妄想を少しと、好きな物、好きな事を備忘録のように、

好きなもの、好きなこと、
思いついたまま綴っています。

好きの範囲は人それぞれ、お注意下さい。

頂くお酒は、41

2019年10月20日 | お酒

雨上がりの夕方、甘い匂いが街に広がる、

ふと見ると、山吹色の小さな花、

恥ずかしいのを承知で書けば、

この花と香りが一致したのは去年のこと、

ようやく今年、その香りに気がつくことが出来た。

小さな喜びと共に頂くお酒は、

 

奈良県吉野郡 美吉野醸造株式会社

山廃 花巴

原材料名 米(奈良県産)、米こうじ(奈良県産米)

精米歩合 70%

アルコール分 17%

製造年月 2019.10

 

お店で受け取った時、常温の肌触り、

それが、頂くには丁度良い温度のはず、

とはいえ、家庭で常温保存は劣化させれるだけ、

ならば、野菜室でお休み頂くことに、

そして、頂くときに室温になるくらいの余裕を持って取り出しておく、

そんな小さな一手間が、お酒を美味しく頂くコツ。

精米歩合からか、昔ながらの造り方にこだわるからか、

金木犀の花の色がグラスに蘇る、ふくよかなお酒の香りと共に、

ちょっと、クセのある味わい、

春だと、ツンと舌を刺激する、それは沈丁花の香りのよう

でも、秋のそれは、ふくよかで優しい味に熟成している。

酸味とうまみのバランスがとれ、味に深みがましている。

 

正直にいえば、ちょっと苦手なタイプのお酒だけれど。

一夏を越したならば、その苦手な味に惹かれてしまう。

お酒を語るとき、女性に擬人化する事が多いけれど、

好きになった言い訳と似た所があるかもしれない。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