JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

登場!・・・させちゃったぁ

2008年07月10日 | m-o

どうも最近水曜日に飲みに行く傾向にありますねぇ、翌日の仕事に全く影響がないと言ったら嘘になります。だって、必ず深酒のすえグダグダになって帰ってくるパターンが続いてるんですから(笑)

昨晩もいつものバーでガブガブと飲み続け、ママと私ともう一人の常連のお客で
「なんか食べ行くぞう!」
って、たしか先週もこんな・・・・・・
でも、先週とは完璧に違う点が。何処のお店もすでに営業を終了しています。
「水曜日だから、休みのお店が多いのかな?」
って、違うから、時計を見なさい時計を
結局、小さな町中を一周して店に戻り、代行タクシーで帰ってまいりました。

え~ここでの出演をひたすらに拒んでいる噂のママ(ここだけで噂の)の写真をド~~~ンと・・・・

こりゃ怒られるかな?でもこの写真なら顔も写ってないし、シャレだと思って許してちょうだい。
ちなみに、ボーイッシュな美人ママでいらっしゃいますよ(ゴホ、ゴホ、ゴホ)

てなわけで、本日の私は思考能力ゼロ(えっ?それは普段からだろうって・・・笑)
先ほど帰宅してビールを一本飲んだら、恐ろしいほどの睡魔に襲われています。
さっさとアルバム紹介して寝よっと(手抜きかい!)

さて、今日の一枚は、ミンガスのベース・トリオです。
麻薬で金を使い果たしたハンプトン・ホーズ、宿泊していたワシントンのホテルに荷物を置いたまま逃げ出してしまいました。たどり着いたのはニューヨークはセントラル・パーク・ウエストのホテル・ルーム、ソニー・クラークの部屋でした。
「わりぃ、着る服もないし、金も50セントしか持ってねぇんよ。助けてちょ」
てなもんですね。
ちゃっかりクラークのところにもぐり込んだホーズは、ある日45丁目ボーッと立ってたんだそうで(何のために立っていたのかは知りませんけど)そこへミンガスがやってきて
「よっ、馬野郎、レコーディングの仕事があるから週末出てこいやぁ」
まっ、そんな言い方はしなかったでしょうが、レコーディングに誘ったのでありました。

そして、録音されたのがこのアルバムということになります。
町中でピアニストを拾ってくるっていうのも凄い話ですが、ハンプトン・ホーズを拾える当時のニューヨークっていったい何なんでしょう?(笑)

しかもこのレコーディングにはもう一つ裏話がありまして、
このレコーディングにホーズはソニー・クラークを連れて行きます。
まさに録音の真っ最中、ホーズは「ボクちゃんちょっとトイレ」と個室にしけ込み、お薬をちょっと・・・(まったくしょうもない)
なんと、その間にピアノの椅子に座ったのがソニー・クラークだったというのです。
ただし、クラークが実際にピアノを弾いたのは2つのコードだけだったそうで、3曲目「I CAN'T GET STARTED」のエンディング部分だというんですが、私にはよく分かりません。(笑)
みなさんもご自分の耳でお確かめ下さい。

ミンガスのアルバムの中ではあまり取り上げられない一枚かもしれません。
でも私はけっこう好きな一枚です。「SUMMERTIME」なんて、いかにもミンガスらしい一曲になっていると思いますよ。

MINGUS THREE / CHARLIE MINGUS
1957年7月9日録音
CHARLIE MINGUS(b) HAMPTON HAWES(p) DANNY RICHMOND(ds)

1.YESTERDAYS
2.BACK HOME BLUES
3.I CAN'T GET STARTED
4.HAMP'S NEW BLUES
5.SUMMERTIME
6.DIZZY MOODS
7.LAURA