いつもありがとうございます。toshiです。
写真は、前回に続き、姫の土人形です。
私が所有している15点すべてを、お雛祭りの日までにご紹介できればと思っています。
今日の人形の名前は、「女学生」 、前回の写真は、「夏姫」 といいます。
これらの名前は、人形の背面に、書かれています。
購入した土人形はすべて好きですが、前回の夏姫という人形が一番好きです。
どういう訳か、こうしてご紹介する場合、一番初めに登場するのが一番好きなもののようですね。
見てくださる方には、やはり一番いいものを見ていただきたい・・・という心理が働いているからでしょうか。
まっ、いいもの・・・といっても、あくまで私の個人的な好みで判断してますが。
土人形は、本来は毎年一つづつ川に流すもの・・・というように聞いていますが、私んちの場合、そのまま保管して来ました。
私が購入した当時は、土人形そのものが一般的ではなかったということもあったでしょうが、もっと大きな理由は、もともとがこういったものが好きだったから・・・ということのような気がしますね。
それと、河川環境の観点からか、当時でも、「昔はやっとたけど、今はやらんぞ」 というような雰囲気もあったような記憶があります。
いずれにしても、この土人形、今でも相当愛着が強いですね。
この土人形を飾っていた当時は、5月人形用の5段飾りの棚を使用し、赤い布を敷き、最上段には内裏雛を飾っていました。内裏雛の後ろには金の屏風を置きましたが、もうこれだけで結構豪華になります。さらに左右にはぼんぼりも飾っていましたので、お雛祭りらしい、とてもいい雰囲気があり、大好きでしたね。
9年ぶりに出した今回は、もちろんそこまではやってません。床の間にトントンと置いてあるだけです。
何せ、出した目的が、長女が嫁ぐ前にもう一度見せてやりたい・・・でしたから。それと、長い間出していなかったので、土人形の状態を確認したかったということもありました。
今までも確認したいと思いながら、なかなか実現できずに来ていたので、今回思い切って出せて良かったです。
保存状態は、思ったより良く、安心しました。
前回と今回ご紹介した2点は、ともに黒髪部分の絵の具が一部剥がれていますが、この部分は飾りだして間もなく剥がれ出したもので、多分、絵の具が厚かったんでしょうね。
日本画を描かれる人にでもお願いして修復できるといいと思っています。
実は、ぐっと色あせて時代を感じさせますが、私の父用、祖父用の土人形も、1~2体は残っているんですよ。
これも私が姫の土人形を飾るようになってから、一緒に飾り始めたものです。
飾る位置はいつも決まっており、一番下側の手前でした。
出来立てホヤホヤ、ギンギンの姫の土人形と比べて、色あせていて明らかに見劣りのする人形です。
当時は、ずいぶん古いなァ~、汚いなァ~と思いながら飾っていました。
「もう古いの、捨てようかなと思ってる・・・」 と私。
「何言ってんの、そんなことしてはダメ! お父さんとおじいさんの人形が並んであるなんて、ほんとにすごいことだと思うよ。もう何年になると思ってるの?」 とmasa。
「おじいちゃんだと・・・、100年は優に超してるな」
「それと、その人形を買った親さんたちのことを考えると・・・。toshiさんがそんなこと考えてるなんて・・・」
「そうやね、キャンセルキャンセル!」(笑)
汚いから・・・と表面だけで考えていた私toshiと、汚くても、その内側に秘められた精神的部分を観ているmasa。
残念ながら…というか、感謝すべき!と喜ぶべきか複雑ですが、masaに言われて反省することが大いですね。
私はその都度、「キャンセルキャンセル!」(笑)
だから、やっぱ、「masa&toshiのブログね!」って誰かに言われちゃうんですね。(笑)
今日も、とってもいい一日でした。
お読みいただき、ありがとうございまァ~す。(toshi)