茶の水小の運動会は、紅白に別れて対抗して競い合わせるのが伝統で、プログラム競技22種目のうち14種目が対抗得点種目です。幼稚園を除く学年別競技では、3種目の演技種目を除いた全種目が得点種目であり競技対抗を徹底しています。
紅白対抗の徒競争やリレーなどの競技では、紅白をそれぞれ2組に分けて、赤と赤・緑組に白と白青組の4チームの対抗で得点を競います。
こうした中の運動会では参加者も張り切っており、今年もたまたま昨年と同様に孫は白組に選ばれ、リレーでは白・青組に出場が叶い対抗心を燃やしていました。

対抗合戦を見る
当日は、途中からの見学で、小学校に着いたのは午前の部の最後の対抗種目の1~3年代表低学年リレー(勝利を目指してハイタッチ!!)が始まるところでした。この種目までの対抗得点は、赤組が416点で白組が378点を示しておりました。

 第16回運動会午前最後の低学年リレー前の会場(右写真拡大)

・勝利を目指してハイタッチ!!
低学年リレーは、女子の赤組が頑張り、男子は接戦でしたが得点は赤50点(勝点30、分け点20)の白35点(負点15、分け点20)を獲得して、午前の終了時点で赤組が466点で白組が413点となり、点差が開きましたが白組の高学年の席からは午後のリレーと大玉送りで勝って逆転してやると声があがっていました。

 午前最後の対抗戦低学年リレー(:熱戦の低学年対抗リレー 、:午前競技終了時の紅白得点)

小学生と一緒に参加の幼稚園児は、幼稚園閉会式を行い午前で終了です。
昼食休憩は、昼食場として講堂も公開されてますが、薄曇で気温が適度で暑くないので大半の家族は屋外の校庭隅の周囲にシートを敷き、児童と一緒に食事の団欒をして午後に備えての休息です。
午後の最初の種目は、恒例の和太鼓クラブの和太鼓演奏から始まります。

 運動会午前の部終了風景(:幼稚園児運動会閉会式、:参観父兄と一緒の昼食団欒、:午後は和太鼓クラブの和太鼓演奏から)

午後の部競技
午後の競技は、3種目の対抗競技と3・4年の演技を挟んで、目玉の高学年リレーと大玉送りが行われます。お茶の水小の運動会対抗競技の特長として、得点は競技毎に積算して得点掲示板に表示されますが、特に午後の対抗競技では得点表示を伏せて対抗の関心を高め、全競技が終了してから総得点を発表する方式が採られています。
・低学年の対抗競技
午後の最初の低学年対抗競技は、1年生の可愛いい玉入れ(ふりふりたまいれ!)で、3回戦の競技で赤組に軍配があがりました。続く対抗競技は、2年生の徒競争(パワーアップでGo)で頑張りを見せましたが、赤組に迫る点差になりません。

 午後最初の低学年対抗競技(:1年生の可愛い玉入れ、:2年生直線コースの徒競争)

・お茶の水小名物騎馬戦
最高学年の騎馬戦は、お茶の水小運動会の名物の競技で、異なる競技方式で3回戦を争うもので、参観の児童や父兄の熱心な応援が繰り広げられます。対戦結果は、白組の圧勝で終わり、優勝の行方は最後の「高学年リレー」と「全学年の大玉送り」に持ち越されました。

 お茶の水小名物騎馬戦(写真拡大)

・団体演技
午後の団体演技は、3・4年生による「So!乱舞!3・4!」というソーラン節により振付けられたユニークな演技を披露して見せてくれました。参加の孫は、張り切って演技をしていました。

 3、4年生の演技「So!乱舞!3・4!」(写真拡大)

・優勝争いの最後の対抗競技
3~5年生による高学年リレー(Fighting Sprits!!)は、女子と男子戦を行い、5年生がスタートで2番手走者は4年生が引き継ぎ、アンカーは6年生です。参加の白・青組の孫は、3番でバトンを受けましたが最後のアンカーがゴール寸前で追い抜いて2着となり、白組が1・2位を独占して優勝の行方は分からなくなりました。

 優勝争いとなった高学年リレー(写真拡大)

