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「おばあちゃん」ではなく「お母さん」と呼ぶワケ

2021年01月10日 | 我が家の泣き笑いストーリー

皆さんこんにちは。masaです。💕

今回は、「おばあちゃん」ではなく、「お母さん」と呼ぶワケ、についてお届けします。

 

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我が家の泣き笑いストーリー

第21話「おばあちゃん」ではなく「お母さん」と呼ぶワケ

この話に入る前に、縁あってtoshiと結婚することになり、toshiの家に遊びに行った時に義父から言われた言葉をお伝えしたいと思います。もう、40年以上も前の話ですね。

その時の義父は、改まって、

「まさちゃん、白無垢の意味を知っているか?」

「白無垢の『白』にはな、『純潔』『嫁いだ家の家風に染まります』という意味があって、これから新しい家に嫁として入る覚悟を表したものと言われているんだよ」

「まさちゃん、角隠しの意味を知ってるか?」

「角隠しの意味はな、『角を隠して夫に従う』という意味が込められているんだよ」

と、威厳をもった表情で、静かに話してくださいました。

義父の風貌は威厳があり、眼光が鋭く、一見怖い感じの人でした。しかしその反面、軍人として誠実な振る舞いだったことから、戦友からの信頼が厚かった、とも聞いています。

そのような義父は、近所の方からも怖い人と思われているようでした。(笑) 近所の方が朝の挨拶をした時も、義父の厳しい顔に、続く言葉が出てこなかったとか・・・。😢😢😢

また、私が勤めていた病院に父が晩年になって入院したことがありましたが、その時に配膳をした看護師さんが義父の眼光の鋭さに驚き、思わずお膳を落としてしまった! という笑えないエピソードまであります。(笑)

 

そんな義父でしたが、我が家ではこんなことも・・・。

台所で義父のお酒の肴を作りながら、「お父さん、新聞を読んで😊💓」と、音読をして貰ったりしたことがよくありました。そこで分からないことがあったりすると、「その略語は何?」「それはどういうこと?」などと質問して、その説明を受けては、「エ~そうなんだ~」「じゃあ~次のページをお願いします❤」などと、楽しく新聞を読んで貰ったりしていたのです。(笑)

そうした生活を送るなかで、私は義父に対しての思いが、威厳があって、今まで頑張ってきて、何でもよく知っていて親切でやさしい人、と思うようになってきたのです。

そんな義父に対しての呼び方は、子供が生まれた後もそれまでと同じように、私からは「お父さん」

両親にとって孫となる子供が生まれた後も、私は今までと同じように「お父さん」「お母さん」と呼んでいました。 

そうした思いは、実家の両親に対しても、まったく同じです。

このような状況をお話ししただけでも、私が義理の父母を「おじいちゃん」「おばあちゃん」と呼ばないで、「お父さん」「お母さん」と呼んでいたことが、少しはお分かりいただけたのではないでしょうか?

 

ある日、私が「お父さん」や「お母さん」と読んでいることがとても喜ばれていることを知った、こんなエピソードがあります。(^_^)

それは、義父がまだ元気だった頃、偶然ホームセンターの買い物中に義父に会った(見つけた)ことがあり、私は遠くから手を振りながら、「お父さ~ん!」「お父さ~ん!」と大きな声で呼びました。(笑)

義父は驚いた様子でしたが、「何や! まさちゃんか😊💓」と、とても嬉しそう。お互いのカゴを見せ合っては、二人で買い物をして帰ったことがありました。\(^o^)/

その日の夕食の時、義父がtoshiに、「今日、ホームセンターで買い物をしていたら、まさちゃんが遠くから手を振りながら『お父さ~ん!』と呼んだんだぞ!😂」「どの家でも、孫が生まれたら『おじいさん』『おばあさん』になるのが普通なのになぁ~」と、嬉しそうに話されたことがあったのです。

私は、子どもが生まれても、お父さんやお母さんには敬意を払っていることをtoshiに伝えました。

特に大正・昭和・平成を生き抜いた方々は、少なからず戦争を経験して、ひと言では言い尽くせない貧しさや苦しみ、絶望感を体験していらっしゃいます。

私は、もうそれだけでも、尊敬に値します。

これが、義父はもちろんのこと、認知症になった義母トミスケに対しても、敬意を表して「おばあちゃん」ではなく「お母さん」と呼び続けたワケということです。

 

母がまだ元気だったある日、toshiに「おばあちゃん」じゃなくて「お母さん」と呼んだら? と話したことがあります。5年ほど前にtoshiがその時のことを書いたブログでも、toshiの気持ちが大きく変わったことが分かります。

「おばあちゃんからお母さんへ」(2016年1月26日更新)

もう一つ、こちらはmasaが更新したブログを始めた当時のブログで、認知症で入所されたお母様への面会に来られる息子さんとのやり取りを書いたものです。今回のストーリーのように、お母様への思い、気持ちの持ち方で、微笑ましい面会に変わった様子を書いています。

「ハッピー?  ハッピー!」(2009年8月7日更新)

ぜひご覧ください。\(^o^)/

 

私たちは、知らず知らずの内に発している言葉や態度によって、親から受けた『無償の愛』や『恩』などの大切なものを見失い、忘れてしまったように感じることがあります。

呼び方を変えるだけで、産み育ててくれた親のことや大切な思い出が蘇ることがあります。そのことによって、目の前の介護は、全く違う感情に変わっていくように思います。

そのことが、まさしく、ハッピー介護ですね。\(^o^)/

お読みいただき、ありがとうございます。masaで~す。

 

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追伸で~す。トッシーです。

今回のmasaの記事、いかがでしたか?

文中では私のことをtoshiと書いています。これは、ブログを始めた頃がtoshiでしたので、toshi&masaのブログとして書いていました。その後定年退職してすぐに笑いヨガを始めたのですが、そこには「トシ」さんがおられることがわかり、それ以来トッシーになり、〝笑いヨガのトッシー〟「トッシーのハッピー介護」として活動して来たものです。ちなみに今日の写真は、「ハッピー介護講演会」で使用しているパワーポイントのスライドです。

今回のmasaの話は、まだtoshiと呼んでいた頃だったということで、tishiと書いています。

現在は何と呼び合っているのか? となると、トッシーだったり、toshiさんだったり・・。

自分で書く時も、トッシーだったりtoshiだったりでゴチャゴチャで~す。(笑)

今日もありがとうございま~す。トッシー、toshi?

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