収穫の秋、学生時代に「収穫祭」なるものに参加した憶えがあります。ばかでかい鍋にいろんなものを突っ込んで作った闇鍋みたいなもの、うまかったなぁ
たき火を囲んで食べる、飲む、歌う、踊る、一晩中やってました。
それにしても、収穫を前に台風の被害を受けた生産者の心痛はいかばかりのものでしょうか、お見舞い申し上げます。
秋は、やっぱり食べ物が美味しいんですよね。
先日、ちょっとご紹介した「江戸小咄集」にこんな話が載っていました。
「芋好」
壱軒の女郎屋にて、女郎一四五人芋好きゆえ、毎日芋を買って喰ひ、とかく客の座敷で屁をひって成らず。客もあいそをつかしてだんだん少なくなれば、是では済まぬ事と、二階中の女郎へ芋を喰ふなと内所から伝いわたし、若ひ者は二階をおりおり廻り、客のある女郎の部屋の口口にて、「屁の用心さっしゃりませう」
昔からオナラと芋とは、切っても切れないものらしいですが
古典落語にも「芋俵」なんていう、オナラが落ちで出てくる噺もありました。
芋好きというとどうして男性より女性ということになるのでしょうか?
うまい芋は、女性でも男性でも好きだと思うんですがね、オナラはいただけませんけど。
ともかく、いやな台風もありますけど、秋はうまいものを食べて、うまいお酒を飲んで、夏やせを知らない私にとっては気を付けなければいけない季節ですが、
生産者の方々や、船上で頑張っていらっしゃる方々、全ての皆さんに感謝をして、一箸一箸楽しませていただきましょう。
さて、今日の一枚は、そんな話とは全く無関係なアルバムですが、悲哀に満ちたアルトを、秋の夜長に聴くのも一興ではないでしょうか、1977年11月、数日後の日本公演を前にソニー・クリスは拳銃で自らの命を絶ちました。自己から来る強烈な想いに押しつぶされたのでしょうか?
ソウルフルでありながら悲しさを感じさせる彼のアルトと、いろんな意味で同じような感覚のあるソニー・クラーク、ベスト・マッチだと思います。
GO MAN ! / SONNY CRISS
1956年2月24日録音
SONNY CRISS(as) SONNY CLARK(p) LERDY VINNEGAR(b) LAWRENCE MARABLE(ds)
1.SUMMERTIME
2.MEMORIES OF YOU
3.WAILIN' WITH JOE
4.HOW DEEP IS THE OCEAN
5.THE BLUES FOR ROSE
6.THE MAN I LOVE
7.UNTIL THE REAL THINGS COME ALONG
8.BLUE PRELUDE
9.AFTER YOU'VE GONE
10.COME RAIN OR COME SHINE
11.HOW HIGH THE MOON
12.IF I HAD YOU