・大玉送り
最後の全学年による対抗の「大玉送り」は、1回戦毎に大玉を2周させて3回戦の競技を行います。1回戦は赤組勝利となりました。残りの2回戦では、白組の1周目でコースを外れて出るというアクシデントがありましたが、2回周の間に取り戻して1勝1敗となりました。最終の3回戦でも白組では、コースを反れそうになった玉を、瞬発的にコースに戻したプレイがあり2勝1敗で勝利となりました。
この結果は、第16回お茶の水小運動会の紅白対抗戦は、白組719点、赤組663点で白組の逆転優勝となりました。

 第16回運動会優勝は白組が獲得(写真拡大)

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イベント 倉澤杏菜ピアノリサイタル 2008 カワイコンサートサロンin表参道

2008年09月17日 | イベント
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倉澤杏菜ピアノリサイタル 2008
2年振りの9月8日午後7時よりカワイ表参道コンサートサロン「パウゼ」にて、倉澤杏菜ピアノリサイタル(KSCO No.232)が開催され、ご案内を頂きましたので鑑賞してきました。


当日のチケットは完売の盛況で、国立ベルリン芸術大学留学で腕をあげられたピアノ演奏を期待しての人気でした。

 リサイタル会場入り口風景

カワイ表参道コンサートサロン「パウゼ」
カワイ表参道(東京都渋谷区神宮前5-1 アクセス図参照)は、東京メトロ表参道駅 A1出口そばの表参道通り沿いにあります。倉澤杏菜ピアノリサイタル開催会場のコンサートサロン「パウゼ」は、その2階にあります。

 リサイタル会場風景

3階には、約30台のグランドピアノが展示してあるグランドピアノフロアがあり、ガラスで区切られた指弾室で弾きながらピアノが選べます。リサイタルの休憩時間を利用して見てきました。

 グランドピアノフロア3階風景

杏菜さんのプロフイル
杏菜さん(プロフイルカワイ音楽振興会から)は、桐朋女子高等学校音楽科を経て、桐朋学園大学音楽学部ピアノ科を卒業し、2006年に「アルス五重奏団」で演奏活動(「春の花とアルス五重奏団コンサート」参照)を始めました。
2006年秋より、国立ベルリン芸術大学に留学が決定し、この年の9月6日に今回のリサイタルと同一会場で、リニューアル前の旧名のカワイミュージックショップ青山2階パウゼで、ベルリン芸術大学留学を記念して、倉澤杏菜ピアノリサイタル(「倉澤杏菜 ベルリン芸術大学留学記念 ピアノリサイタル」参照)が開かれました。

留学中の2007年に、スペインの第26回ヌエバ・アクオポリス国際コンクールで3位入賞や、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン音楽祭、ドイツのユーロ音楽祭、イタリアの国際音楽アカデミーなどの演奏会に多数参加して腕を磨いています。
この年の9月29日に帰国し、ハートフェルトコンサートの企画で東京オペラシティにおいて、倉澤杏菜ピアノリサイタル(「イベント 東京オペラシティ ドイツ留学中の倉澤杏菜ピアノリサイタル」参照)を開催し留学1年の成果を聞かせてくれました。

今年の秋には、文化庁新進音楽家在外研修員に内定し、今後の活躍が大いに期待できます。
杏菜さんとの出会いは、お父さんがIT関係の一流企業に勤務されており、ITを介しての勉強会から知り合いました。

ピアノリサイタルのプログラム
・プログラム
 ブラームス 6つの小品作品118  第1番~第6番
 バッハ=ブゾーニ シャコンヌ 無伴奏ヴァイオリンのパルティタ第2番BWV.1004最終楽章
 (休憩 15分)
 ラヴェル 組曲『鏡』より 3. 洋上の小舟、4. 道化師の朝の歌
 ラフマニノフ  ピアノ・ソナタ第2番変ロ短調作品36(改訂版) 第1楽章~第3楽章
・アンコール曲
 アルベニス スペイン組曲Op.165から タンゴ
 モーツアルト (ヴォロドス編曲) トルコ行進曲


 倉澤杏菜ピアノリサイタルプログラムとアンコール曲

感動のリサイタル
休憩を挟んでの2時間におよぶ熱演は、1年前と比べると格段の技量を示しての旋律の素晴らしさや、最高の力強い演奏に接して普段音楽にほとんど触れていない者でも、杏菜さんの奏でるピアノリサイタルのテクニックには感動し、体に響く音の重厚さには圧倒され感銘を受けました。芸術の奥深さが、感じられたリサイタルでした。

