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20年前の父の思いが、今、分かりました!

2017年05月20日 | 思い出

トッシーです。いつもありがとうございます。

 

昨日からしばらくの間、一人です。

今朝、洗濯物を干していて、ふと気が付いたことがあります。

それは、20年前の、父の、ある思いでした。

 

masaが出かけている間は、トッシーはどこへも行けません。歩いて行ける範囲ならOKですが・・・。

そんな今日、なぜか父のことに意識が向きました。父はとにかくよく働いた人で、80歳過ぎても自分でホンダのスーパーカブに乗って、自由に動いていました。それが骨の病で突然動けなくなったことから、それ以降はベッドでの生活となりました。急に自分一人では自由に動けなくなった父の気持ちが、今になって本当に分かったような気がします。

洗濯物を干しながら思い出した父のことも、そんな生活をしていた時のことです。ちょうど桜が咲いていた頃で、テレビでも新聞でも花見の話題でいっぱいでした。

その日はちょうどmasaがいて、ちょっと花見でも行こうかということに。そして、父にも声をかけました。そしたら父が驚いたような声で「なんや、俺も行くんか」と・・・。その時の驚いたような父の顔、そしてどこへ行くにも忘れない愛用のカメラを手にして、それはそれはとても嬉しそうな父でした。その時はいた父のズボンが、やせた父にはとても大きなサイズになっていたことを、今もよく覚えています。

 

「さあ、行くよ!」と言ったmasaが目指したのは、トッシーが思っていた近所の桜ではなく、なんと多治見の桜の名所 虎渓山でした。「父の体でそんな所まで行っていいの?」と言ったものの、masaが言うのなら大丈夫と思い直し、母と4人で出かけました。結局、それが父の最後の外出となりましたが・・・。

良かったなぁ~! 幸い天気も良く、結構にぎやかな人出で最高の花見となりました。

大好きな日本酒を美味しそうに飲み、感慨深気にグラスを見つめている上の写真は、トッシーが脳出血で入院以来、ず~と仏壇の横に置かれていました・・・。

 

さて、その当時には気付かず、今になってそう思うようになったこととは?

それはその時の父の思いです。当時は、動けないので歩行器でトイレに行く以外はベッドでの生活。それがその時の当然の生活だとクールに考えていたトッシー。残念ながら、そういう生活になってしまった父の気持ちにまで思いが至っていませんでした。

今回、自分がこういう体になって初めて、その当時の父のいろんな思いが感じ取れるようになったのかもしれません。実際、父の場合はもっと大変なんです。トッシーは不十分ではありますが、ちゃんと自分で歩いているんです。外へも出れるんです。家の中でなら、何とか自分で生活出来るんです・・・。

ただ、車が運転できないぐらい・・・。

花見に出かけるあの時も、父が嬉しかったのは花見に行けることは勿論ですが、外に出れる、青空の下に行ける、外の空気が吸える、人の姿も見える・・・。これらのことが本当に嬉しかったんじゃないかなと思うようになりました。

不平不満らしいことを何一つ口にしたことが無いことから、そんな父の思いを推し量ることもできなかったトッシー。

今ある現状をそのまま受け入れ、不満どころか、感謝さえ口にしていた父。

 「こうなっても、今が天国じゃ~!」

masaの介助でお風呂に入った父が、湯船に浸かった時によく口にしていた言葉です。

 

 今度こそ、今こそ、ホントに父を見習いたいです・・・。

頑張れトッシー! 楽しんでる?

https://www.youtube.com/watch?v=lGawzJmbJTY 

ついてる。ありがとうございます。感謝しています。トッシーで~す。

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