【気持ちよく17km付近通過】
東京マラソン2023、スタート前は人の多さやトイレや整列の寒さで嫌気がさし始めていたけど、走り出せばやっぱり凄い。
【スタート待ちは寒かった】
あらゆる場面、意味でワールドメジャーマラソンのオーラ噴出。うーん感激。走りながら来年もエントリーしよって。
【エキサイティングなスタート。初のCブロック。スタートラインまで1分42秒】
さて、前日立てたプランは これ↓
30kmまではきっちり4分40秒ペースを守ること。と言っても心拍優先はいつも通りなので150前後(出来れば140台で)を原則キープ。
4'40"/kmで30kmまで 2:20:00(ハーフ1:38:27)
4'35"/kmで12.195km 0:55:53 足し算すると3:15:53
今年のレース感覚からこれは無理のない超現実的なプランだった(と思っている)。
が、、、、
05km 0:23:45(23:45)
10km 0:46:47(23:02)
15km 1:10:19(23:32)
20km 1:34:21(24:02)
25km 1:58:18(23:57)
30km 2:23:13(24:55)
35km 2:49:39(26:26)
40km 3:18:51(29:12)
Finish 3:31:14(12:23)
前半 1:39:31・後半 1:51:43 平均心拍151(max162)
自分で言うのもなんだけど、非常に冷静に感触を確かめつつ入れたと思う。
序盤に続く下り坂はペースでなく心拍判断でサラリと流し、妻と三女の応援ポイント17km付近、20km付近では予定より少し遅れ気味だけど慌てず安定路線。
【20km、まだご機嫌】
ハーフ過ぎてから急激に「長さ」を感じ出す。ペースが落ちているので戻そうとすると心拍上がり過ぎる。当たり前だけど心拍抑えるとペースが落ちる。三たび応援団の前を通過する蔵前橋(28km)では思わず「ペースが落ちちゃってる」と弱音を。すでにプランは倒壊寸前。
【応援ナビでわかってしまうけど一応ペースダウンを報告の28km】
賑やかな銀座周辺に戻って来ても心拍維持もペースは落ちて来る。そしてあとたったの5km。やっとサブ3.5って感じかとがっくり軌道修正を見つめたところで痙攣が襲って来た。
左内転筋とハムスト。酷い。ちょっと歩くがダメだ。ゼッケンの下の安全ピンを引きちぎる。レース中の投入は久々だ。こんなペースで痙攣か?数秒で回復して走れるようになるのだから我ながらこれは見事な裏技と自負している。が、ちょっとスピードを上げ出すと今度は右だ。右手の手袋は外し安全ピンを持ったまま走る。走り続けるために何度も裏技投入だ。
田町の折り返し寸前、3時間半のペーサーが反対車線を行く。えっ?いつ抜かれた。安全ピン投入で立ち止まっていた時か。気がつかなかったなんて、これは衝撃の瞬間だった。
【久々の安全ピン跡の特別画像。これが痙攣地獄の成れの果てだ】
あとは痙攣が顔を出さないギリギリのペースで進む。意気消沈の東京になってしまったけど仕方ない。現状ベストの力は振り絞る。
丸の内仲通りの石畳へ入る時の大声援。これには震えた。ツールドフランス的雰囲気だ。外国人観客が多いのか音のボリュームが違う。
【ラストのこれでも振り絞り中】
足が思うように動かないので苦しくて倒れ込み、、、とはならないが精一杯の全力疾走(風に)でゴールを抜けた。
脚、スッカスカ。何と、か弱い脚になっちまったんだと雲のかかった空を見上げた東京マラソン2023フィニッシュだった。
【フィニッシュ直後。涙(?)で曇るiPhoneレンズ】