ハリ天狗の日々奮戦

天狗のごとく山を駆け、野を走る(かな^^;)。 東京は西の端・青梅発、全国行き。日々鍼を打つランニング鍼灸師の奮戦記。

OTK2024レポ

2024年05月07日 | 大会レポート

【閉会式後。残念ながら間に合わなかった選手もいて全員集合とはいかなかったけど】

5月5日。OTK(Ohme To Kamosawa)2024。今年の参加者は選手25名(ハーフの部も含む)、スタッフ15名+応援者等と賑やかになった。

ここ数年OTKでのハリ天の記録は低迷を続けている。連続でワースト更新中だ。保険を掛けるつもりは毛頭ないのだけど、現実をしっかり直視するためにあえて現状を書き出してみれば、、、
この時期にしっかり山を走るためには冬の間にどれだけ走り込めたか(マラソンチャレンジ)が肝になる。今年は2月頭に別大で肉離れ発症。月間60km程度の練習しか積めず、3月は走れるようになってはいたがスロージョグばかり。おかげで先月の高水山のレースも散々だった。(※バイクは1000kmオーバーをキープしていて唯一の望みの綱)
さらに、この日朝の体重はなんと65.3kg。高温予報が出ていたので2リットルのハイドレ(凌駕+クエン酸+マグネシウム)に500mlのペットボトルでお茶2本に特製甘酒2本、合計水分過去最高量の4リットルをセットしiPhoneやカメラも入れると荷物はなんと6kgオーバー。体も重いが背中の荷物もバカ重い。
今年は昨年4時半でもギリギリだったことを考え、さらに早めの4時スタート。
一杯水でリタイアも十分想定内としながらの参戦だった。


【標準は一応6時スタート。何故か一番賑やかだった夜明け前4時スタート組】

要ヘッデンの4時スタートは、kin29さん、辻ちゃん(京都より参戦)、アズさん、kojiken、シカちゃん、初出場のビルダーさん、ほっしー、カルロス、坂子さんとハリ天の10名と一番賑やか。


【最初だけダッシュしてスタートの様子を】

我が家を建ててくれたビルダーさんはコースわからないからハリ天さん案内してよと言ってたのにさっさと先行。皆、それぞれ良いペースで先行してしまい、あっという間に最後尾。やっぱりヤバい。


【美しい日の出が見れたが、ちょっと写真撮っている間に誰もいなくなった😅】

1人静かに淡々と進む。どうなんだろうな。前週に一杯水まで走ってみたがかなりきつくて苦労した。しかし、平溝橋まで下り高水山の上りが始まる頃から何だか体が動く感じがしてきた。

高水山通過も試走時より少し早く、それより何より感覚的にうんと楽だったので気分が乗ってきた。前方に一緒にスタートした何人かチラチラ見えるが追いつきはしない。
黒山で先行していたビルダーさん御一行(+ほっしーとカルロス)が休憩中(宴会風)、直前にアズさんも到着。ここで4人を一気にかわしてスピードアップ(珍らしく写真忘れ)。

【高水山→岩茸石山→富士山きれい→ゴンジリ峠下の高橋さん慰霊碑】

棒ノ峰には前週より15分早く到着。見城語録さん、サワグチさん、ヒロコちゃん、ユミちゃんの4人がエイドを張ってくれていた。ほんとありがたい。色々いただき再スタート。


【棒ノ峰エイドにて】

なんか行けそうな雰囲気。体が軽くなって来た。
棒ノ峰から日向沢ノ峰までにほぼ直登の大きな坂が3つ(プラスα)。いつもかなり憂鬱だったのだけど何故か無心に登れて嬉しくなる。
そして、何より風が超気持ちいい!


