ありがとうございます。
昔、まだ子どもたちが小学生だった頃 (と思います)、勿論、父も元気、母も丈夫 (笑) だった頃のことですが、我が家で 「あったかファミリー」 と名付けて、家族みんなでいろんなことを話し合う場を持ったことがありました。
ちゃんとノートもあって、子どもたちが書き綴っていました。
あったかファミリーという名称も何となく照れくさいような感じがしましたが、その照れくささを通り越して、勇気を出してやっていたと思います。
何とも言えない温かいものを感じる、幸せな私たちでしたね・・・。
回数的にはそんなに多くなかったと思います。
私の記憶に残ってるものでは、外に置かれたテーブルに集まり、そこでいろんなことを話し合った覚えがあります。
その時には子どもたちが父に戦争体験のことをいろいろ聞いていたようでした。司会役の二女が、とっても上手く父から話を聞き出していた記憶があります。
戦争の話はあまりしたがらなかった父でしたが、その時は嬉しそうに答えていたようでした。父の顔からは、可愛い孫たちから自分のことをいろいろ聞かれて、それに答える喜び・満足感のようなものが見られましたね・・・。
私とはそういう話をしたことがなかっただけに、自分が歩んできた事を知ってもらう、話をすることができる・・・という意味で、父はとっても嬉しかったのだと思います。
私に代わって、娘たちが父の喜ぶことをしてくれました・・・。
昨日ご紹介しました、山崎房一さんの本に載っていた以下の文章を読んで、そんな昔の、恥ずかしくなるほどあったかぁ~い出来事を思い出しました・・・。
山崎さんの文章も、あったかぁ~いお話ですよ。
お父さんのほめ言葉
「妻を口先だけでいいからほめてごらんなさい。奇跡がおこりますよ」
そう言われた山本部長。
考えてみると、山本さんは、結婚して以来、文句を言ったりどなることはあっても、ほめたり、「ありがとう」 と言ったことがなかった。
日曜日にゴルフへ行くのをやめ、久しぶりに家族と食事をした夜のこと。
しらふではとても駄目。酒の勢いを得て、息子と娘にこう言ったそうだ。
「お父さんのお母さんに対する態度は悪かったと思う。しかし、お父さんはお母さんが好きなんだ。料理も上手だし・・・」
お母さんは目を白黒。すると、息子と娘が、胸のうちにあることをみんなに話しはじめた。
山本さんはびっくりした。いつもなら食事がすむと、二人は部屋に引っ込んでしまうのだから。
そのときの奥さんの笑顔に、山本さんはあらためて惚れなおしたそうである。
山崎房一著 「心がやすらぐ魔法の言葉」 より
いいことは照れないで口に出した方がいいですね。
我が家では、みんなが 「ありがとう」 の言葉を言い合っています。
照れないで、いいことは勇気を出して言った方がいいですね・・・。
お読みいただき、ありがとうございまぁ~す。 (toshi)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます