妄想を少しと、好きな物、好きな事を備忘録のように、

好きなもの、好きなこと、
思いついたまま綴っています。

好きの範囲は人それぞれ、お注意下さい。

呑んでいるお酒は 23

2017年06月24日 | お酒

手に取ろうと思えば、いつだってそう出来たけれど、

少しの間、我慢していた。

いくら大好きな蔵元さんの作品とはいえ、

連続だと、味がぼやける気がして、間を開けた、

今週の頭から、想うのは、このお酒のことと、もう一人のこと、

それが、ようやく、手元に、目の前のグラスに注がれ、

シュワシュワした、濁ったお酒が、呑まれるのを待っている。

福岡県 大川市 若波酒造合名会社

Wakanami Sparkling Sake

原材料:米(国産)米麹(国産米)

原料米:寿限無100%

精米歩合:55%

アルコール分:13%

去年に続いて、今年も、出会うことのできたお酒。

冷蔵庫から取り出し、そのままグラスへ、

シュワシュワした発泡の音が、湿った空気を少しだけ乾いたものしてくれる。

 

口の中で弾ける泡が、味蕾を刺激して、目覚めさせる。

そこに、若波さんの甘さを感じると、頬が緩み、幸せな気分になる。

酸味が表に立たないのは、温度が低いからか、それとも、蔵元さんの技なのか、

最近避けていた酸味を探してしまうほど、品の良い甘さが味の基本。

もちろん、酸味も隠れていて、いい具合の隠し味に。

夏を越したお酒なら、しっとりと、まったりとお付き合いしたいし、

若くて、ピョンピョン跳ねる、若いお酒なら、その躍動を見守りたいけれど、

この季節のお酒ならば、若さと成熟の間の味を、

拗ねて、弾む勢いがなくなる前にサクサクと頂く。

それが流儀かもしれないと、

四合瓶が寝転んでしまいそうな、言い訳に過ぎないのですが、

味の変化なんて、どうでもいいから、

今、一番美味しい状態で飲み干してしまうのです。

 



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