【風が吹いている、、、ショット】

いつも目印の鉄塔も前週より30分近く早く通過。↓

日向沢ノ峰への上りで3時にスタートしていた哲太ゲット。相当参っているが大丈夫か。


【がんばれ!】

OTKのシンボルツリーにもなっている木がすっくと立つ日向沢ノ峰を過ぎる。急登をこなして来たが疲労感は少なく元気は十分。素敵な富士山もドーンと姿を現す。この辺りも好きな場所だ。先週は喘いでいたけどこの日は余裕たっぷりだ。


【日向沢ノ峰の先からの富士山、どーん】

前半のラスボス・蕎麦粒山 ↓ 。選手が2人見えた。追いつけるだろうか。


蕎麦粒山を攻略してからはしっかり走れるコースになる。走れるところはとにかく走る。一杯水はすぐだった。水分はたっぷり持っているがこの先何があるかわからない。毎年クリプトナイト夫妻が長沢背稜で用意してくれている命のオアシスエイドが今年はないことがわかっている。それだけに水は大事。一杯水ではスタッフの楢島さんが水を汲んでくれてあったので喜んで補給させてもらう。


【thanks】

すぐ先の一杯水避難小屋。ガクちゃん率いる男組のエイドだ。セイゴさん、ハリーさん、ウメヅさん、そしてハーフを走るコチャさんにこみねっち。6時間15分で到着。以前に比べたらえらく時間がかかっているようだけど、前週は7時間を悠々超えてしまったくらいだから上出来だ。


【一杯水避難小屋関門エイドの面々+α。お世話様】

ハリーさんの賑やかなツッコミにも元気で応戦出来る余裕が嬉しい。ガクちゃんが用意してくれていたソーメン、おしんこ美味い!そうそう、クリプトナイトさんが例年用意してくれているハリ天さんの好物のこれ!と言ってフローズンパイナップル。サンクスサンクス。コーラも1本飲み干した。


シカちゃん、ゆぅさん、かずさんが先着していてそれぞれ先に出て行った。彼らを追うぞ。


【後半戦に向けて再スタート】

ここからしっかり走れる足を残しておくことがOTKでは最重要ポイントの一つ。Garminのスタミナ表示を見ると46%残っている。先週はこの時点でもう24%くらいだった。数値を見てさらに元気出るというマジック。


【このGarminのスタミナ表示が予想以上に正確で面白い】

快晴で気温は予報通り高いのだろうけど、とにかく強めの風がなんと言っても心地良い。


【展望よろしハナド岩にもちゃんと立ち寄る】

大好きなコースをしっかり走っていると、久々「トレイル楽し〜い!」と叫びたくなる程だった。今回の一番の収穫はこれだったかもしれない。楽しいことは何事にも替え難いのだ。


【タイマー自撮りにも時間を割いて、、、と】

さて、ここから酉谷山〜長沢背稜としっかり走れる区間。残り半分と見ていい。流石にスタミナは減って来ているが走れる。3時スタートのかずさんをゲットした後、誰の姿も見ることが出来ない。いつもゲットされる付近は殺気を感じて振り返るが誰もいない、気のせいか、、、この繰り返し。彩の国100マイルを控えるためハーフの部のこみねっちが快調に走ってきて軽やかに姿を消した。

【一杯水〜長沢背稜間のゲッツ&被ゲッツの面々】

水松山分岐を進み、いよいよ長沢山へ。ここへ来て5時スタートのシバちゃんにゲットされ、しばらく行くと、あぁあやっぱり追いつかれたか、、、アカさんが嬉しそうに手を振って来た。ケッ。


【エイジ対決。それにしても2人とも嬉しそう。ヘロヘロのくせになっ】

続いてハーフのコチャさんも。昔から散々一緒に走って来ているし、ロゲの相棒だったのでやっぱり落ち着く。kojikenダウンか。ハーフの部のJ子さんの元気声にも追いついた(写真撮ってくれたが、ゲット写真忘れた😅)。



アカさんはなんと下り足が全くダメと。さらに上りで売り切れですと突如ストップ。芋ノ木ドッケを前にして再び60代ライバル・アカさんから先行することになった。
が、今年最長不倒時間になる8時間半を超えるあたりからがっくりと足に響いて来た。突如鉛を仕込まれたかのように進みが悪くなる。スタミナ表示は一気に20%を切ってきた。例年、芋ノ木ドッケまでの間で待ち構えてくれているクリプトナイトエイドがどれだけありがたいオアシスだったかと思い知らされる無言の長沢背稜。


