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kan-haruの日記

イベント 廃棄物リサイクル施設 東京スーパーエコタウン事業施設見学会その2

2008年11月16日 | イベント
kan-haru blog 2008 

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城南島地区の2施設見学その2
・株式会社リサイクル・ピア社見学
午前の城南島地区見学2社目の株式会社リサイクル・ピア社へは、アルフォ社と道路を挟んだ対面にありますがバスで移動しました。
最初に会議室でリサイクル・ピア社の大都市建設廃棄物の高度リサイクルの「システム・技術」についての概要説明を聞いてから、3、4階のリサイクルシステム説明資料展示室、リサイクル施設の見学コースを廻りました。

 株式会社リサイクル・ピア社見学(左・中:リサイクル・ピア社前景、右:高度リサイクルシステムの概要説明を聞く)

まずは、最上階のシステム説明展示室からの城南島周辺のエコタウン事業施設の展望を望みました。最初に見学のアルフォ社はリサイクル・ピア社の陰で見えませんが、右隣は城南島エコプラントで、1つ先の高俊興業東京臨界エコプラント社ではリサイクルの方式は異なりますがピア社と同様に建設系混合廃棄物の処理を行っています。リサイクル・ピア社の南東正面の株式会社ヒューチャー・エコロジー社では中古パソコンなどの電気・電子・情報機器全般の再使用とリサイクルを行っています。

 城南島エコタウンの眺望(左:城南島エコプラント 、中:高俊興業東京臨界エコプラント 、右:株式会社ヒューチャー・エコロジー)

次に城南島から目を南に転じると、その先は羽田国際空港です。生憎と天気は薄曇りであまり見晴らしが良くありませんでしたが、空港をかすかに眺められました。

 かすかに見える羽田空港を眺望する

株式会社リサイクル・ピア社(リサイクル・ピア社パンフレットから 大田区城南島3-4-3)は、平成15年3月に資本金3億円で設立しました。ここの施設では、受け入れた建設系混合廃棄物を仕分けされ、単品(石膏ボード、段ボール、木くず、廃ぷら等)、可燃物、金属くず等、大物(がれき類)に分別して再生素材等は般出します。

 建設系混合廃棄物の仕分け選別処理

再生素材を除く廃棄物は、仕上・精選別ラインで軽・中・重量品と細粒品の4つに分けた選別処理を施します。特に、細粒品については、「磨砕洗浄施設」で土石資源(土砂、コンクリートくず)を水だけを使用して、「米をとぐように」磨りもむ工程を経ると、資源の表面に付着した油分が剥離し、また粒度も均一に調整された土石資源となります。
建設廃棄物処理は、日に200~250台分の600~700トンが運ばれ、大型車が30台と循環回収車の10台を含めて、平日には1000トンの廃棄物処理を行います。

 建設系混合廃棄物リサイクル処理システム(:リサイクル処理中央監視システム、:リサイクル処理システム装置)

中央防波堤内側埋立地区午後の1施設見学
・東京臨海リサイクル・パワー株式会社見学
若干の時間をオーバーして午前の見学を終え12時にリサイクル・ピア社を後にし、バスで青海まで往路の行程を戻る時間を利用して、東京スーパーエコタウン事業施設の説明ビデオを見ながらテレコムセンターへ戻り、レストランなどで各自昼食をとりました。

 中央防波堤内側地区スーパーエコタウン事業施設地図

午後の見学の東京臨海リサイクル・パワー株式会社には、再び中央防波堤内側地区に渡り13時過ぎに着きました。先ずは、エレベーターで上階のリサイクル説明展示室で、東京臨海リサイクル・パワー株式会社のリサイクル事業概要説明を聞きました。

 東京臨海リサイクル・パワー株式会社事業概要説明(左:東京臨海リサイクル・パワー株式会社前景)

東京臨海リサイクル・パワー株式会社(リサイクル・パワー株パンフレットから 江東区青海2丁目地先)は、平成14年12月に資本金46億円で設立し東電が73%出資の東電系列会社です。ここでのリサイクルは、廃プラスチック類、建設廃棄物の破砕・分別処理残さなどの産業廃棄物を日に550トンと、医療機関から出る感染性医療廃棄物を日に50トン受け入れて、それぞれ専用の焼却炉で完全に焼却します。焼却の排熱を利用して、23,000kWを発電してその一部をリサイクルで使用する他は売電します。

産業廃棄物はガス化溶融処理を行い、灰はスラグ化(12%)し建設資材としてリサイクルし、鉄、銅、アルミなどの金属は有価物として売却します。
リサイクル後に残る廃棄物は、北関東・東北などの廃棄場に廃棄しているが、本年度からその一部が中防外側埋立処分場の新設処分場で受け入れられ、運用コストが低減されるとのことです。

 東京臨海リサイクル・パワー株式会社処理プラント全景(左:処理プラント全景説明板、中:産業廃棄物処理プラント、右:右三角屋根の左奥が感染性医療廃棄物プラント)

見学は、エレベータで最上階の見学コースからリサイクル処理中央監視センターや焼却炉建屋や配管構造と感染性医療廃棄物のコーナーを見物しました。
スーパーエコプラントで処理される感染性医療廃棄物は、プラスチック製および段ボール製の医療廃棄物回収容器で、廃棄物の量は40リットル規模の容器で1日約7,000個に相当し、完全密封の容器のまま2系列(1系列は予備炉)の大規模専用炉で焼却します。

 リサイクル処理中央監視センター

見学コースからの眺望は、天気があまり良くなかったのですが、一般にはあまり見られない場所です。14時40分頃見学を終え、解散場所の東京テレポート駅に向かいました。

 東京臨海リサイクル・パワー株屋上からの展望(左:産廃と医療廃棄物受入車の異なる入口道 、:中防外側埋立処分場、:中防内側埋立地から青海方面の眺望)
 
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