JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

名より味

2005年09月02日 | m-o

今日は、金曜日だというのに自宅におります。
つい先ほど帰ってきたばかりですが、めずらしく仕事などをしてこの時間になってしまいました。
はて?金曜日に外で飲んでいないのは、どれくらいぶりでしょうか?
ということで、今、自宅で"フォア・ローゼス"を飲み始めたところです。

ローゼスと言えば、名前の由来がいろいろありますけど、どれが本当の由来なのでしょうか。

"フォア・ローゼス"は、ケンタッキーのポール・ジョーンズ親子が、作り出したバーボン・ウイスキーですが、その息子の方がかねてより恋いこがれていた女性に思いを打ち明け、結婚を申し込んだそうです。

「おらぁよ、おめえ様みてぇな、べっぴんさんには今まで一度もあったことねぇ、うんや、これからもけっしてあわねぇと思うだ。おねげぇだぁ結婚してくんろ」
「わがった、んだば今度のダンスパーテイのとき、胸に四輪の薔薇ばおっつけてきたら、結婚ばしてもいいって合図だぁ」

ダンスパーティー当日、ハラハラして待つジョーンズの前に現れた彼女の胸には、約束の薔薇が美しく輝いていたそうな。

晴れて式を挙げてから数年後、とびきりうまいウイスキーが出来上がりました。するとジョーンズは、この薔薇を酒の名前にしたのでありました。

なかなか、いい話ですけど、とある学者が文句を言い出しました。
「このウイスキーの名は、ローズ家の四人の娘にちなんでつけられたものである。」
すると今度は、別のローズ家から
「何を言う!その名は、我がローズ家に由来するものだ!」
たかだか一本のバーボンの名前で「ローズ家戦争」が、勃発したそうです。

まぁ、ジョーンズ親子もいない今、真相は全くわかりませんが、美味しい酒なら名前の由来なんてどうでもいいっちゃどうでもいい話なんですけどね。

戦後、バーボンが日本に入ってきた頃は、みなさんハイボールで頂いていたそうですけど、今日私は、ストレートで頂いております、べっぴんさんの胸に輝く薔薇を思いながら。

ちょっとお疲れ気味なので、元気が出るようなラテンっぽいのでいってみますか。

HERBIE MANN AT THE VILLAGE GATE
1961年12月録音
HERBIE MANN(fl) HAGOOD HARDY(vib) AHMAD ABDUL-MALIK(b) RAY MANTILLA(perc) CHIEF BEY(perc) RUDY COLLINS(ds)
1.COMIN' HOME BABY
2.SUMMERTIME
3.IT AIN'T NECESS ARILY SO