 リサイタルが終わり友達と会話が弾む杏菜さん

リサイタル後、杏菜さんのお父さんから次のメールを頂きました。音楽に造詣のない者には、リサイタルの演奏の素晴らしさを伝える術を知りませんので、お父さんのメールのコメントから当日の杏菜さんの素晴らしい感動の演奏振りを汲みとって頂きたいと思います。

「8日は、娘、杏菜のリサイタルにお出で戴きました事お礼申し上げます。
リサイタルにはお楽しみいただけた事と存じます。私も1年ぶりの演奏を楽しみました。
さて、当日のアンコール曲をご案内します。
一曲目、アルベニス、スペイン組曲からタンゴ、
(再春館製薬所ドモホルンリンクルのCM「そのうちに」編で使われています。)
二曲目、モーツァルト作曲、ヴォロドス編曲 トルコ行進曲
(手が3本あるとしか思えないような対旋律の処理や、超高速の重音進行など、ピアノ編曲たる物かくあるべきと言わんばかりの数々の超絶技巧のオンパレード楽しんでいただけたと思います。)
これからもご支援、宜しくお願い申し上げます。」

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イベント 羽田空港滑走路工事 4本目滑走路建設工事現場を見渡せるD滑走路の見学

2008年08月29日 | イベント
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羽田空港D滑走路見学
現在、東京国際(羽田)空港では、4本目の滑走路となるD滑走路の新設工事を平成19年3月30日から羽田空港南側で進めています。国土交通省関東地方整備局 東京空港整備事務所では、D滑走路の建設工事を一人でも多くの人に知って貰うことを目的に、平成19年3月に工事現場を見渡せるD滑走路展望台を開設して、同年7月から一般公開をしました。

一般公開のD滑走路展望台への見学者は、平成20年のゴールデンウイークには1万人を突破し、8月18日には1万5千人を突破しました。この間の訪問者は国土交通省の記者発表によると、月曜日の休館日を除く開館日には平均50人が訪れ、月に約1200人の訪問があったと発表されています。
D滑走路展望台への見学は、個人1人でも参加が出来ます。特に平成20年3月から第2、第4日曜日の午前と午後の2回にわたりD滑走路展望台見学会が開催され、羽田空港第2ターミナル1階バス停 第4番乗り場から無料送迎バスが出て、約1時間の所要コースで、展望台を見学して第2ターミナル2階バス停に戻ります。

 第2ターミナル4番バス停の見学送迎バス

見学の申し込みは、参加日の前々日の金曜日までに電話で申し込みをして、50人の定員で締切です。8月10日の日曜日に個人で申し込みをして、午前10時30分発の見学会に参加してきました。

 D滑走路展望台へのバスコース

羽田空港の今昔
現在、国内約50の空港と結ばれ、1日約420便が就航し、平成18年度には、国内航空旅客数の約6割にあたる6,526万人が利用し、貨物取扱量が約70万トンで、32万7千回の離着陸の実績を有しています。
1984年から2007年(昭和59年から平成19年)にかけて、空港施設を大規模に沖合へ新たに展開する「東京国際空港沖合展開事業」が行われ、現在、さらなる航空需要に対応するための「東京国際空港再拡張事業」を進めてられています。

空港の開港は、1931年(昭和6年)8月にわが国初の国営民間航空専用空港「東京飛行場」として、面積53haに延長300m、幅15m滑走路1本を設けてスタートしました。1938、9年(昭和13、14年)にかけて、延長800m、幅80mの最初の拡張工事が行われ滑走路が2本整備されました。終戦後、進駐軍に接収され、1958年(昭和33年)7月に全面返還されました。1964年から1971年(昭和39年から46年)にかけ、3本の滑走路を有する羽田空港となり、成田空港の開港に伴い1978年(昭和53年)に、中華航空を除く国際線が移転し国内線空港としての役割を担うことになりました。

D滑走路展望台の見学
今回の見学の参加者は10数名で、羽田空港第2ターミナル1階の路線バス停の第4番乗り場に、15分前に集合し申し込み名簿を確認して出発です。D滑走路展望台へは、環8通りからそれて空港端の道路を多摩川へと進み、トンネルを抜けるとすぐに3階仮設建物の屋上の展望台に到着です。

