雪だるま倶楽部

日々を離れ
日常から脱却した世界
そんな風景を切り取っています

京都紅葉散策日記8

2006年12月14日 | 京都散策
ようやく、東福寺通天橋です

朝一番に拝観希望で並んでいた人々の列も少し落ち着き、雪だるまが向かった時には並ぶことなく拝観券を購入できました

拝観入口から、通天橋へ向う歩廊が続いています



訪れたのは11月18日でしたが、今年は紅葉するのが遅いです
下の写真は昨年の同日に撮影したものです


違いは一目瞭然ですね

そのまま通天橋の中央、張出展望から臥雲橋を望みます



下の写真も昨年のものです



ちょっとガッカリでした

この通天橋は、1380年に春屋妙葩が、谷を渡る労苦を少しでも無くそうと架けられたと伝えられています

歩廊入口には同国師の筆と伝えられている「通天橋」の扁額があります

南宋径山の橋を模して、聖一国師が通天と名付けたそうです

その後幾度か架け替えられていますが、現在のものは台風により倒壊したものを1961年に再建

歩廊から推測するともっと古いもののような気がしますが、橋を支える柱はコンクリート製であり、なるほどと納得する面もあります



通天橋の奥には、開山堂があります
別名は常楽庵

もとの建物は文政2年に焼失し、4年後に一条忠良によって再建されました
屋上に閣を持つ類例を見ない建築様式です



もどって、庭園を散策しましたが紅葉には早く掲載するほどの写真はとれませんでしたので、昨年の撮影分を掲載します





東福寺を辞し、法然院へ向いました
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京都紅葉散策日記7-3

2006年12月14日 | 京都散策
龍吟庵につきました

通常は拝観謝絶なので、雪だるまも訪れたことがなかった塔頭でした
その為、大変興奮して拝観料を支払いました



龍吟庵は、東福寺第三世住持「無関普門」の住居跡だそうです

方丈は東福寺でも最も古い建築物のひとつです

他の建築物が焼失しているなかで、この龍吟庵は古来よりの姿を留めています

書院造に寝殿造風の名残を留めている珍しい建築様式だそうです

また背面に開山堂がありますが、そこには大明国師座像が安置されているそうです
大明国師は南禅寺の開祖です

方丈の三方(南・西・東)が庭園となっています



南庭は植栽の無い白砂敷です



西庭は龍が海中から昇天する姿を石組みで表現した枯山水庭園です



東庭は一変して赤砂の中央に長い石が置かれ、その石にからませ前後に白石と黒石が配置されています

まったりと庭園を眺めました

30分ほど拝観した後、東福寺へ向かいます
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