地下鉄の構内のポスターで毎日見ている時から、
この展覧会は絶対に外せないと、
期間の最終週にようやく足を運ぶ事が出来ました。
硬い物を商いにしている会社だからなのか、
収集した絵は、柔らかなで鮮やかな色彩の絵が多いのは、
セレクションの基準にブレが無い証です。
その基準が、まさしく私好みで、惹かれる作品ばかりです。
中でも、
カミーユ・ピサロ《モンフーコーの冬の池、雪の効果》は、
絵の前に立つだけで、思わす襟を立て、手をポケットに入れたくなるほど、
その周りだけ、冷たい空気を感じます。
そして、定番モネ。その中でも、
クロード・モネ《サン=ジェルマンの森の中で》は、
その絵の前に立つと、絵の中心に吸い込まれていくような、
あたかも、絵の中に入り込んでいるような感覚に包まれます。
歴史的な流れに沿って、展示されているので、
美術史をおさらいするのにも最適。
そして、絵の近さ。鼻先が絵に付くほどまでに近づけるので、
画家、一人ひとりの筆遣いの違いを見る事が出来ます。
モネの筆の強さを感じる事が出来ます。
会期も残りわずか、
それゆえに、開館時間も21時まで延長していて、
仕事帰りにゆっくりと、ゆったりと観る事が出来る。
そんなアドヴァンテージを逃すなんて、
もったいないと思いませんか?
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