 D滑走路展望台から望む空港周辺の風景

展望台からの展望は、川崎のアクアライン入口が近くに見えましたが、薄曇りのため海ホタルは見えませんでしたが、この展望台から見る着陸態勢の飛行機は、空港内で最も近くで見られる場所なので迫力がありました。

 D滑走路の建設工事内容説明板(:D滑走路構造説明、:桟橋部構造説明、:接続部構造説明)

見学は、2階の説明室で映写により羽田空港の概要を見て、3階資料室の床に描かれた空港地図や資料により説明を受け、最後に屋上の展望台から説明を聞きながらD滑走路工事の状況を見学しました。展望台の正面からは、桟橋部の工事状況が見られ、左手には桟橋接続部の工事の行われている状況を視察してきました。

 説明室および資料室でのD滑走路工事概要説明

D滑走路建設工事の進行状況
D滑走路建設工事は、平成21年度の完成予定を目指して、365日24時間の工事が進められており、現在は、桟橋部の滑走路の土台となる鋼製ジャケットが次々に据え付けており、埋立/桟橋接続部では鋼管矢板打設が完了して、継ぎ手処理工や中詰め工へと作業が移っています。

 桟橋部工事現場の建設状況(写真拡大)

また、埋立部では捨石マウンドやケーソンが出現して、護岸延長4,500mのうち約3,000mが海上に姿を現しています。

 接続部工事現場の建設状況(写真拡大)

見学を終えてから第2ターミナルの展望台へ上がり、変わりゆく羽田空港を実感してきました。工事中の新管制塔の高さは、約116mであり世界では3番目の高さだそうです。

 第2ターミナル展望台から見た変貌する羽田空港(左:第2ターミナルの展望台、:D滑走路埋立部、:工事中の新管制塔)

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イベント 国立印刷局 1億円紙幣札束の重量を実感できる国立印刷局滝野川工場

2008年08月03日 | イベント
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国立印刷局滝野川工場
6月11日の午後、所属している東京都異業種交流会H11メトロの見学会で、日本の紙幣・切手・旅券・郵便貯金通帳・証券類・政府刊行物などの印刷を行っている、独立行政法人国立印刷局滝野川工場を見てきました。

滝野川工場(北区西ヶ原2-3-15 地図参照)は、メトロ南北線西ヶ原駅から徒歩5分、またはJR上中里駅から徒歩10分で、本郷通り(都道455号)の正門前に集合して、午後1時からの見学です。工場の見学は、2週間前までの予約により、月曜から金曜までの9、10、13、14時から約1時間半で、毎回1人から60人程度の見学ができます。
なお、工場内の写真撮影は、展示館の一部と庭の鳳凰像の前の2ヶ所を除き、撮影禁止です。

滝野川工場の正門は電動扉で開閉し、門内の正面通路には車両の通行を停止させるため上下動する鋼鉄棒を備え、さすが紙幣などの重要な印刷工場ですので厳重なセキュリティ態勢です。

 国立印刷局滝野川工場正門

独立行政法人国立印刷局
国立印刷局は、東京港区に本局を置き、虎ノ門、滝野川、王子、小田原、静岡、彦根、岡山の7工場を運営して、職員の身分は国家公務員とされています。

印刷局の沿革(*)は、1871 年(明治4年)に大蔵省紙幣司として創設され、紙幣寮と改称されました。翌年に太政官正院印書局に改称し紙幣国産化の取組が行われるとともに証券類、郵便切手の製造、活版印刷等の印刷・製紙業務を行い、1877年(明治10年)に大蔵省紙幣局として国産第1号の国立銀行紙幣(新券)1円の製造を開始、1898年(明治31年)には統合印刷局(内閣所管の外局)として官報を発行しました。
1943年(昭和18年)からは大蔵省関連の印刷局となり、2001年には財務省関連の印刷局に移り、平成15年に現在の独立行政法人国立印刷局となりました。平成20年4月1日現在の役職員数は、役員7名、職員4,834名です。

