ありがとうございます。
久し振りに母の詩をご紹介させていただきます。
10年ほど前に父が亡くなった当時、それまで詩のようなものを書いたことがなかった母が、突然書き出しました。
父が亡くなった事がよく理解できない母が、新聞の折込チラシの裏などに突然書き出したんです。本当に不思議な出来事でしたね。
その当時、これってすごくいいじゃない?・・・と感動して、すべてをノートに書き写された親戚の方もおられました。
そんな母の不思議な執筆活動(笑)は、しばらく続いたあと、やがて書かなくなりました・・・。
今から思うと、あれはいったい、何だったのでしょうね。
認知症が進んで、夫の死がはっきり分からない母が、夫がいなくなった寂しさなどを詩にするなんて・・・。
そうか! 分からないじゃなくて、やっぱ分かってたんだ!
分かってないと思ってたのは、私だけかもしれませんね。
という事が、これを書いている今、やっと分かりました。(笑)
今日は、その中から、比較的新しく発見された詩をご紹介させていただきます。
この詩は4つあって、小さなノートに書かれていたものをだいぶ後になって見つけたものです。ですから、親戚の方たちが書き写されたものの中には入っていないかも知れません。
私が今まで母の詩をご紹介した時の資料には入っていませんでしたので、昨日パソコンに入力したところです。
その4つの詩すべてをご紹介させていただきます。
帰らぬ事とは知りながら
行って見たいな天国へ
清雄さん 今日はどこまで行きにしか
帰らぬ夫をまちわびぬ
やさしさの 言葉の出ない 夫ゆき
我が夫の なやみや今ぞ ハーレハレ
最後の詩、いかにも、トミスケらしいですね・・・。
母は、そんな愉快な部分を今でもちゃんと持っていますよ。
だから、我が家は、明るくて楽しいんでしょうね。
本当に有り難いですね。感謝ですよねぇ~。
母は今日から、ショートステイでお世話になっています。
写真は今朝出かけに写したもので、車に乗る際にドア枠のゴムパッキンを外してしまった時のものです。(笑)
実は最近、母の車の乗り降りって結構工夫が要るんです。今日もなんとか乗せてから私の上半身を車外に戻して母を見たら、「エッ! 何コレッ!」(笑)
何か大きな声で叫んではいたんですがね。いやぁ~驚きました。こんなの初めて・・・。急いでカメラを取り出し、
「ハイッ! トミスケのお仕事写真で~す!」(笑)
私の愛車は、ホンダのフィット。あと1か月で丸9年。いよいよ10年目。トミスケ、あと3か月で満90歳。どちらも・・・。
この勝負! トミスケの勝ちィ~!
トミスケさん、施設では何も壊さないでね!(笑)
施設の皆様、よろしくお願いしまぁ~す!
お読みいただき、ありがとうございます。 (toshi)