【無言進行中に突如前方より「ハリ天さん」の声。強豪けんすけくん登場(トレ中)で元気注入させてもらった】

芋ノ木ドッケから急坂を下り、またまた速度は落ちているがしっかり走り大ダワから雲取山荘へ。元気水で思いっきり顔を洗い、水をたっぷり飲み干し、補給も。


【リフレッシュ!】

踏ん張ってコース最高峰雲取山の山頂へは2時半過ぎ到着。



スタミナ表示はもう売り切れのようだが、このままヘタレず走れれば、、、少しはまともなタイムで鴨沢へ到着出来そうだ。俄然やる気だけは回復。
昔、毎週火曜日は雲取の日などと称してバス停からのタイムトライアルをやっていた。最高記録はサブスリー。上り2時間、下り1時間が目安だった。七ツ石の最後の上りがあるにしても時間の計算が出来る場所だ。が、今の自分の山走力への信頼度が低くてどうしようもなく不安。

七ツ石の上りでは山頂直下で棒ノ峰エイドをしてくれていた見城語録さんとサワグチさんが熱烈声援を送ってくれてベリーサンクス。最後の力をいただいた。


おかげで、あっけなく七ツ石山山頂。



よし、あとは一気に下るだけ。足は残っている。Garminのスタミナ表示は例の1%(ほぼなしってやつ)だが、走れる走れる。
12時間台でゴール出来る。そう確信して電波が立ったところで妻に電話。ご機嫌でベラベラ喋っていたら長野から参戦のコジマくんが突如追いついてきて飛ぶように走り去って行った。


【ぎょえ〜。電話に夢中で気配に気づかず😅】

残り5kmくらい。気持ちを引き締め、しっかり走る。飛ぶようではないが確実に。
雑木の背丈がすっかり伸びて、フィニッシュ地点で見守ってくれているスタッフに合図が送れなくなってしまったのが残念。
一気に道路まで下り、少し歩いて息と足を整えみんなが迎えてくれている橋に向かう。



一昨年、去年とガタガタだっただけに、12時間台(39分)でも十分に戻って来た感じだ。練習も出来ていない、体重も爆増の状態でのせり上がり。しっかりと練習の成果を発揮出来たというのとは別次元の喜びが湧き上がった。捨てたもんじゃないぜ68歳ってとこだ。


【ご要望にお応えし、久々の手繋ぎゴール!】

今回強豪のアカさん、ビルダーさん、ハシモくんと4人の60代ランナーが走ったが、、、やったぁエイジ優勝。そして総合6位、OTK最高齢完走者の記録をまた1歳伸ばすことが出来たのだ。やれやれ。

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復活の狼煙か

2024年05月07日 | 日々奮戦


5月5日。世間一般では「こどもの日」と称されるこの日、楽しさを知ってしまった大人たちが子どもになって山中追いかけっこに興ずる日。
新しい人、久し振りの人、毎度の人、、、、。最高の天気に恵まれ今年も「OTK(青梅〜鴨沢)2024」が開催された。

さて、恒例のレポは少々後回しで、、、。

近年、ハセツネもこのOTKもハリ天の記録は低迷を続け、連続でワースト更新中だ。
今年も熱量低いまま、肉離れの影響で冬の練習量激減、体重もほぼMAX、試走もヘロヘロでかえって自信喪失ゲット。昨年よりさらに30分のアーリースタート申告(4時)したが、一杯水でリタイアも十分想定内としながらの参戦だった。
が、なんと久々の12時間台(39分)でフィニッシュ。この悪状況で記録が上向いた。復活の狼煙が上がったと言っていいのか。努力の結果ではなく、単純に「(良い方の)まさか」なのだけど、これぞ伸び代のエネルギーまだまだあるじゃん、ってことで喜んでいいのかな。ん、喜んでいるのだ。

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