 P字状建屋の国立印刷局滝野川工場

滝野川工場見学
滝野川工場の業務は、日本銀行券、国債、収入印紙、その他諸証券類の製造を行っています。見学は、正門の通路をまっすぐに工場建物に向かって進み、工場手前で左側に曲がると右奥に鳳凰像が見えます。その左手建屋の説明ホールで先ず映像を観賞してから、各自のお札を出してルーペで拡大しながらじっくりと偽造防止技術の説明や、お札に印刷されている記番号の説明などを聞きました。

 国立印刷局滝野川工場見学集合写真

国立印刷局が有している有益な偽造防止技術(*)には、お札を斜めから見ると別の画像が現れるLine View、見る角度を変えると光沢を持った複数の画像が現れるMetallic View、コピー機で複写すると肉眼で見えない文字や画像が出現するCopy Check、微小な文字により画線を構成し画像を表現するマイクロ文字や、特殊な形状の網点により画像を表現する特殊形状スクリーンなどがあります。

お札に印刷の記番号は、「アルファベット1文字+6桁の数字+アルファベット1文字」で、使いきるとアルファベットが2文字となります。数字は、000001~900000までを使います。

次の工場見学は、P字状建屋の工場の2階通路の窓からの見物です。印刷の工程(*)は、印刷するお札の原図を工芸官が筆により絵の具で超繊細な技術で図柄を画き、それを高度な技術を持った工芸官が専用器具で彫刻して原版を作ります。
原版から印刷用の製版を作り、国立印刷局が開発した銀行券印刷機で印刷します。次に、偽造防止技術の1つのホログラムを貼り、お札の管理の記番号が印刷され、1万円紙幣20枚が印刷された大判の紙幣ができます。これを、裁断して検査し、1000枚束にして日本銀行に納入されます。

 1億円紙幣の実物重量を実感する

工場見学後には、別棟の資料館で国内外の古いお札や、偽造防止技術のホログラム、特殊発行インキ、すき入れバーパターン、マイクロ文字などの紹介展示物を見てから、最後に1億円の大判の札束を持ち上げて10Kgの重量を実感した後、中庭の鳳凰像の前で見学記念の集合写真を撮りました。
鳳凰は、明治に発行した紙幣に鳳凰の図を採用して以来、現在の1万円札の裏模様になっており、国立印刷局のシンボルです。

 国立印刷局シンボルの鳳凰像

見学後、メトロで後楽園に出て恒例の懇親会で喉を潤おして解散しました。

注:この見学記は、国立印刷局ホームページにリンクしており、*印情報は、「国立印刷局ホームページから転載」しています。

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イベント 浅草ほおずき市の中清 ゆかた着にての異業種交流会H11メトロの暑気払い

2008年07月20日 | イベント
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H11メトロの暑気払い
異業種交流会H11メトロは、地方独立行政法人東京都立産業技術研究センターが異業種交流事業として募集した、東京都異業種交流会グループの中の平成11年に発足したグループの一つで、毎月例会を開催しており7月には暑気払いを行っており、2007年にはとうふ屋うかいで開きました(「イベント 東京芝とうふ屋うかい 異業種交流会H11メトロ恒例の暑気払い」参照)。

・ゆかた着の暑気払い
今年の暑気払いは、7月9日のほおずき市が開かれている浅草中清で、ゆかたを着ての集いとなりました。ゆかたでの参加は、昨年の暑気払いの上記ブログに記載の通り、2007年の6月例会の研修旅行で茨城県結城市にある「つむぎの館」にて浴衣 の絞り染め体験が行われ、参加者は仕立て上がりの浴衣を着てとうふ屋うかいの暑気払いに集まる意図でしたが、仕立てが遅れて実現できず、そのため今年のほおずき市の中清まで延期されたのです。

ほうずき市
毎年7月10日は、浅草寺の享保年間(1716~1736)頃からの功徳日で、この日に参拝すれば四万六千日のご利益があるといわれ、この縁日の9、10日には「ほうずき市」(「風景・風物詩 夏の風物詩 浅草ほおずき市 その1~2」2006年参照)が開かれます。

 浅草寺境内のほおずき市(写真拡大 2008.7.9)

ほうずき市の頃は、梅雨明けも間近で夏らしくなり、お堂の両側から裏手の広場にかけてほおずき市、金魚屋、風鈴、虫籠、燈籠等の商い店が並び、浴衣がけでの散歩には絶好であり、今年の暑気払いの開催には最高の時と場所となりました。

