池袋の小学校で担任をしていた頃の生徒が訪ねてきた。
なんとハリ天が通った鍼灸学校にこの度合格したとの報告だ。後輩になるというのだ。
懐かしい思い出話から、28歳になる彼が紆余曲折しつつ「鍼灸師」を目指そうと導かれて行った経緯まで。あっという間の3時間だった。
あの頃(3、4年生)が、今のボクの原点なんですと語る彼は、6年前に訪ねてきた時よりうんと大人になり、丁寧な言葉遣いの出来る思慮深い青年になっていた。自分が周囲の人に恵まれているという感謝の気持ちを常に持っていて、安心して話を聞くことが出来た。
「大丈夫!」
昔と同じように、いつものように、ハリ天は楽天的にそう言い放つと・・・
その言葉を聞きたかったって嬉しそうに笑ってくれた。
人生はあみだくじ。どこをどうたどってゴールを目指すのか。ほんの1本の横棒でガラリと変わるのが人生。
そんな「あみだくじ人生」を歩むハリ天が、彼のあみだくじにも、だいぶ横棒を引いてしまったんだなぁ。
頑張れよ~!