JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

身から出た錆?

2008年05月28日 | g-i

「バブさん、○○ちゃんが言ってたんだけど、先週の土曜日、また飲み歩いてたんですって。しかも、女連れだったっていうじゃないですか」
「はぁ??????」

どうも夜中の1時ごろ、私が女性と二人で飲み屋街を歩いていたという、根も葉もないことを事務員達が「茶飲み話」で話していたのだそうで
先週の土曜日は飲みにも出てないし、まして女性一人を連れだっての飲み歩きなど、もう何年もした覚えもありませんから、
「そんな女性がいるんだったら、是非とも紹介して欲しいねぇ。何ていう女か調べて教えて欲しいよ。」

しかしまぁ、女性の「茶飲み話」にはほとほと感心させられますね。
江東区の殺害された女性についてやら、女子アナの自殺の真相、野球選手のドーピングといった話題から、何とかっていうお店が旨いだの不味いだの、はては私の素行まで、ともかくテレビのワイドショー顔負けの知識をお持ちのようで、何時何処からあれだけの情報を入手されるのか、御伝授願いたいほどです。
ただし、話の中身全てが確かなものかといえばそうとも思えず、ここに女性ならではのたくましき想像力が加味されて「いらぬ噂」たるものが生成されるのだろうとは容易に想像は出来ますけど。
まぁ、そんな噂が立つのも、私の日頃の悪行が原因、ある意味『身から出た錆』ともいえるわけで、厳に慎むべきは私なのかもしれませんね、反省反省。

「だれだぁ、俺が女と飲み歩いてたなんて言ったの?まったく、若い娘が夜中の1時に飲み屋街をウロウロしてるほうが危ねぇだろ、なんだったら今度は俺が二人っきりで連れてってやんから名乗り出ろ!」

さて、今日の一枚は、レッド・ガーランドです。
とりたててガーランドのお勧め盤とは思いませんが、表題曲「HALLELLOO-Y'-ALL」でガーランドのオルガンを聴けるといった点が、注目といえば注目でしょうか。
でも、聴いてみると「ガーランド君、やっぱり君はピアノを弾いているほうが良いと思うよ」って言いたくなるような、私はそんな気がします。

全体にちょっとおとなしめの曲が続きますので、酒のBGMには最適かもしれません。
ですから悪くは無いんですよ、ただこのメンバーだと過大に期待するところがあったりするわけで・・・・・
私としてはラストの「BACK SLIDIN'」が好きかなぁ。

HALLELLOO-Y'-ALL / RED GARLAND
1960年7月15日録音
RED GARLAND(p,org) SAM JONES(b) ART TAYLOR(ds)

1.REVELATION BLUES
2.I'LL NEVER BE FREE
3.EVERYTIME I FEEL THE SPIRIT
4.HALLELLOO-Y'-ALL
5.BACK SLIDIN'

追伸、
監督、俳優として活躍されたシドニー・ポラック氏が去る26日に亡くなられたそうで、73才だったそうですから、後期高齢者手前、もう少し長生きされてもよかったかもしれません。ご冥福をお祈りいたしましょう。

 ♪ Memories
     Light the corners of my mind
     Misty watercolor memories
     Of the way we were    ・・・・・・♪

シドニー・ポラックといえば、まずは映画『追憶』が、あのメロディーとともに頭に浮かびます。
バーブラ・ストライサンド、ロバート・レッドフォード、二人の引っ付いたり離れたりといった単なるラブ・ストーリーかと思って観た映画でしたが、そこには戦争、共産主義者狩(マッカーシズム)といった歴史的なバックボーンがきっちりあって「なかなか、なかなか」なんて偉そうに感心した覚えがあります。
「いずれまた追悼と称して『追憶』もテレビ放映されるかなぁ、そしたら観よう」
なんて、不謹慎なことをいっちゃぁいけませんよね。