 ほおずき市でのほおずき売り

暑気払い後には、夜のほおずき市の境内を散策することになっていますが、午後6時から開催の暑気払いの少し前に来て、明るい中のほおずき市と夜店のほおずき市の両方を対比して楽しみたいと、先ずは境内を歩いてみました。
雷門から仲見世、宝蔵門と毎度見慣れた風景ですが、時間的には比較的少ない人出でした。

 ほおずき市が開かれている浅草寺

浅草寺には、3月9日に世界大戦大空襲に因んだ浅草戦跡めぐり(「イベント 63年前の東京大空襲傷痕 浅草、本所、深川の戦跡をめぐり平和を祈願する その1~4」参照)に参加し、二度と戦争を繰り返してはならぬことを祈念して参詣しましたが、6月9日には現在の平和を祈願して参拝し、余生のご利益をお願いしました。

 四万六千日のお参詣

中清での暑気払い
2008年の暑気払いは、明治3年(1870年)創業の江戸前天麩羅老舗の中清(台東区浅草1−39−13)で午後6時からの開催です。
中清へは、雷門からの仲見世通りを進み、伝法院通りを左に曲がって浅草六区へと進むと左手に浅草公会堂があります。公会堂を左に折れると、向かいが石畳と灯篭が迎えてくれる数寄屋造りの離れ座敷のある中清です。

 明治3年(1870年)創業の江戸前天麩羅老舗の中清

暑気払い会席の座敷は、玄間を入り中間に沢山の緋鯉が泳ぐ池のある中庭を、左に曲がった一番奥の静かな離れ座敷です。
暑気払いの出席は、2組のご夫妻を含めて10名で、半数の5名がゆかた着での参加です。
当日は天気が良く、暑気払いで涼を採るに相応しい季節であり、早速ビールで乾杯した後、思い思いに冷酒、焼酎を取り寄せて、百数十年変わらぬ魚介類をゴマ油でサックリ揚げた、黄金色が美しい江戸前天江戸前天麩羅を賞味しながら、歓談や情報交換をして2時間半の涼をとりました。

 2008年H11メトロ暑気払い会席

・夜のほおずき市散策
中清で暑気払い後に、涼しくなった浅草寺境内の江戸時代から続いている夜のほおずき市を散策しました。境内には、よしず張りの露店が約250軒並び、お店によりほおずきの並べかたもいろいろで鉢を吊り下げた店や地面に置いた店、いきな売り声の下町風情の売り子など江戸情緒たっぷりのほおずき市です。

 ゆかたで夜のほおずき市散

ほおずきは、鉢無しの赤いほおずきが800円で、青い実のほおずきの鉢には江戸風鈴が付いて2500円でしたので、これからの夏の演出が楽しめますので買い求めました。初めての夜のほおずき市を楽しんで解散しました。

 ほおずき鉢
 
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イベント 外国人邦楽演奏 インターナショナル邦楽の集い2008

2008年07月16日 | イベント
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インターナショナル邦楽の集い
今年も「インターナショナル邦楽の集い」が、東中野の梅若能楽学院会館(中野区東中野2-16-14)で6月1日に開催されましたので、4年連続で鑑賞してきました。
このインターナショナル邦楽の集いは代田ナショナル長唄会の主催によるもので、集いの特長は日本留学の外国人の方が長唄、箏、仕舞、尺八などの邦楽に魅せられて、ボランティアのプロの先生の指導を受けて、半数の方は初心者でありますが日本人以上に古来の古典芸を理解して出演して、学習の成果を見せてくれます。

 出場者が作成のパンフレットとプログラム(拡大)

演奏の出演者は、外国人と共に邦楽を愛する常連の邦人と、邦楽指導の先生や子弟などで、幅広い曲目の演奏が聞かれ、今年で2001年以来7回目の開催です。
この邦楽の集いを知ったのは、仕事上の異業種交流会のメンバーの1人が常連の出演者で、2004年の本願寺ブデイストホール、2005年梅若能楽学院と、2007年青山鉄仙会能楽堂での講演(「イベント 外国人邦楽演奏 インターナショナル邦楽の集い その1、2」参照)と続き、今回も異業種交流会のメンバーと一緒に鑑賞し、外国人の堪能ぶりには、日本人以上であることで毎回感心させられています。

