雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

岩村城址

2011年06月05日 | 岐阜散策
この地は
戦国時代群雄割拠していた
有名武将
織田家、徳川家、武田家の三巨頭の領地と接していた



京へと活動の舞台を移した織田信長にとって
背後の宿敵
武田信玄からの守りを固める必要があった



このため
岩村の地を支配していた遠山景任に
自身の叔母
おつやの方を娶らせ
一門衆として遇する



しかし
足利義昭の号令の元
武田方の家臣
秋山信友との籠城戦の最中
病に倒れ
岩村の地は武田領となる



この戦で
前出のおつやの方が
遠山景任の亡き後
一時、この岩村城を治めていたことから
この城は女城主の城として後世に知られることとなる



さて
このおつやの方
修理夫人との名も持つが
秋山信友との戦に敗れた後
攻め方の秋山信友の妻となっている



子を守るため自らが妻となる事を申し出
実子を養子として家督を守ろうとしたとも
秋山信友がおつやの方の美貌に溺愛し
妻としたとも伝えられている



しかし
この結果を織田信長は由としなかった
その後の長篠の合戦で武田家が衰えると
すぐさま矛先を
この岩村城へと向け
秋山信友は逆さ磔の極刑で虐殺
おつやの方もそして城下の兵までも
残らず処刑してる



日本三大山城の一つ
日本一標高の高い位置にあった城
女城主の城として伝えられている
岩村城を訪れた


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20 コメント

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Unknown (j-garden)
2011-06-05 06:40:23
そんな歴史があったんですか。
結末は悲劇ですが、
美人って、
やっぱり徳ということでしょうか。
それにしても、立派な石垣です。
この石垣だけでも、
一見の価値がありますね。
返信する
Unknown (アンジェラおばさん)
2011-06-05 07:03:25
修復されたものなのでしょうか。
石垣の美しさと大きさに目を奪われました。

ロケーションからもミニ・マチュピチュのような
印象を受けました。

近隣の人も岩村城址があることを知っていても
これほどのものと理解している人は
少ないと思います。
返信する
Unknown (shakasha19)
2011-06-05 14:26:00
岩村城ですか、初めて知りました。
石垣が残っていていいですね~。
道中の写真が、安土城址のようだな~と思いました。
岩村城址、興味を持ちました。
いつか行ってみたいと思います。
返信する
こんにちは (miko)
2011-06-05 15:08:13
石垣を見ると随分立派な大きなお城だったのでしょうね!
日本三大山城の一つと聞き、なるほど~と思える石垣ですね。

単に私が無知なだけかもしれませんが
教科書に載っていない
地元の人や歴史研究家の人しか知らない歴史が
沢山あるのでしょうね。
そんな歴史に触れて、遠い遠い過去に思いを馳せてみたい^^
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Unknown (boratu)
2011-06-05 22:34:59
こんばんは。
こういう遺跡っぽい場所や古道は大好きです^^
石垣とかをコントラストの強い写真で見るとワクワクします。
まぁ、フェチなんでしょうか(^_^;)

遠山未亡人と秋山信友とのエピソードは
小学生の時に読んだ学研の付録の歴史漫画にて知りました。
信友の一目惚れという形でした(笑)
子供心に素敵な話もあるものだと思っていたら
その後処刑されたという文章を読んでショックを受けました^^;
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Unknown (RKROOM)
2011-06-05 23:29:49
 うわぁ・・・・・・・・・・・・、ここ、ヤバいです。

 私の、ものすごい好みの雰囲気漂っています(笑)
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どこかなつかしいような (marumi)
2011-06-05 23:34:00
木々の中に咲く桜は美しく。
たくさん咲き誇る何本もの桜もいいですが、こちらの桜の方が
どこかなつかしいような雰囲気で好きです~

道には車のタイヤの2本線。
木々の中には電柱が。

時代の流れも感じますね~
返信する
Unknown (Rio)
2011-06-05 23:34:26
日本に山城は多いながらも、
山中にこれだけ立派な石垣を築きあげた山城は
ほとんどありませんよね。
戦国時代から本当に素晴らしい姿を留めていて
くれたものです。これらの遺構には、ものすごく
心惹かれるものがあります^^
返信する
j-gardenさんこんにちは (雪だるま)
2011-06-06 12:19:37
歴史の舞台で
時折、美人という存在が
歴史の歯車を違う方向へと動かす事がありますね
ここ岩村城は有名な事件と比べれば
小さな出来事ですが
やはり歴史が動いてます

林の小径を歩いて登ってゆくと
徐々に姿を現してくる石垣郡
歴史ファンにはたまらない風景でした
返信する
アンジェラおばさんこんにちは (雪だるま)
2011-06-06 12:22:02
周囲は杉林に囲まれ
視界が遮られる分判り辛いですが
もし、伐採され全容を拝めたら
さぞや、と思わさせられる石垣でした
小さな部分は不明ですが
全体的には修繕の跡も無く、当時の姿をそのまま留めているように見受けました

ここにも
教科書では語られない歴史の秘話がありました
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