インターナショナル邦楽は、邦楽指導の大学の先生やプロの方の指導と出演・助演はボランティアで成り立ち、当日配布のプログラムやパンフレット、入場券のデザインは、交流会のメンバーの演奏者の豊嶋さんがデザインの職を活かしてお手の物で作られたもので、素晴らしい出来映えの一部を掲載しました。

 インターナショナル邦楽の集い2008 オープニング(:梅若能楽学院能楽堂、中:出演者登場、:オープニング挨拶)

第一部
開演は午後3時からで、途中10分の休憩をはさみ一部(プログラム)、二部構成の演出で客席は満員です。時間と共に最初の演題の長唄「雛鶴三番叟」の出演者総勢23名(内外国人12名)の登場です。演題の紹介は、出演者が交代で行い、日本語と英語の二ヶ国語で行います。三番叟は、前半と後半に分かれ、翁と千歳との踊りと三番叟の踊りが入ります。

 長唄「雛鶴三番叟」(左:出演者による日米語の演題解説、:雛鶴三番叟)

邦楽の集いは、代田インターナショナル長唄会・西村真琴の主催ですので長唄が中心となり、それに仕舞(能)、箏・尺八、笛のプロの達人のゲスト出演が加わった構成で、箏と尺八は外国人の演奏です。二つ目の演題の尺八「月夜の剣士」のは、ブルース ヒユーバナーの演奏で外国人として初めて芸術大学修了した琴古流尺八の奏者です。

 尺八「月夜の剣士」(左:日米語による演題解説、:尺八「月夜の剣士」)

次の演題の仕舞は、能の曲の一部を能面や能装束を着けずに、囃子もなしで地謡をバックに舞います。地謡は、梅若万三郎門家で能公演会「ぬえの会」主宰の八田達也と鈴木啓吾、長谷川晴彦で、外国人の4人が踊ります。また、交流会の豊嶋さんが、初めて仕舞に挑戦しました。

 地謡をバックに舞う仕舞(:初挑戦の仕舞「小袖曽我」)

次のプログラムは、箏・尺八の合奏でブルース ヒユーバナーと箏奏者カーティス・パターソンとの共演で、八橋検校(1614-1685)作曲の「みだれ」などを合奏で聞かせてくれます。箏奏者は、外国人として初めてNHK邦楽技能者育成会を卒業し、沢井忠夫、一恵師の門下生として師事し、広いジャンルのアーティストとして活動しています。

続いて、長唄と長唄メドレーの演奏で、外国人が三味線に10人、笛に6人、小鼓に6人が出演して「越後獅子」などの名曲が演奏されました。

 箏・尺八合奏と長唄メドレー(:素晴らしい外国人コンビの箏・尺八の合奏、:長唄「いきおい」 、:長唄メドレー「蜘蛛の拍子舞」)

第二部
休憩後の第二部(プログラム)の演目は、最初の箏曲アンサンブルで、箏・尺八合奏演奏の両者のリーダーの下に箏7人(内外国人2人)で、十七弦とⅠの箏、Ⅱの箏が織りなす三重箏曲の競演です。

 十七弦とⅠの箏、Ⅱの箏と尺八が織りなす三重箏曲(写真拡大)

午後の二番目に、外国人5人が出演の三味線で長唄「石橋」をはさみ、続く仕舞は八田達弥親子の出演で、光弥、和弥兄弟の熟達した演技が見られました。

 八田達弥親子共演の仕舞(:八田光弥君の「猩々」、:八田和弥君の「嵐山」 、:仕舞「弱法師」八田達弥)

次の笛演奏は、人間国宝福原流宗家四世寶山左衛門師と重要無形文化財江戸里神楽の四世若山藍胤雄師に師事し、東京芸術大学大学院修士課程修了の福原流笛方の福原寛による独奏で、能管(日本の竹製の横笛)による「春潮」と篠笛による「汐まねき」を聞かせて貰いましたが、何時聞いても第一人者の笛の音は素晴らしいものでした。

 福原寛の能管と篠笛の世界(写真拡大)

インターナショナル邦楽の集い2008の最後フィナーレは、八世杵屋正治郎作曲の長唄「元禄花見踊り」で、外国人の出演が唄に2人、三味線に6人、笛1人が参加して、総勢29人による素晴らしい演技で華やかな演出でした。

 フィナーレの長唄「元禄花見踊り」(写真拡大)

フィナーレの後に箏のバック演奏が入り、本日の出演者が舞台に総出で、主催者西村真琴の挨拶にて2008年外国人邦楽演奏の幕を閉じました。

 エンディング(:エンディングの箏の調べ、:エンディングの勢揃い、:主催者西村真琴の挨拶)

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イベント 京急ファインテック久里浜事業所 京急ファミリー鉄道フェスタ2008 その4

2008年06月15日 | イベント
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特修工場見学
今回の京急ファミリー鉄道フェスタ2008には親・子・孫の3代の参加で、午後の部は子と孫の参加で、12時頃に会場総合案内所前で待ち合わせをすることで連絡をとり、それまでの時間に、特修工場見学(再掲拡大構内地図J)や京急沿線版Nゲージ模型展示(構内地図Q)などを見て時間を調整しました。
主工場には、旧1000形車両が展示してあり、前回その3で掲載の車体上げ作業実演車が格納されているピットの先に特修工場があります。

 主工場展示通路(左・:旧1000形展示車両、右:車体上げ作業実演ピットの先にある特修工場)

・特修工場
特修工場は、工場内に立ち入ることはできませんが、修理作業中の各種電車の見学ができました。

 特殊工場全景(:工場全景、中・右:修理作業中の電車)

・Nゲージ模型展示
特修工場から総合案内所に向かう右側の建屋には、Nゲージ模型や「京急110周年の歩み」パネル&グッズ展が見られました。

 Nゲージ模型展示(左・:Nゲージ模型展示は人気で満員)

ステージイベント
会場入り口横の特設ステージにて小出直樹さんの大道芸を行っている前で、フェスタ2008に参加の親・子・孫が集合しました。その後のステージでのじゃんけんゲームには、孫が参加して勝ち抜いて商品のグッズが貰えたのを見てからの午後は、子と孫の2人が洗車体験に参加しました。

 じゃんけんゲーム(左:勝ち抜き戦、中:勝ち残り、右:商品グッズを貰う)

孫たちと見学のバトンタッチしてからフェスタとはお別れで、お帰り電車乗り場(構内地図V)から新1000形ステンレス車で、京急久里浜駅にでて快速電車に乗り換えて帰路につきました。

 お帰り臨時電車(:お帰り電車は新1000形ステンレス車、:新1000形ステンレス車内部、:会場はまだまだ盛況)

洗車体験
ステージのイベントに参加した後、午後14時開催の事前応募の洗車体験です。お帰り電車乗り場の横の洗車体験集合場所(構内地図K)には参加者が集まっており、洗車体験の電車への乗車は、電車工場に敷設の沢山の線路を横断する地下道を潜ってイベント会場とは対岸の工場まで渡ります。

 地下通路を通り洗車体験車乗り場へ(左:地下通路入口、中:地下通路、右:洗車体験車乗り場)

 京急ファインテック構内図(構内拡大図)

洗車体験車乗り場で乗車し、体験車の発車後洗車場までは、複雑な入替え線を辿ります。

 入替え線を辿り洗車場へ(左:洗車体験車に乗車、中:洗車体験車出発、右:洗車場までの線路は複雑)

何回も入替え線を渡りながらやっと洗車場への線路に進入して、洗車場に入ると車両が清掃され、一般では味わえない大型電車の洗車を体験し孫は大喜びです。

 洗車場へ進入(左・中:体験車が洗車場へ進入、右:洗車場突入の体験車内)

洗車を終了した体験車は下車ホームへと戻り、初めての体験をした孫は感激です。体験終了後会場に戻り、タイトー電車ゲームコーナー(構内地図P)と物販コーナー(構内地図T)会場に寄り各鉄道会社のグッズを見たり、硬券乗車券のつかみ取りなどの他、鉄道部品等販売コーナーで電車吊革など買い、孫は京急ファミリー鉄道フェスタ2008 ではいろいろと収穫を得て、お帰り臨時電車で帰ってきました。

 洗車体験を終えて(左:洗車場から戻る、中:戻りの地下道入り口、:硬券乗車券のつかみ取)

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